待つものと言えばゴドーしかありませんが、あの戯曲の最初のセリフ
Nothing to be done.
を
どうにもならん。
と訳したのは、名訳な気がしますね。受動態に伴う他律性をうまく表現してて。
ところでいま手元にゴド待ちの翻訳ないからわかんないけど、たしか『朝日のような夕日をつれて』では
ゴドーさんは来られないって。
となってた部分、原作では、急いで
Mr. Godot told me to tell you he won't come this evening but surely tomorrow.
と言うみたいですね。まあそんなことよりここまでの箇所でa boyが"Sir"を連発するのが「なんかすげー」って感じですけど。
いまもイギリスではサーサー言ってんかな。
- 作者: サミュエル・ベケット,安堂信也,高橋康也
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1990/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 43回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
新訳も出てるなら読んでみたいな。
- 作者: サミュエル・ベケット,岡室美奈子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2018/03/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
でもあんまり待たせないでね?