萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近読んだ本

山口仲美/犬は「びよ」と鳴いていた―日本語は擬音語・擬態語が面白い (光文社新書)

ことかじでも紹介したけど、なかなか面白い本。いろんな犬が「びよ」って鳴いてた話も面白いけど、猿の鳴き声の変遷も面白かった。人との関わり合いに応じて、鳴き声が変わるという話。

あと、留学生が医者から「しくしく痛むの?きりきり痛むの?」と言われて、全然意味がわからなくて困った話とか。というのも、僕もこういうの苦手だから。「しくしくと言われましても」という気分になる。

鎌倉とか室町のころ、「しっとり」が「しっとら」だったりしたらしい。なんか面白いね。

飛田良文/明治生まれの日本語 (知の蔵書21)

タイトルに期待して買ったけど、いまいち。

本文に、「明治、大正生まれの方は」とか書いてあって、そもそも僕は読者対象じゃなかったかもという感じ。

加藤徹/貝と羊の中国人 (新潮新書)

まあまあ面白かったですかね。商人の語源が、殷(つまり商)から来てるというのは、へえと思った。

人口から見た中国史なんかもあります。