高輪ゲートウェイ駅の開業に合わせて新曲を公開するはずが、うっかりしてたもんで一週間も経ってました。
そんなわけで遅くなりましたが、時刻表の音楽シリーズ最新作『高輪ゲートウェイ駅 -ゲイとウェイのために-』をお届けします。
と、本題に入る前に大切なお知らせ。
「ゲイ」と「ウェイ」が並んでいるのは単なるダジャレであって、何らかの価値判断を表現するものではありません。
さて。
今回の曲も『時刻表の音楽 -山手線のために-』の各曲と同様、時刻表をもとに音楽を作成、つまり電車が発車するタイミングで音を鳴らしています。使用した時刻表はJR高輪ゲートウェイ駅の2020年3月16日時点の時刻表の、平日の時刻表です。
伝わりますか?伝わらなくても大丈夫です。それはあなただけではありません。
伝わってしまっているマニアなあなたは少し下まで飛ばしても大丈夫です。
曲の作り方の説明のために、本当はここで僕の個人サイトへのリンクを貼れば良いのですが、ちょい前にAWSに払う金をケチってサイトを閉鎖したのでリンクは貼れません。
代わりにタモリ倶楽部に出たときに番組側に作ってもらったパワポからスライドを1枚無断で貼っておきます。ハウフルスの人に見つかりませんように……。
以上で説明は終了です(え?)。
今回の曲では、ゲイ・アンセムであるDiana Rossの『I’m Coming Out』を左チャンネルに、ウェイな人たちが楽しく踊っていたことでお馴染みGigi Fuscaldo & Fabio Kariaの『Vanitosa #ドドドどうすか (feat. Angelica)』を右チャンネルに、それぞれ振ってあります。
で、それぞれの曲のループを作り、電車の発車タイミングでのみ鳴らすことにしました。音声ファイルを使って曲にしているので、新宿駅の曲などではあった「音の高さをプログラムで決める」という部分はありません。
聴こえて来る方向の順に、左から右に向かって、
となっています。
ので、始発から断片的な音が少しずつ鳴り始め、0:23あたりの朝のラッシュからは音のブツ切れがあまり気にならないほどになります。
が、それも束の間、ラッシュは終わり、電車の発車はお昼どきの平穏を取り戻し、音はブツブツと切れていきます。
1:44あたりから始まる帰宅ラッシュで再度音は濃密になり、やがて息切れが始まり、終電に近付き、最後は左チャンネルからのみゲイ・アンセムの断末魔が聴こえ、25時14分の終電にて、この曲の幕が降ろされます。
そして翌朝の4時33分、京浜東北線・根岸線の始発がまた発車します。
能書きが長くなりましたが、以下、ご笑覧ください。映像作るのは面倒だったので、止め絵です。
ところで高輪ゲートウェイ駅の曲は入っていないけれど、『時刻表の音楽』自体はApple Musicなどにもあるので、ぜひ聴いてみてください。あわよくば買ってください。ちなみに聴けるのは英語版だけです。日本語版はすでに生産を終了しています。残念ですね!
music.apple.comそれでは、また山手線に新駅が追加されるころにお会いしましょう。