萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

いじめについて

せっかくなのでもうひとつ。

僕はわりに学生時代いじめられた方で(ってなんかカミングアウトみたいだなあ)、小中学生のときはシカトされたり昼ごはんをひとりで淋しく食べたり、かつそのひとりご飯を見た他のクラスの先生が「なんだ萩原、ひとりでメシ食ってんのか、淋しいな」とか言ってきて心の中で「いやホント淋しいよ」とかツッコミ入れたりすることもあり、なかなか大変だった。小学校低学年のころは体も小さかったけれどその後適当にガタイは良くなったので、暴力的なことは、されたことないけれど。まあ、適当に悲しかったし辛かったが、塾に通っててそちらはそちらで別空間だったので、そこが逃げ場になれたのは良かったかなあ。だからいまの子たちも、逃げ場作っとくと良いと思うんだよねえ。

さらにカミングアウトすると、小学生のころ2回もウンコをもらしたことがあり、1度目は小1なのでまあアレだけど2度目はなんと小4だったので自分的にもどうかと思うのだが、不思議といじめられてたとき、いじめっ子がそのことに触れることはなく、いじめられつつも「ああ、そこは言っちゃいけないラインがあるんだ」とか思ってたりした。ので、やっぱり、いじめる側にも品格が必要ということでしょうか。いじめる側だけが悪いわけじゃない的な意見もあるようなのだけど、いじめる側は悪いに決まってて、僕も別にいじめられてただけではなく、たまには加害者になることもあったので、いじめてた時は悪い人間で、いじめられてたときはかわいそうな人間だったのだと思う。いじめちゃダメだが、最悪、いじめるしかないときは、節度を持って臨みましょう。相手が逃げる場所を作って置くってことですね。

高校に入ったら、進学校だったので、勉強してればあとは何やっても大丈夫な空気があり、そういう空気のせいもあったのか、いじめ的なことはなかったと思う。なかったと思うのだけど、卒業して数年たって当時の同級生が僕のサイトを発見してメールをくれたとき、そのメールに「あのころは自分たちはやっぱり若かった。いま思うと萩原は大人だったと思うよ」とか書いてあり、「え?なんかオレいじめられてた?」とか思ったりした。ま、ほんとは少し気が付いてたけどね。

なんか書いてて少し切なくなって来たけれど、どうも僕は他人との距離感のつかみかたがヘタなようで、そのあたりが相手をイラつかせることもあるようであるので、日々精進して参りたいと思います。大学辞めて編集者になって編集者辞めて会社作ったあと高校のときの同級生に会ったところ「相変らず萩原はマイペースだな」とか言われ、特にマイペースなつもりではない僕はびっくりしたのだけど、「マイペース」というのは、「距離感のつかみかたがヘタ」というのを大人語にした言葉なのだと思う。というわけで、僕の知り合いの人たちは、僕の距離感の取り方がヘンだったら「ヘンだよ」と言ってください。でも「ウンコたれ」とか言うの禁止ね。本当にヘコむので。高校に入学したときは、佐賀県からその年ラ・サールに入学したのが僕ひとりだったから、「ああ、もう誰も僕のウンコのこと知らない」と喜んだものだ。

そうそう、そういえば、中学のときいじめられてることをうっかり親に話してしまったところ、親が担任のところに乗り込む騒ぎになってしまい参った。思春期の青臭いガキに取って親を逃げ場にすることは即「負け」だったりするので、なかなかイタかったです。なのでいま渦中な人は、負けと思わないようにするか、やっぱり他に逃げ場確保するか。まあ、リスクヘッジという意味で、いろいろ逃げ場を確保しとくと良いと思うんだけどね。と、そういう態度が「あいつはコウモリ的だ」みたいなことになり、余計にいじめられたりするかもしれないので、最善かどうかは知らんがね。

今日はTubular Bellsのことだけ書いて寝ようと思ったが、なんかいろいろ書いてしまったよ。