萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

『タイムスリップ釈迦如来』

女子高生の麗が今回タイムスリップするのはオカマのブッダがいる古代インド。原始仏教の誕生に立ち会うわけである。しかも、のみならず、老子に会いに中国に行ったり、ソクラテスに会いにギリシアに行ったり。

好きなのだけれどね。ちょっと手を抜きすぎ。でもその手の抜き方とかグダグダ感とかが楽しかったりはする。でもやっぱり1冊にするにはネタが少なすぎた気が。『タイムスリップ森鴎外 (講談社ノベルス)』のときは、明治文学よくわからないので「ふーん」で流してしまった部分もあったのだけど、今回はわりと好きなネタだったので、逆に「うーん」になった感はある。これよりは、『邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)』の中に収録されている『悟りを開いたのはいつですか?』の方が面白かったね。と、いろいろ言いつつも、きっと次も買うのだ。スラップスティックなんだから、仕方ないのだ。

タイムスリップ釈迦如来 (講談社ノベルス)

タイムスリップ釈迦如来 (講談社ノベルス)

★★★☆☆:普通