萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

川村記念美術館へ(2回目)

3月に行った川村記念美術館に再度行ってきた。なんでかというと、こないだ東京国立近代美術館に行ったのにラインハートを見れなかったのが悔しかったからで、あと、たまに利用する京王新線新宿駅に、川村記念美術館のポスターが貼ってあったから。「まっててねラインハートさま☆」みたいな気分になったのである。

ちなみにポスターに書いてあった今回の展示のタイトルは「レンブラント印象派、現代の巨匠たち」だけど、レンブラントは一点しかありませんからね。みなさん誤解のなきよう。

で。

今回は泊まりじゃなくて日帰り。電車とバスで2時間ちょっと。ラインハートの黒はやっぱり黒かった。いつものように「じーっ」と見てたら、係員の人が警戒態勢だった。大丈夫、触らないから。下から見たりはするけど。絵の前で正座したりはするけど。

今回は前回見れなかった所蔵品も見れて、特にイヴ・クラインが良かった。あの青は、やっぱりすごい。あんなに青いのに柔道四段。すげえ。あとはそうねえ、名前忘れたけどいくつかオプ・アート(錯視な絵)があって、それも良かったね。デカかったし。リキテンスタインのデカい絵もかわいかった。僕はそんなに趣味じゃないけど、ウォーホールのモンローもあったよ。アルバースもあったけどちょい色が地味目で、これに関しては東京国立近代美術館の方が良いかな(オレンジ色だから)。までも、白いアルバースも、それはそれで素敵ではある。

あとそうねえ、そうそう、美術館に行く前の道、林の中って雰囲気なんだけど、そこでトカゲが死んでて、アリがトカゲ食ってた。むしゃむしゃ。あと、アート広場ってのがあるんだけど、そこで久しぶりにカマキリ見た。カマキリのやつ、ちょっと「な、なんなんですか?」風な挙動だった。それからバッタも見た。跳躍してた。

話を戻して。

一周目回ったあとは好きな作品だけを見に二周目へ(一周目でも興味ないのは0.5秒ぐらいしか見てないけど)。今回チャレンジしたのは、ロスコ・ルームでRothkoというバンドの曲(アルバムはNot Gone. Not Forgotten)を聴くというもの。うす暗い照明の中で、音響っぽい音楽聴くのは、なかなか来る。あと、ニューマン・ルームではFripp & EnoのThe Heavenly Music Corporation(No Pussyfooting収録)を、ラインハートの黒い正方形の前ではElianae Radigueの超低音ドローンであるEliane Radigue Jetsun Milaを、ステラのミニマル・アートの前ではミニマルつながりでフィリップ・グラスの2つのページを、それぞれ聴いてみた。楽しかった。

ちなみに2つのページは↓みたいな感じの曲。

結局三週したのかな。堪能して帰りました。

で、その帰りの電車の中にギャル4人が乗り込んで来て、えらいうるさかったんだが、その中のひとりが水着的なブラを洋服として着用しており(上に何か羽織ってたけど。あと当然下半身は普通に着てたけど)、それが車内の注目を浴びていて、少し離れたところで中学生女子ふたりが「ねえねえ、あの人・・・」的な、あまり好意的とは言えない感じで噂話していたのが面白かったけれど、そんなことより、ギャル4人のうち一番まつ毛が上を向いてない子が一番かわいくて、マスカラ好きな僕としては微妙な気分だった。

マスカラが現代美術っぽいとかそういうことを言いたい訳ではなく、ただの感想。

ここんところでは、あとはBunkamuraでやってるロシア・アヴァンギャルドのやつと、出光美術館でやってるルオーのやつと、江戸東京博物館でやってる王羲之の書が見れるやつを見たいかな。