萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

おっさんレンタル用画像の変遷

前の日記にも書いたけどおっさんレンタルを卒業しました。

特に最初の頃はやる気にも溢れてたので、商品画像であるところのプロフ画はいろいろ頑張って選びました。選んだつもりでした。

開設時






自分的なブランドイメージである自画像をメインで使ったけど、ブランドが浸透しているわけでもなく、意味がなかった。

あと、「俺のいろんな表情」も求められてはいなかった。

このときの源氏名は「タモリ倶楽部にも出たカウンセラーおっさん」。職務経歴書の話のときにも書いたが、訴求しないことを大きく書いてもしゃあないね。おっさんレンタル使いたい人にタモリ倶楽部は刺さらない(ことが多い)。

その後、画像はそのままだった(と思う)けど、源氏名を「就活から売り子までのカウンセラーおっさん」に変えた。たぶん2019/06/01。

7月のアタマらへん


コミケ需要を狙い源氏名を「コミケも手伝えるキャリアカウンセラーおっさん」へ。

ターゲットをわかりやすくするため、カウンセラーからキャリアカウンセラーに変えたこともあり、キャリアつまり仕事っぽい方がいいかなとプロフ画のトップを「ろくろ回し画像」に変更。昼休みにスマホをテーブルに置いて撮ったので見上げるアングルになった。

そしてこれが、怖いと大不評。

半月くらいで順番を変えた。黄色いパーカーのやつはまだ「優しい感じがする」とのことだったので。ただ、暗いから加工ぐらいしろと言われた。

ちなみに「大不評」や「言われた」はおっさんレンタルの運営にではなくクライアントさんにである。

10月のアタマらへん


一念発起というほどでもないが新しくアー写(違)を撮り直し、加工し、前のやつも加工。

そして他のおっさんも利用されているクライアントさんの「人には言えない話を相談する人が一番多いらしいですよ」という言葉に「そーかー」と素直にと言えばいいが考えなしに従ったので源氏名は「言えない話を聴くカウンセラーおっさん」に。変えたあとも「そういう話」は来ず、たとえばやはりキャリア相談などが来るのであった。

本当は「PDCAを回すぞ!」的に、月イチくらいで画像や源氏名を変更するはずができず。あと、Googleカレンダーに予定の空きを入れていたのもいつのまにかやらなくなってしまった。

ズボラなやつは死ねということなのでありましょうか。

合掌。

おっさんはレンタル期限を過ぎました

僕のファンであるあなたならすでにご承知の通り、僕のおっさんレンタルの活動は先日の年度末(または僕の誕生日)をもって終了しました。

いろんなことを体験していろいろまとめたいこともあるんで、久しぶりにガジェ通とかで原稿書かせてくれんかね。

とはいえ、ここのところの副業やテレワーク文脈で参考になる部分もあるかもなので少しだけ経験談を書いておきます。

書いておきますが、クライアントのことをバラすようなことは書かないので、覗き見趣味的なスタンスではたぶん刺さらないと思われる。

ペイした

これはたぶんとても大事な部分で、おっさんレンタルの看板を使って活動するには初期投資として年間13万円が必要で、それをちゃんと回収すること、回収しようとすることが、とても大事。

意外と僕は時間がなかった

平日の仕事終わりや休みの日に対応しようと思ってた。

が、僕にとっての「平日」「休みの日」が、クライアントにとっての「平日」「休みの日」とズレていた。

僕の仕事は水日が休み。つまり土曜は出勤日。そして水曜に副業の数学教師が入ることもある。

とすると、みなさん的に使いやすいだろう土曜が使えない。

多摩地域は東京であって東京ではない

これはひとつ前の話とも通じる部分。

仕事終わりに対応するとしても、絶対に遅刻しない前提だと新宿で20時という感じで、これではやはり時間的に遅いと思われることも多い。たとえば2時間話したかったら終わるの22時だもんね。交通費も、23区に住んでる他のおっさんよりかかるだろうし。

特に、ウリ(?)であった「コミケとかデザフェスの経験あるから売り子とか買い子できますよ」について、ビッグサイトまで行くのにかなり時間もお金もかかる。たとえば2019/08/09に買い子をしたときには、最寄駅を5:30発、運賃も片道700円くらいで、なんか申し訳ねえなと。

予想より56億7千万倍くらいからかいが多かった

詳しくは書かないが「ラブホで会いたい」「わたし毛深い人好きなんです」「マッサージしてほしい」などなど、最初からスルーしても良いんだろうけど、一応本当に困ってるかもしれないので依頼時のやりとりということでメールなどで会話は続き、「胸毛の写真送ってもらえませんか?」的な話になったところで「すみません、話が逸れてしまっているので、今回のご依頼についてはここでお話を終了させていただきます」などど。

最初こんなんばっかだったのでメンタル削れました。俺がモテなさそうなデブいおっさんだからあかんのでしょうなあ。

アドバイスを聞いてはいけない

というより、「人の『言うこと』を聞いてはいけない」、その代わり「人の『やること』をもとにこちらの行動を決めなくてはいけない」。わかってたけど忘れてたことがわかった。

この項目は唐突で他のと文脈も違うのでいつにも増して「何言っとん?」となってること請け合いです。

まとめ

まとめるつもりで書いてないので右往左往してる文章だけど、どっかでもう少しちゃんとまとめてみたいね。「1年間おっさんレンタルをやってみて考える副業が合う人合わない人」。とか。

一年で受けた依頼は約120件。成約したのは約40件。多いか少ないかは知りません。

最後に、おっさんレンタル用に使っていた画像を載せときます。

と思ったがそれは別記事にすっかな。

47歳になりました

年度末が誕生日なもんで、特に小学生のころは「おたんじょうびかい」をしてもらうことがほとんどなく、なんとなれば春休みは学年が変わる前の休みでありクラス替えを控えていることから「おたんじょうびかい」で関係性をキープしておく必要がないからだと思われますが、まあそんなわけで微妙に自意識を拗らせるわけです。なんてことを50歳近くにもなって書くなよな。

だもんで、ここのところ何年かは自分から「なんかくれ」と言うようにしており、そうすると反応してくれる人もいてありがたい。

47って素数だけど他になんの特徴もねえなあと思ってたけど、都道府県の数だし、忠臣蔵だし、いろは文字数だし、アメフトだし、淡路廃帝だし、いろいろでした。

もはやこれからの人生がどうなるかわからないというか謎すぎるけど、これを読んだあなたは相手するのが義務となりましたので観念してください。

都道府県と言えばずっと一緒だった(たぶん)佐賀と長崎はなんで廃藩置県で分かれたのでしょう。江藤新平のせいかな?

子供の頃によく行った神野公園には江藤新平銅像があり子供心に「だれこれ?」と思ってた。

写真はこちらよりお借りしたというかパチりました。

江藤新平より6歳も長生きなんだな俺。

誤植五個(5回言うと早口言葉になるかもしれない)

元編集者と言っても編集者だったのは25年くらい前なんですが、三つ子の魂なんちゃらというか、はじめてのお仕事が人生に与える影響が強いのか、わりとよく誤植を見付けます。他の人も見付けてるけど言わないだけかも知れませんが、徒然草第十九段的にも「もの言わぬは腹ふくるるわざなり」だと思うので、「間違ってますよー」と言うことが多いです(黙ってられないで言っちゃうから、「IT業界にいたころはそれでも良かったかもしれないけど、雇われて働くということはまた違うんだよ」と言われるのかもしれませんが)。

少し前だと、帝国データバンクの資料に「Netfrix」と書いてあったので「Netflixですよー」と連絡したら、

さて、このたびは萩原様より的確なご指摘をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。
ご指摘いただきました通り、正しくは「Netflix」でございました。
誤りにつきまして深くお詫び申し上げますとともに、謹んで訂正をさせていただきます。

というメールが来ました。改めて読むと、えらい丁寧なのでなんだか笑ってしまいました(というか勝手にメール貼り付けると怒られそうだけど)。

で、なぜか昨日今日と立て続けに誤植を発見しまして、いつもは問い合わせフォームとかで連絡するところを、Twitterで書いてみました。反応してくれる人いるかなあ。

JBpressの、1ページに1個ずつ「企業」の間違いを、それも違う風に入れるのエモいなと思ってましたが、いまこれ書きながらよく見たら、キャリアハックの記事、指摘したちょい前の部分にも「『旅の会社』とするで」とあって、これはたぶん「『旅の会社』とすることで」の誤植だと思うので、こっちのがよほどエモかったという話でした。

ところで「誤植」ってのはもともと間違った活字を植字してしまうことなので、もはや現代の印刷物に使うのは違う気もするし、ましてやWebサイトに使うのも意味不明なんだけど、より適した言葉ってあるんですかね。Gentoo Linuxのドキュメント翻訳やってたころはtypoと呼んでたけど、あんま通じそうにないね。

寓話のような人生

昨日は本当に眠れませんでした。

いつもつま先が冷たく、少し前から寝るときは靴下を履くようにしていましたが、最近はユニクロヒートテックの靴下と、これまたユニクロの超極暖のヒートテックタイツを着用して寝るようにしていました。

実は「風呂から上がって3秒で湯冷め」みたいな感じで、風呂上がりが一番しんどいのですが、それでも羽毛布団にくるまっていると、つま先の冷たさ(というかむしろ熱感とか痛みとか)は治ります。逆に滝のような汗をかいたりするのですがさておき、昨日はその体勢になっても全然足のしんどざが抜けません。

いろいろやってみた結果、上記のあたためグッズ2点を脱いだら眠れました。

良かれと思ってやったことが逆に足枷となる話は、徒然草第十七段にもあるとおりですが、徒然草は寓話集ではないし、そもそも十七段というのも適当に書きました。

ちなみに十七段はこんな感じのようです。

山寺にかきこもりて、仏に仕つかうまつるこそ、つれづれもなく、心の濁にごりも清きよまる心地すれ。

徒然草 第十七段

現代語訳はこちら。

山寺にこもって、ホトケ様をいたわっていると「ばかばかしい」と思った気持ちも消え失せて、脳みその汚れをゴシゴシと洗濯してもらっている気分がする。

どうやら分量的にたったこれだけのようです。

てきとうに選んだのにすごいな。

あと首まわりも寒いので、足を温めると首が、首を温めると足がとなり、背が高い人用の布団にすれば良かったと後悔しきりです。

時刻表の音楽の新曲です:高輪ゲートウェイ駅 -ゲイとウェイのために-

高輪ゲートウェイ駅の開業に合わせて新曲を公開するはずが、うっかりしてたもんで一週間も経ってました。

そんなわけで遅くなりましたが、時刻表の音楽シリーズ最新作『高輪ゲートウェイ駅 -ゲイとウェイのために-』をお届けします。

と、本題に入る前に大切なお知らせ。

「ゲイ」と「ウェイ」が並んでいるのは単なるダジャレであって、何らかの価値判断を表現するものではありません。

さて。

今回の曲も『時刻表の音楽 -山手線のために-』の各曲と同様、時刻表をもとに音楽を作成、つまり電車が発車するタイミングで音を鳴らしています。使用した時刻表はJR高輪ゲートウェイ駅の2020年3月16日時点の時刻表の、平日の時刻表です。

伝わりますか?伝わらなくても大丈夫です。それはあなただけではありません。

伝わってしまっているマニアなあなたは少し下まで飛ばしても大丈夫です。

曲の作り方の説明のために、本当はここで僕の個人サイトへのリンクを貼れば良いのですが、ちょい前にAWSに払う金をケチってサイトを閉鎖したのでリンクは貼れません。

代わりにタモリ倶楽部に出たときに番組側に作ってもらったパワポからスライドを1枚無断で貼っておきます。ハウフルスの人に見つかりませんように……。

以上で説明は終了です(え?)。

今回の曲では、ゲイ・アンセムであるDiana Rossの『I’m Coming Out』を左チャンネルに、ウェイな人たちが楽しく踊っていたことでお馴染みGigi Fuscaldo & Fabio Kariaの『Vanitosa #ドドドどうすか (feat. Angelica)』を右チャンネルに、それぞれ振ってあります。

www.tbsradio.jp

www.tiktok.com

で、それぞれの曲のループを作り、電車の発車タイミングでのみ鳴らすことにしました。音声ファイルを使って曲にしているので、新宿駅の曲などではあった「音の高さをプログラムで決める」という部分はありません。

聴こえて来る方向の順に、左から右に向かって、

となっています。

ので、始発から断片的な音が少しずつ鳴り始め、0:23あたりの朝のラッシュからは音のブツ切れがあまり気にならないほどになります。

が、それも束の間、ラッシュは終わり、電車の発車はお昼どきの平穏を取り戻し、音はブツブツと切れていきます。

1:44あたりから始まる帰宅ラッシュで再度音は濃密になり、やがて息切れが始まり、終電に近付き、最後は左チャンネルからのみゲイ・アンセムの断末魔が聴こえ、25時14分の終電にて、この曲の幕が降ろされます。

そして翌朝の4時33分、京浜東北線根岸線の始発がまた発車します。

能書きが長くなりましたが、以下、ご笑覧ください。映像作るのは面倒だったので、止め絵です。


時刻表の音楽『高輪ゲートウェイ駅-ゲイとウェイのために-』

ところで高輪ゲートウェイ駅の曲は入っていないけれど、『時刻表の音楽』自体はApple Musicなどにもあるので、ぜひ聴いてみてください。あわよくば買ってください。ちなみに聴けるのは英語版だけです。日本語版はすでに生産を終了しています。残念ですね!

Music of Timetables - for Stations On the Yamanote Line

Music of Timetables - for Stations On the Yamanote Line

  • Hagihara Yoshiaki
  • クラシック
  • ¥1528
music.apple.com

open.spotify.com

play.google.com

store.cdbaby.com

それでは、また山手線に新駅が追加されるころにお会いしましょう。

落語のような人生

前回の漢方は出禁になりましたが、

hagihara.hatenadiary.jp

いろんな医者から「気のせい」的なことを言われるので、再度漢方に挑戦することにしました。もちろん違う医者。

診察ではわりと丁寧に話を聴いてくれ、舌や脈も診てくれ、ちなみに脈は「浮」だったらしいですが、処方してくれた薬が葛根湯だったので、「落語か!」とツッコミそうになりました。

なんで落語かわからない人は以下などをどうぞ。

古典落語に 「葛根湯(かっこんとう)医者」がある。「腹が痛い」という患者に「それは腹痛という病である。葛根湯を出そう」。「頭が痛いのです」という患者には「それは頭痛だ。葛根湯を出そう」。付き添いの人にまで「さてそちらの方は。付き添い? では葛根湯を飲みなさい」という具合。どんな病気でも葛根湯を出してしまうヤブ医者の話である。

個人無視こそヤブ -ヤブ医者の語源-|東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科(漢方、鍼灸)

うちの医者は次に行ったときに別の薬を出してくれたのでヤブではないと思いますが。

ちなみにツムラ的に葛根湯は1番らしくて、さすが漢方オブ漢方だと思いました。

そしてこの漢方医に処方してもらった薬を買おうといつも行かない薬局に行ったら中学の同級生にバッタリ会いました。中学のときの彼女の話をされました。

久しぶりに曲を作って最後に定位(音がどちらから鳴るか)を調整しようとしたらまたまたイヤホンの左右の接続が切れました。新しく買ったやつだったのに。片耳で聴いても定位はわからないのに。

食欲はあるのに食べると気持ち悪くてでも食べたいので気持ち悪くなりながら食べてます。だからデブなんでしょうね。

体調が良くならんので、来年度の契約をどうしようか、わりと本気で悩んでます。終活か?