萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

10月に読んだ本

引き続き。

マンガシリーズとしてキン肉マンに加えて藤子・F・不二雄が登場してきました。

ええと、ライブの告知日記もよろしく。

あと、基本的に読書メーターからのコピペです。

月刊おりがみ 2010年1月号

図書館でちらっと見かけて、「おりがみの雑誌があるんだ!」と驚愕したので借りてみた。連載の文章のおりがみの人たち向けなのですごい濃くて面白かった。立体おりがみの話とか、「へえ」とか「ほお」とかいう感じ。ちなみに連載は正四面体を作る回だったんだけど、よくわからず。オリジナルおりがみを投稿する用の投稿用紙が付いていたのが新鮮だった。

藤子・F・不二雄 SF短編集PERFECT版6「パラレル同窓会」

飲んでるときに藤子・F・不二雄のSF短編の面白さの話になり、図書館を調べたらPERFECT版というのがあったので借りてみた。で、やはり面白かった。宇宙人が宝くじのことを「大勢が金を出し合って少数の金持ちをつくるシステム」って言ってたりとか。

ゆでたまご/キン肉マン 16 (集英社文庫―コミック版)

どんどん意味がわからなくなっていくなと思った。

伊坂幸太郎/アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

伊坂幸太郎で初めてちゃんと面白いと思った。ふたつの時間軸の話が交互に語られたりとか好きだし。あと、伊坂幸太郎東野圭吾ではなく森博嗣に似てる気がした。

西澤保彦/こぼれおちる刻の汀

久しぶりに西澤保彦のSFミステリを読める!と思ったがどちらかというとミステリではなくSFだった。あんまり詳しくないけどイーガン風な感じも。ちょいネタバレっぽいこと書くけど、因果律をいじることで、ミステリSFというよりアンチミステリになってしまった作品。とか言ってみたりして。

藤子・F・不二雄 SF短編集PERFECT版1「ミノタウロスの皿」

6巻目を読んだら面白かったので全部読むことに。1巻目のせいか、ちょっといまいちのもあったのだけど、「自分会議」の短編らしいピリッとしたブラックさが素敵だと思った。

ちなみに「劇画・オバQ」が収録されてる。

藤子・F・不二雄 SF短編集PERFECT版2「定年退食」

「ノスタル爺」が素晴らしすぎた。

岡康道,小田嶋隆/ガラパゴスでいいじゃない (人生2割がちょうどいい)

ガラパゴスで暮らせる者は限られており、それゆえに希少だ」というのが、たぶん基本スタンス。まあ、視点ズラしの練習という本かな。好きなので良いのだけど。

神尾葉子/花より男子 完全版 3 (集英社ガールズコミックス)

なんかいろいろ大変だなあと思ったりしたが、一番思ったのは、そんなに集団でイジメたりすんのかと。だったらそんなもんに立ち向かうんじゃなくて逃げた方が良いと思う。

ゆでたまご/キン肉マン 18 (集英社文庫―コミック版)

死者が普通に参加してくるさまがガルシア・マルケスのようだと思った。

ダグラス・アダムス/銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

なんとなくウザそうで敬遠してたんだけど、勧められて読んでみたら非常に面白かった。SFではなくてブリティッシュユーモア小説だとは思うが。

ちなみに気に入ったので、オーディオブックなんぞも買ってみた。英語だからよくわかんないけど。

水木しげる/鬼太郎の地獄めぐり (角川文庫―水木しげるコレクション)

なんか、わけわからんかった。つまんなかったのとは、ちょっと違うんだけど。「え?そう展開するの?」みたいな。てか鬼太郎不死身すぎみたいな。あと、源信かよとか思ったりもした。

令丈ヒロ子/若おかみは小学生!PART13 花の湯温泉ストーリー (講談社青い鳥文庫)

面白かった。巻数も重ねたからできる、登場人物の黒性格の話。今回は、恋成分はちょいと少な目。過剰に日本ぽさを出す「はっきり・ジャパン」というキーワードがなかなか素敵だった

ミランダ・ジョーンズ/ランプの精 リトル・ジーニー〈1〉おねがいごとを、いってみて!

小学生に勧められて(笑)読んでみた。絵本から児童書への通過点に位置するのかなという感じの本。ドジなランプの精が主人公。一冊目なのでそんなにまだ面白くはないけど、たぶん次巻以降、この巻で紹介された性格が活かされていくのだろうと。

そういえば「ローズクイーン―ふたりはただいま失踪中! (ミッシング・パーソンズ)」を読んだときも思ったんだけど、こういう翻訳モノって、イラストも日本人の描いたものになるのね。それとも、元のにはイラスト付いてないんかな。

倉橋燿子/いちご(4) (講談社青い鳥文庫)

読んだけど感想メモるの忘れてた。残念。

倉橋燿子/いちご(5) (講談社青い鳥文庫)

こちらは高校生に勧められた。「だれかを愛すること-それだけが生きている証」と、この言葉だけを見るとアレな気もするけど、5巻分ちゃんと付き合って、最後にここに到達するとちゃんと胸を打つ。かつて少女だった人やかつて少女じゃなかった人で、いまちょっとツラかったりする人は読めば良いと思う。