萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

フランス・ギャル

妻の依頼でフランス・ギャルなる人のベスト盤CDを借りてきた。ヘンな名前、と思ったらやっぱり芸名だった。そりゃあ、まあ、そうだよね。「夢見るシャンソン人形」って曲が入ってるやつを借りてくるようにとの話だったのだけど、聴いてみたら知ってる曲だった。ああ、あの、と。フレンチ・ポップも良いねえ。

で、このフランス・ギャルさんが歌う「夢見るシャンソン人形」だけど、こんな邦題なわりにそんな夢見る内容ではなくて、

みんな大好きWikipediaの「夢見るシャンソン人形」のページによると、

ゲンスブールが「音」と「ヌカ」のフランス語音韻を引掛けて揶揄、皮肉めいた内容の詩作を行ったものであることが歌詩の内容(恋愛も知らないアイドル歌手が恋愛の歌を唄う)からも判断できる。

だそうです。あと「アニーとボンボン」って曲もあるのだけど、ライナーノーツによると、

"アニーはニッキ入りのアメン棒が大好き"と歌われるこの作品は、表面的には大好きなキャンディーをなめて喜んでいる女の子という、他愛もない歌に聞こえる。(中略)棒付きのボンボンをおいしそうになめている女の子の様子を天真爛漫に歌うギャルの歌から、大人の男たちは別のコトを想像してニヤニヤとしていたのである。

とのことで、かなりセクハラめいているようです。しかもギャルさん本人は、当時意味わからずに歌ってたらしく、

その時はそんな意味があるなんて、分からなかったけど、後になって知ってから、すごくショックだったわ。

とのことです。おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」とか「およしになってねTEACHER」とか、こういうのを若い娘に歌わせて喜んでるなんて秋元は変態に違いないと思っていたのだけど、1966年のフランスにも、おニャン子的なものがあったわけですね(順番逆だけど)。

詳しくは、こことかを参考にしてください。

でも、やや唐突だけど、フレンチ・ポップクレモンティーヌの「ジェレミー」だよね、と思う僕。でもこの曲作ってるのは日本人の戸田誠司さんなわけで。戸田さんスゴイね。ちなみにクレモンティーヌのこと調べてたら、クレモンティーヌというのは「小さなおみかん」という意味だと、いろいろなところに書いてあった。なんで「みかん」じゃなくて「おみかん」なんだ?それとも「小さ・なお・みかん」と読むの?いやそれじゃ意味わかんないし。でもなんで「みかん」に「お」ってつけるんだろう。上流階級?謎だ。

と思ってGoogleで「おみかん」を検索したら、結構使ってる人いたよ。上流階級なわけじゃなかった。www.omikan.comとかもあったし。冬だし、みんな、こたつでみかんでも食べましょうね。僕のうちには、こたつないけど。

じゃあまた!

追記。

フランス・ギャルについてその後も調べてたら、「イエイエアイドル」なる言葉が何回も出てくるんだけど、みんな当然のように使ってて、その意味がよくわからない。腰が低いアイドルのこと?いやあ、違うよねえ。

誰か意味教えてください。

追記の追記。

なんかクレモンティーヌフレンチ・ポップだと言うことは、フレンチ・ポップファン的にはナシらしい。たとえば、はてなフレンチ・ポップの項目には、

なお、クレモンティーヌフレンチ・ポップと思っている人も多いが、あれは日本産のエセ・フレンチ・ポップである。

って書いてある。なんか怖いなあ。プログレファンでいうところの「80年代クリムゾンはアメリカ人が入ったからプログレじゃねえ」的なニュアンスでしょうか。いいと思うけどなあ、クレモンティーヌ。ま、ジェレミーしか聴いたことないけどな!

あ、フレンチ・ポップの項目にイエイエの説明も書いてあった。良かった良かった。