萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

MCRという劇団の「貧乏が顔に出る」という芝居を観たが死ぬほど素晴らしかった

詳細は劇団のページで。

そんで。

いままでMCRは何度か観てて、もちろん好きだから何度も観てるわけなのだけど、基本的には「面白い」から観ているわけで、それはどちらかというと「笑える」みたいな感じで、まあ要するに「長いコント」みたいなつもりで観てたんだけど、今回の芝居は次元が違った。驚いた。素晴らしかった。優子たんが出てないのを忘れるくらい(ちなみに女子とMCRの芝居を観に行って高橋さんすなわち優子たんがかわいいという話をしたら「ハギー、A系?」とか言われた。もひとつちなみにリンク先の写真はイマイチだな)。

まあ、ものすごい自分が面白いと思ったものというのは、結局のところそれが自分のツボであったり、いまの自分が置かれた状況と何かしら関わるということであるわけで、誰もが観て素晴しいのかどうかはわからないけれど、それでも今回のこれは、ほんと、みんなに観てほしいと思った。明日のチケットは完売みたいだし、日曜までしか芝居やらないみたいだから、勧めるのは実際問題無理なんだけど。

いつものMCRと同様、小気味良い(という表現は死ぬほど恥ずかしいですね)セリフが飛びかって、くだらなかったり笑えたりが随所にあるのだけど、物語のキーになってる(と僕が思った)、「ある登場人物がお地蔵さんに自分の大事な話を聞かせると、その話の記憶と引き替えにお金をくれる」という部分が、笑いのある物語の中に急に影を落として、なんというか、笑う→泣きそうになる→笑う→泣きそうになる、のジェットコースターというか。そんでその振り幅が異常に大きいというか。

いままでのMCRの芝居も、そういえば深刻そうな話が出てくることはあって、でもそれはあくまでも味付けだったような気がしたんだけど、今回のは、なんだか違った。ほんと、すごかった。

予定が空いてたらもう一度観に行きたいんだけどな。

つーか小説なり映画なり、見返せるメディアで再度出さんかな。