萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

エッシャー展とかダリ展とかの話

なんかエッシャー展とダリ展が開催されているという噂だったので、朝からお出かけ。

まずは杉並区の図書館に行き、借りていたCDを返却。30日まで営業(?)しているのはなかなかすごい。が、杉並区の図書館は渋谷区の図書館よりも回転が悪くて、なかなか予約しているものが回ってこない(ような気がする)のが難点。CDは2枚まで借りられるのだけど、予約も2枚までしかできず、かつ、予約状況がバッチ処理でしか反映されないので、サイトで予約が入っていないことを確認して借りても、その前に誰かが借りてると、ものすごく待たされることになったりするわけ。渋谷区の方は、3枚まで借りれる一方6枚まで予約できて、かつ、リアルタイムに予約状況が更新されるので、3枚はちょっと待つのを予約しつつ、残り3枚はすぐに借りられそうなものを借りる、的な戦略も使えるわけですよ。

って、エッシャーともダリとも関係ないことをアツく語っても仕方ないんだけど。

さて、そんなわけで、図書館を後にして渋谷へ。展覧会は10時からなので、10時ちょい前に着くように行けば楽勝かと思いきや、すでに40人ほどの列が。一瞬焦ったけど、40人ぐらいならさほどすごい人数でもなかったらしく、10分も待たない感じで入場できた。会場の中でも、そんなに混んでいるという印象は受けなかった。

肝心の中身の方は、これがもう、非常に面白かった。錯視な絵も面白かったのだけど、そっちはまあ、見たことある絵も多いので、そこまで感動はしなかった。が、エッシャーが錯視という表現に至るまでの歩みが面白かった。たとえば、タイルみたいに鳥と魚が敷き詰められているような絵があったりするけど、それはイスラム絵画の影響を受けているのだとか。なるほど。イスラム教では偶像崇拝が禁止されているので、いわゆる普通の絵画はあまり発展しなかった(できなかった)代わりに、文様系のアート(アラベスクって言うんだっけ)が発展したとか、そんな話を聞いたことがある(ような気がする)。それから、エッシャーの絵をインタラクティブに操作できるコーナーがあって、3次元な絵を、画面を指でなぞることでグリグリ動かせたり、タイル状に敷き詰められた絵をびよよーんと遊べたり。なんかうまく伝えられないけれど、気持ち良いんだか気持ち悪いんだかよくわからない感じが、とても楽しかった。それからそれから、エッシャーのことを昔の少年マガジンで紹介していた記事が展示されていて、エッシャーの絵の面白さをなんとか小学生に伝えようとしている文章が、ものすごく良かった。

http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/06_escher/works.html

に、今回の展覧会の紹介があるみたい。あと、きっとエッシャーで検索すればたくさん出てくることでしょう。

渋谷のBunkamuraを出たあとは、なんとなく対面にある日高屋で安いラーメンを食ってから、山手線で渋谷の反対、上野へと向かう。ダリ展を見に。で、上野の森美術館に着いてみたら、あらびっくり、ものすごい行列が。看板を持ってるお兄さんが「ただいま45分待ちです!」って叫んでる。どうしようか迷ったけど、妻と相談して、やっぱり今日見ておくことに(あ、書き忘れたけど、妻と見に行ったのです)。待ってる間は適当にiPodを聴きながら過ごし、アルバムを1枚聴き終わったころに、いざ、中へ。そしたらあなた。中は、ものすごい人、人、人。なんだろう、ラッシュアワーって感じ?あまりに沢山の人が絵をのぞき込んでるんで、ちょっと引いて見ると、異様な光景だった。まあ、自分のその異様さの構成要素ではあるのだけど。で、混んでるせいで列の進みが遅く、かつ、あまり近くで絵を見ることができず、正直、期待していたほどは面白くなかった。たぶん、ダリの画集とか持ってるんで、見たことある絵が多かったせいだな、きっと。もっと近くで見たりできれば、生を見ることでまた違った感想が持てたと思うんだけどね。あと、なんかいちいち、アリは生命と死の象徴だとか、曲がった時計は相対性理論を意識してとか、そういう説明も、個人的には不要だったかなあ。ただ、油絵なのに透明感がある絵というのが、素人的には「すげー」って感じだった。

そんなわけで、ものすごい悪かったわけではなく、面白いは面白いんだけど、もう少し、何かがほしかったって感じかな。

あ、そうそう、あの有名な「アンダルシアの犬」の上映をやっていたのだけど、怖いの苦手なのでものすごい迷った挙句、結局パスしてしまった。もうちょっと若かったら見てたと思うんだけどね。

美術館の出口にはチュッパチャップスの販売機があり、なぜかってーとチュッパチャップスのロゴをデザインしたのはダリだからなのだけど、その自販機でチュッパチャップスを購入して頂きながら会場を後に。

で。

折角上野まで来たしということで、久しぶりに秋葉原へ。そして、念願のHappy Hacking Keyboard Professional 2の墨、それも無刻印版を購入。「無刻印?」という人のために画像を貼っておくと、

という感じで、キートップに何も書いてないわけなのです。まあぶっちゃけ、オタクが自己満足してるだけですわ。でもね、そうは言ってもね、キートップに何も書いてないと手元を見る意味がほとんどないわけで、タッチタイピングのスピードが上がるのは確か。それから、Professionalを使うのは初めてなのだけど、やっぱりLiteとは全然違う。ここまでキーを打つときの心地良さが違うとは予想していなかった、って感じ。25,000円と、かなり頑張らないと買えない値段ではあるけれど、買って良かったと思うよ(つーかそう思いたい)。

あと、僕はいままでLinuxでUSBを使ったことがなかったので、ちゃんと設定できるか少し不安だったんだけど、Gentoo Linux USBガイドを見ながら設定したら、すぐにキーボードを認識して使えるようになった。こんなに簡単だとはっ。ドキュメント書いた人と翻訳した人に感謝。

以上、そんな感じの年の瀬なんですが、ここで全然違う話をすると、この日記書いてる途中でFirefoxが落ちてしまい、でもちゃんと書きながらCtrl+Cでコピーしてたもんねーと思ってメモ帳を立ち上げてペーストしたところ(あ、ちなみにさっきはLinuxを起動してたけど、いまはWindowsを起動して日記書いてるのです)、コピーしてた内容がペーストされてくれない。あまつさえ、メモ帳まで飛んでしまう。なんてこと!仕方ないので、もう一回書き直しました。gvimで。参ったよ。今度は飛びませんように。