萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

リルラ リルハとY宮ナイト

今日若い子と話す機会があったので、「あのさー、木村カエラリルラ リルハのさー、『私のお守り、お花曲がれ♪』ってどういう意味なの?」って聞いたところ爆笑されてしまい、「『お花曲がれ』じゃなくて、『お花マーガレット』だよ」と言われました。なーるほど。長い間の謎が解けた。でも、年を取るってこういう謎が増えていくことかもしれませんね。

さておき、「Y宮ナイト」に行ってきました。こう書くとナニですが、予想してたより全然面白くて、大変良い時間を過ごさせてもらった。ただ、4時間ぐらいしか寝ずに行ったので、ちょっと最初の方、寝てしまった。というのも、心地よい弾き語りだったので。なので、一番手の大柴広己さんについては「ギターうめー」、二番手の藤井万利子さんについては「ちょっと訛ってるMCが面白れー、かつパーカッションが気持ちえー」ぐらいしか感想がありません。失礼な話です。

三番手はY宮ナイト的にメインだと思われるValery Goreさん。ピアノの弾き語りなのだけど、リズムの取り方が面白い曲が何曲かあり、結構楽しめた。つーか僕、よく「リズムの取り方が面白い」という感想を書いている気がする。まあ良いけど。で、Valeryさん、MCで「みんな静かに聴いてるからちょっと怖いよ。緊張しちゃうわ」的なことを言っていたのだが(たぶん)、じゃあどうやって聴けって言うんだろう。騒げば良いのかなあ。日本人は静かに聴くと言われることが多いようなのだけど、外国の方々はどうやって聴くのだろう。知らんので謎だ。

四番手。ピアノとコントラバスを従えた宮武希さん。うまく表現できないが、なんか民謡とJazzを足して2で割ったような、そしておつりがついてくるような、そんな不思議なやわらかさが素敵だった。あまりこういう表現をしたくないのだけど、癒されるっつーんですか?そんな感じですよ。でも僕、誰かの歌聴いて(ポジティブな意味で)こういう風に感じたの初めてなんで、なんか嬉しいです。リンク先で「丸木舟」っつー曲が聴けるので聴いてみるとよろし。

トリ。ライブでは自己紹介を忘れてしまっていたようなのだけど、福原まりさん。福原さんはピアノ。その他の編成は、エレキベース、ボーカル、ヴァイオリン。で、まずこのボーカルが、少し引っ込んだ位置に立っていて、ボーカルというよりコーラスというか、楽器としての声、というような位置づけ。これは面白い。英語で歌ったり、ドイツ語(たぶん。違うかも)で歌ったり。あとヴァイオリンの人のまつ毛が長くて、女子のまつ毛が長いとやられる確率が高い僕としては参った。とかそういうヨタはどうでも良くて、編成のせいもあってか、奏でられる音楽の肌触りがベルギーのプログレバンド、ユニヴェル・ゼロと似ていて、クラクラ来た。まあこの例えで伝わるとは思わないけれど。あとヴァイオリンが重音(一度に複数の弦を鳴らすこと。ダブルストップ)を多用してて、次にまぼろちの曲書くときは重音使おうと思っている僕としては、とても参考になった。というか、本当は今日と明日で曲書くつもりだったんだけど、よく考えたら月曜の深夜2時から仕事をしなくてはならず、今日と明日かけて生活時間をズラさねばならないのだった。なので曲、書けないかも。しりあがりさんに「早く歌詞書いてください!」とか言っておいてこのざま。いかんなあ。

なんか脱線しましたね。

とにかく、とても良いライブでした。Valeryさんは明日も見れるみたいなので、明日ヒマな人は赤坂グラフィティに行ったりすると良いと思います。

追記。

そういえば宮武希さんが「スワヒリ語の歌を歌います。スワヒリ語わかる人いないことを祈ります」的なことを言って歌ったのだけど、ひとことだけスワヒリ語が聞き取れてなんだか嬉しかった。聞き取れたのは「nakupenda」=「私はあなたを愛している」って単語。単語ひとつなのに主語があったり現在形だったりするのがスワヒリ語の面白いところ。また勉強しようかなあ。まあ、他にやらなきゃいけない勉強はもっとあるんですが。