萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

ラッヘンマンの室内楽を聴いてきました

もうすぐ武満賞の発表なんだけど、その一環でオペラシティがラッヘンマンウイークになってます。

今日はその一発目、室内楽を聴いてきました。

ラッヘンマントークがあるということもあってか、会場は満員。現代音楽のコンサートでたまに顔を見かける人があちらこちらに。僕はいつもの定位置(と勝手に自分で決めている)、下手の一番前に座りました。隣の人たちがどうやら作曲的な人たちのようで、あまり聞こえはしなかったけど素敵な感じの話をしつつ、チャットモンチーの話もしてたのが良かった。

で、まずはラッヘンマントーク

なげえ。

でも面白かった。

すべてを決めてから作ってもダメだ的な話。作りながら生み出してくんだ的な話。楽器と楽器との関わりの中で新たな音響を発見していくんだ的な話。自分の音楽は、風景に近いという話。

メモってないんで勘違いもあるかもだけど、良い話だった。

で、その良い話はドイツ語なんですが、わりと会場でドイツ語理解できる人が多かったらしく、ラッヘンマントークにリアルタイムに笑いとか起きててそれも面白かった。いろんな意味で。

そんでそんで。

1曲目は弦楽四重奏ラッヘンマンって特殊奏法の人ってイメージが強かったんで、正直、「キーコキーコ」ってずーっと鳴って終わりかなあとか、かなり失礼なこと思ってたんだけど、これが面白かった。まあ、「キーコキーコ」もあんだけど、「ギーコギーコ」とか「ドゥオーン」とかもあって。つか、音響作曲法っぽい、雰囲気というか、そうね、音の風景の中に、たまに速いフレーズが出てきたりで。で、4人の奏者が、音を受け渡したりで。素敵でした。

2曲目はピアノとクラリネットとチェロ。まあ、こちらは、まあまあという感じ。トークで、たとえばピアノとクラリネットを組み合わせることで、ピアノがクレッシェンドの音を出すこともできるようになるとか、そのようなこと言ってたのね。それってアナログシンセじゃんとか思ったんだけど、ああなるほどと。そういう音の操作が面白い曲だった。でも、それ以上では、なかった気がする。

そんな感じですが、今日は初めてあんなにたくさんの生ドイツ語を聞けたので、クラウトロックでも聞きながら寝ようと思います。あでも、ClusterもAmon DüülもAsh Ra Tempelも、あんまりドイツ語聞けないな。ああ、Kluster聴けば良いのか。

つーか長岡ナターシャ元気かな。

チュース!