萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

誤植五個(5回言うと早口言葉になるかもしれない)

元編集者と言っても編集者だったのは25年くらい前なんですが、三つ子の魂なんちゃらというか、はじめてのお仕事が人生に与える影響が強いのか、わりとよく誤植を見付けます。他の人も見付けてるけど言わないだけかも知れませんが、徒然草第十九段的にも「もの言わぬは腹ふくるるわざなり」だと思うので、「間違ってますよー」と言うことが多いです(黙ってられないで言っちゃうから、「IT業界にいたころはそれでも良かったかもしれないけど、雇われて働くということはまた違うんだよ」と言われるのかもしれませんが)。

少し前だと、帝国データバンクの資料に「Netfrix」と書いてあったので「Netflixですよー」と連絡したら、

さて、このたびは萩原様より的確なご指摘をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。
ご指摘いただきました通り、正しくは「Netflix」でございました。
誤りにつきまして深くお詫び申し上げますとともに、謹んで訂正をさせていただきます。

というメールが来ました。改めて読むと、えらい丁寧なのでなんだか笑ってしまいました(というか勝手にメール貼り付けると怒られそうだけど)。

で、なぜか昨日今日と立て続けに誤植を発見しまして、いつもは問い合わせフォームとかで連絡するところを、Twitterで書いてみました。反応してくれる人いるかなあ。

JBpressの、1ページに1個ずつ「企業」の間違いを、それも違う風に入れるのエモいなと思ってましたが、いまこれ書きながらよく見たら、キャリアハックの記事、指摘したちょい前の部分にも「『旅の会社』とするで」とあって、これはたぶん「『旅の会社』とすることで」の誤植だと思うので、こっちのがよほどエモかったという話でした。

ところで「誤植」ってのはもともと間違った活字を植字してしまうことなので、もはや現代の印刷物に使うのは違う気もするし、ましてやWebサイトに使うのも意味不明なんだけど、より適した言葉ってあるんですかね。Gentoo Linuxのドキュメント翻訳やってたころはtypoと呼んでたけど、あんま通じそうにないね。