萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

女子中高生にオススメしたい勉強が楽しくなる本5冊(国数英社理)

そんなわけでダブルワークの面接に向けて今年読んだ本をいろいろ調べてた。そんな中でお勉強が楽しくなるかもな本を、主要5教科でそれぞれ1冊選んでみたから、よかったら参考にしてね。

国語

日本語の歴史 (岩波新書)

日本語の歴史 (岩波新書)

しょっぱなからこう言うのも何だけど今年はあんまり国語っぽい本を読んでないなあ。この本も、気に入らないところあるし。『ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書)』を読んだのは去年だったし。

さておき、明治期に物書きの人たちが言文一致をさせようとして、語り手がどの立場で話してるようにするか(つまりたとえば、地の文で敬語を使うのか使わないのか、など)、すごく模索してたのは面白かった。


数学

生き抜くための数学入門 (よりみちパン!セ)

生き抜くための数学入門 (よりみちパン!セ)

この本は本当にオススメで、数学好きの友達もこないだの数学のオススメ本の記事を読んで、新井紀子は外せない的なこと言ってた(あとは大栗博司と小島寛之)。

いまはもうゆとり世代じゃないわけだけど、ゆとり教育へのあてこすりでよく言われた「円周率が3とか爆笑爆笑」みたいなのに対して、「とか言ってるてことはあんた円周率が約3てことくらい証明できんだよね?あと、3じゃなくて3.14ならいいの?3.1415926535じゃなくていいの?そんなことより円周率は超越数だけど逆に3.14で止める根拠は?」みたいなケンカを売ってる(気がする)の楽しい。

読みやすいのに、中学生でもわかるように書かれてる(ような気がする)のに、わりと難し目の数学の話題も出てくるの楽しい。理解はできなくても「そういうのあるのか!」とか思うだけでも楽しい。かも。無限にも種類があるとかね。


英語

英語は多読が一番! (ちくまプリマー新書)

英語は多読が一番! (ちくまプリマー新書)

韓国に行ったりアラビア語圏に行ったりすると、あまりにもわかんない文字や言葉が身の回りに渦巻いてるんで、英語圏に行くと知ってる言葉ばかりで驚くらしい。韓国もアラビア語圏も行ったことないけど想像だけど。

まあ強引につなげると、つまるところまわりにたくさんあって親しんでれば多少なりともわかるようになるし、じゃあ積極的に親しむ方法あったらいいよねというか、楽しく親しむ方法あればいいんじゃん?的な。

この本に載ってるやり方で、多読まではできてないけど、"There's a Boy in the Girls' Bathroom"とか読んでみたら「この読み方はスラスラ読めて楽しい!」と思ったし、いまは"Wonder"を図書館で借りてる。


社会

日本の歴史は天皇の歴史である。とかは思わないんだけど、たしかに古代の女帝たちが近代的な悩みとも近いことを考えてそうなところ、面白かった。女性天皇は中継ぎだけじゃねえんだよ?みたいな。

歴史を知るために読むというよりは、珍しく古代でもその生き様が残っている、女帝という「働く女性たちの視点」を通して世の中を見るって意味では、社会科的なモノの考え方が強くなりそう。


理科

動けないんじゃなくて動かないってのがポイントなんだと思う。生物にはいろんな強さがあってそのいろんな強さを組み合わせながら生きてるんだなあと。

生物とか、あと地理とかも、どうしても暗記モノのように捉えてしまうけど、「は?なんで?」と思う視点を持てるようになると理解が深まるんではなかろうか。全部についてやるのは無理だと思うけど。

たとえば、草から樹に進化したんじゃなくて、樹から草になったとか、「は?なんで?」って思わない?