僕は地域若者サポートステーションというところに勤めている。ざっくり言うと「働いてない人が働くためのお手伝い」をするところで、いろいろな人が来るのだけど、その中には緊張しいな人もいる。
で、その中でもかなり緊張が強い人は、そのせいで仕事を始められなかったり、辞めてしまったりということもある。
自分のことを説明するなんて緊張しすぎて無理だから面接を受けることができなくてそもそも就活ができない、とか。
仕事中に雑談するのが苦手で話しかけられたらどうしようと考えてしまい緊張のあまり仕事を辞めてしまった、とか。
僕が担当してる人にも緊張が強い人がいるんだけど、いろいろ話してるうちにたまにスタバに行くことが判明。でも緊張するから呪文は言えないということもわかった。
ええと、呪文でいいですかね?注文をカスタマイズするやつ。
面談の中で呪文の話になったときに「あんな長いのを間違えずに言うとか絶対無理だから無理」という話に。調べてみたら「トールバニラクリームフラペチーノブラベミルクエクストラホイップノンバニラシロップウィズホワイトモカシロップチョコレートチップチョコレートソース」っていう息継ぎしないと死んでしまうやつとか見つかったりして、でも同時に「そんなに長くない呪文」もあることもわかった。
そんで「つい完璧にやろうとするから緊張するのかもよ?とりあえずちょっとずつ試してみる練習をスタバでやんのとかどう?」的な話に。
ここで話がこの日記のタイトルにつながったわけですね。
いろいろ調べてたらスタバの公式サイトで呪文作成ができることを発見したのでためしに作ってみたのがタイトルのやつ。ちなみに呪文ごとにページがあるみたいで、オーダー用にQRコードも出せる模様。
というわけでスタバ前のマルエツの駐輪場にチャリを停め、無料枠の60分を超えないように55分のタイマーをセット。意気揚々とスタバに入店したわけですが。
萩「店内で、エクストラコーヒーノンファットミルクダークモカチップフラペチーノをトールで」
店「はい?」
え?いや、呪文唱えるの初めてだからちゃんと言えてないかもだけど「はい?」ってひどくないですかね……。
店「何かコーヒーですか?」
てか眉を寄せながら言わないでくれませんか?
萩「あ、はい、ええと、ダークモカチップフラペチーノを。エクストラコーヒーで」
店「……。ロースト追加でいいですか?」
のようなことを言っていた気がするが「ロースト追加」じゃなかったかもしれない。
萩「あ、はい。それで。それをノンファットミルクで」
店「無脂肪乳ってことでいいですか?」
萩「あ、はい。それで」
2回も言っちゃったよ。「あ、はい。それで」。
店「お持ち帰りでよろしいですか?」
萩「あ、いや、店内で」
最初に言いましたよね店内でって。
店「あちらのカウンターからどうのこうの~」
これも「カウンター」じゃなかったかもしれない。なんかかっこいい用語があるのかもしれない。商品を手渡してくれる店員さんも「無脂肪乳」って言ってたし「ノンファットミルク」はもう使われていない用語なのかもしれない。もしくはこの店はスタバではなくてスタパなのかもしれない。タコパみたいで楽しそうですね!
つーか。
こんなことになるんだったら最初からQRコード見せれば良かったよ。ていうかみんな大好きモバイルオーダーにすれば良かった。
とも思ったけど今回の趣旨は「緊張しそうなことをちょっとだけ試してみる」だからそういうわけにもいかなかった。
まあ、次の面談のネタにするからいいんだけどね。
ちなみにこの呪文のQRコードは以下。
でもこれ見せても「はい?」って言うんでしょどうせ。
ばーかばーか😭😭😭