萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

劇団、本谷有希子 第11回公演 「遭難、」

最近にしては珍しく忙しい僕なのだけど、いつも見逃してしまっている劇団、本谷有希子の「遭難、」を見に行った。青山円形劇場。前売りチケットを取っておらず、知り合いから「取りましょうか?」とか言われたものの、ふと、学生のころよくやってたように当日券で見たくなったのでそのありがたい申し出を断る。

で、土曜の昼だし、「開演2時間前にでも行けば余裕かな」とか思い(当日券の発売は開演1時間前)、12時ちょい過ぎに青山円形劇場に着いたところ既に行列が。やば。とりあえず最後尾に付けた。僕は10番目。体調の関係でまだ本を読むほど元気が復活していない僕は行列の最後尾でiPod聞きながら目を閉じる。立ち寝。で、まだかなー的な感じで目を開けてみたら僕の後ろにも行列。最終的には僕の後ろに30人ぐらい並んでたんじゃないかなあ。

当日券発売の時間になり、列がちょっとづつ短くなっていき、僕の番に。全席指定なので、当日券の人は、余ってる席から好きな席を選ぶことになる。当日券の場合、意外と良い席が売れ残っていたり、前だけど端の席が余ってたりするので、前の方で見れる確率が高い。これが、学生のころいつも当日券で見ていた理由。やっぱ前で見る方が生っぽいしね。せっかくの舞台だし。あとチケットが、ぴあとかのヘボいチケットじゃなくて、劇団が用意した素敵なチケットになるのもちょいと嬉しい。昔は集めてたなあ。もう捨てたけど。

で、肝心の中身はというと。

最初はイヤな感じの人がたくさん出てくるので、このまま終わったらイヤな感じのまま終わっちゃうなと危惧していたのだけど、そこはうまいこと素敵に処理してあり、なかなか見終わったあとの感じは良かった。つまり、面白かったってこと。前回見たのは「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の再演なのだけど、そのときも出ていた吉本菜穂子さんが素敵すぎた。どうやら劇団、本谷有希子にはよく出ているようなので、こんなことならもっと見ておけば良かったよ。「無理矢理」とか「密室彼女」とか、いつもタイトルが良いなあ。一番好きなタイトルは「死ぬ気ね」なのだけど。

で、楽しかったのは良かったのだけど、冒頭にも書いたように珍しく忙しいので、午前2時15分現在、まだ会社で仕事中。というか終わったので日記を書いているところ。あぁ、ライブでやる弾き語りの練習ほとんどしてないよお。

えーと。

折角なのでネタバレ的なことを最後に書いておきます。


最後の最後に里見先生があくびをして、全部台無しになったのが素敵だった。つーか僕、素敵って言葉しか語彙がないみたいですね。まあ、それはそれで。