萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

パーカッションのコンサートを見てきたよ

いままで何度か行ってる、オペラシティのB→C企画に行ってきました。今日は片岡綾乃さんのパーカッション

ものすごーく良かった。いままで見たB→Cで一番。

パーカッションということで西洋音楽的には最近の楽器だから(だよね?)、わりとB(バッハ)よりC(コンテンポラリ)寄りだったのもよかったのかも。

個々の感想は書きませんが、と思ったけどやっぱりちょっとだけ書くんだけど、ちなみにどの曲もハズレがなくて、えーと・・・。

H.ルオ:ソロ・パーカッショニストのための《サウンド・オブ・ハンド》(1998)

パーカッショニストはダンサーでもあるのだな、という逸品。

クラシックのコンサートには珍しく(詳しいわけじゃないから珍しくなかったらソーリー)、開始前に暗転が暗転する。で、出てきた片岡さん。マイムのようなことをやりだす。わりと下らなくて面白い。と、ハンドクラップ開始。いろんな手の叩き方をすることで、見事にさまざまな表情が。

5年前に見てたら「けっ!」とか言ってたと思うけど、いまはもう、こういうのも面白い。

S.S.スミス:マリンバ・ソロのための《時の流れが癒すがごとく》(1991、日本初演

パンフに書いてあったけど「静的に浮遊する音のつならり」という表現がバッチリあう。

P.ランスキー:アイドル・ファンシーズ ─ 小さなパーカッション・セットを伴ったソロ・マリンバのための6つの前奏曲(2008、日本初演

マリンバに、プラス、ウッドブロックやらカウベルやらが追加されとると。で、たまに、ウッドブロックやらも登場する。なんかかわいい曲だった。

A.ヴィニャオ:フルートとパーカッションのための《フォルマス・デル・ビエント(風のかたち)》(2008、日本初演

フルートとマリンバが寄り添いつつ離れつつ。ちょいミニマル感のある力強いフレーズを重ねてく感じ。「フルートとマリンバは、しばしばひとつの楽器のように一体となって透明な音色を奏で」てました。

野田暉行:フルートと打楽器のための《エクローグ》(1970)

この曲はマリンバではなく、いろんな小物たちが登場。ボンゴとかシンバルとか、マラカスとかゴングとか。

なんつーか、16分音符をずっと叩いてても、カッコ良い人がやるとカッコ良いんだよねえ。

J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012

実は今回唯一のB(バッハ)。

が、しかし、この選曲がまた良い。ほんとすばらしい。

ミニマルとは違う意味で気持ち良くて恍惚となる感じ。

この曲はチェロ版とホルン版を聞いた覚えあるけど、マリンバも良いなあ。つーかこれ、CDになってないかなー。

(検索中)

見つからず。

J.ケージ:イン・ア・ランドスケイプ(ある風景の中で)(1948)

で、最後はケージ。バッハ→ケージみたいな流れも素敵。どちらも優しい曲だしね。

この曲は、最後のppなところがすごい良かったなあ。

ギャレス・ファー:《ケンバング・スリング》より 第3楽章「南インド

アンコールの曲。

面白かった。

なんか眠くなってきたのでこんな感想になってしまっております。

が、しかし

ちょっと「なんだかな」と思った点もあり。それは客席に関してなんだが。

みんな、もっとクシャミとか我慢しようぜ!

あとあんだけアナウンスのお姉さんが「携帯の電源切れよこんにゃろ」って言ってたんだから切ろうぜ!

以上です。