萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

『UNIX USER 2004/10』

HOT! HOT! HOT!:Reiser4のファイルセマンティックス

あまりファイリシステムに詳しくないのでReiser4のファイルセマンティックスの何がどうスゴイのかいまいちよくわからないのだけど、でも、なんか楽しそうで良いね。個人的には、同じディレクトリにファイル数が増えそうなときはReiserFSでそうじゃないときはext3という、至ってシンプルな選択しかしてない。あでも、xfs_freezeでマウントしたままスナップショット取れることを知ってから、XFSも多少試し中。たとえば以前ちょっと試してた、DRBD+LVM+XFSだと、

# xfs_freeze -f /mnt/drbd
# lvcreate --snapshot --size 500M --name snap00 /dev/vg/lv00
# xfs_freeze -u /mnt/drbd
# mount -o nouuid,ro /dev/vg/snap00 /mnt/tmp/

みたいな感じ。最後のmountコマンドのオプション大事。Reiser4に関係ないけど。

ネットワークトラブル119番:Part 1 原因不明なトラブルの解決テクニック

出だしの原稿でこの特集を読む気が半分失せたわけだけど、それは何故かというと以下のような文章だったから。

「インターネットが使えないんだけど・・・」というセリフは、ネットワーク管理者であれば、一度は耳にしたことがあるはずだ。ここで困るのは、たいてい「使えない」とか「壊れた」などとしかいってくれないこと。「もっと具体的に教えてほしいのに・・・」と思いつつも、あまり詳しくないユーザーに聞いてもらちがあかず、嘆いた経験がある人も多いだろうい。そんなネットワークのトラブルをスムーズに解決する方法を考えていこう。

「もっと具体的に教えてほしい」と思ったんなら、聞けばいいじゃん。聞きもしないで「素人に聞いても時間の無駄」的に切り捨てるから、向こうからも「キモいヲタと会話しても無駄」的に切り捨てられんじゃん。確かにネットワークは目に見えない部分が多いから難しいかもしれないけど、それでもユーザーにちゃんと説明しようよ。ping覚える前に、社内の人とちゃんと会話することを覚えた方が良いと思う。

とか、技術雑誌の技術的な特集に、キレても仕方ないけれど。単に、pingやらtracerouteやらの、ネタフリなんだろうから。でもなあ。ユーザーの言葉が、一番ヒントになると思うけどね。

ネットワークトラブル119番:Part 2 ポートスキャンによる問題とIDSの導入

初めてsnortを触ってからもう数年。『不正侵入検知[IDS]入門 ――Snort&Tripwireの基礎と実践』も買ったんだけど、どうもまだ、snortのウマみがつかめてません。ごめんなさい。そういえば以前、海の向こうの人らしき人が僕のネットワークにポートスキャンしてたんで僕もポートスキャンし返したらたくさんパケットがやってきて夜中にpingで会話してるような気分になりました。

ネットワークトラブル119番:Part 4 メールサーバで行うスパム対策

antibadmailかあ、ちょっと面白そう。メッセージ本文を解析するんじゃなくて、SMTPの会話の段階で判断するらしい。「ただいま、お母さんですよ。ドアを開けてちょうだい」「うそだーい、お母さんの足は白いもん!」みたいなヤギの話がありましたけど、あんな感じ?(例が悪いね)

Linuxで作るiTunesポッド

iPod等の、えーとシリコンオーディオプレーヤーと言えば良いのでしょうか、それ系のものには興味はあるのだけど、プログレ好きの制約として、組曲形式が多いわけ。つまり、曲と曲がつながってんのね。でさ、たとえばWindows Media Playerとか、iTunesとか、2曲連続して再生したときに、ちゃんと連続しないじゃない?そのへんiPodとかどうなのよと。でもわざわざそれについて調べるほどの興味はなかったので、iTunesで音楽が共有できるってこともこの記事読んで初めて知った。へー的な。

ま、正直それ以上の興味は持てなかったのだけど、Rendezvousについてわりに細かく説明が書いてあって良かった。Webで記事読むのも良いのだけど、本という形で読むことの利点は、あんまり興味がなかったけど実は面白いことに触れることができることですね。

PDFJによるPDF作成入門

僕は現時点でPDFを扱うことはないので、ざーっと流して読んだだけなのだけど、ほど良いボリュームで良い感じの記事でした。でも、PDFの出力って、TemplateToolkitでもできるんだよね?やったことないから、あんまり知らないけど。今後やることがあったら、たぶんまず最初に、この記事を読み直すことでしょう。

転ばぬ先の迷惑メール/ウイルス対策

ベイジアンフィルタを使ったbsfilterの話。僕が初めてbsfilterを知ったのは、以前Gentoo Weekly Newsletterを翻訳していたときのことで、そのときは検索していろいろ調べたものの「ベイジアンフィルタ?えーと、北京人のフィルタ?」みたいな感じで、随分とトンチンカンなことを思っていたものです。その後、なんとなく理解していたつもりだったのだけど、この記事の「ベイズ理論を用いた判別の原理」というコラムのおかげで、整理することができた。素敵。

ディストリビューション・オフィシャルFAQ:Red Hat

いつも思うけど、このRed Hatの人、なんか高飛車なのは何故だろう・・・。あ、今回はそうでもなかった。

新刊案内

Strutsみたいなフレームワーク、結局全体を俯瞰して理解することが必要なわけで、その意味では『Apache Strutsハンドブック (Technical Handbook Series)』って良さそうな気がしてきた。