「ちょっと話聞いてほしいんだけどさ」
「どしたん?」
「別れよう」
「は?」
「いや、ずっと謎の会話体で日記書いてたけどさすがに無理すぎるなと」
「あーね」
「友達からも『頭に入らない』って言われたし」
「それなー」
「まあ、私立パラの丸高校へのあこがれでやってただけなんだけどね。ギャルってついテンション高めな演出になるけど、パラ高だと穏やかに話すギャルが出てきて『たしかに🦀』って思ってたしね」
「その『たしかに🦀』にもう会えないかと思うとさみしいね」
「たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀たしかに🦀」
「そういうとこやぞ」
「何回『たしかに🦀』って言ったでしょ?」
「知らんし」
「そういえば『茜モナー』って連続して書くと斜めに見えるって知ってた?」
「いいえ」
「茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー茜モナー」
「おー」
「では、頭の中でまた会いましょう」
「じゃーまたねー」