萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

スルー力の高め方

なんかいまさらな話題、かつ特に自分がスルー力高いと思っているわけでもないけれど、最近、ちょっとだけ自分のスルー力が高くなったと思うのでそんなお話。

で、まず関係ないようであとでつながる話をすると、中学のときの塾の先生が「お前たちは集中力がなさすぎる。特に、遅刻してきた生徒が途中から教室に入ってくるたびに、後ろを向くのをなんとか我慢しろ」と言ってたんですね。最初は「そんなの我慢できるわけない」と思ってたのだけど、無理矢理我慢して、誰かが遅刻して入ってきても後ろを振り向かないようにしたところ、1ヶ月ぐらいで大丈夫になった。慣れれば大丈夫になるもんだなーって。あ、ちなみに入口が教室の後ろにあったのです。

そんなわけで話が戻るんだけど、ちょっと前にiPhoneを購入し、いままでちらっと触ってはいたもののちゃんとやってはいなかったTwitterをちゃんとやるようになったんですね(ちなみにhttp://twitter.com/hagitterにいます)。何をもって「ちゃんと」かというとアレだけど、とりあえず「よく見る」ぐらいの意味で。

あとRSSもそう。

パソコンとケータイだったころはRSSってほとんど見なかったんだけど、iPhoneを使うようになってから見るようになった。

でもあれだよ、ケータイも嫌いなわけではなくて、赤い糸は頑張ってまだ読んでるからね!

とかそういう話は良いとして、スルー力スルー力

説明するのが面倒になってきたんで結論書くと(笑)、処理能力を大幅に越える情報を受け取るようにすれば良いんじゃないかなーと。頑張れば処理できる量だったら「なんとかして情報を漏らさないで手に入れないと」とか思うけど、頑張っても無理な量だったら、これはもうスルーするしかないわけで。そして人間、慣れれば大丈夫になるもんだって話なわけで(ここで冒頭とつながる)、いくら「情報は全部摂取したい」と思っていても、毎日毎日「絶対に摂取できない量の情報」と接していたら、これはもう、「情報を全部摂取できない状況」に慣れてくるわけで、そうするとスルー力が付くと。

ほんで。

このことに気がついたのがiPhone(というかスマートフォン)を持ってからというのもわりと象徴的というか意味のあることで、書籍だとか雑誌の場合、情報をストックしておけるじゃないですか。でも僕が使ってるTwitterクライアント(TwitterFon)とかRSSリーダー(NetNewsWire)は、頑張って設定とかするとできるのかもしれないけど、とりあえずデフォルトの状態では、過去のすべての情報を取得できるわけではない。TwitterFonなら、以前のポストを遡って見るのは、なんだか結構大変な作業だし、NetNewsWireは、ある程度古い記事は削除されるようにしていないと新しい記事を取ってきてくれない。

つーわけで、制限がある方が実は自由になれるのかもという、僕が以前から禅寺に関して思っていたことと、同じ結論になるのでした。

最後に唐突に面白い本の紹介。

食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)

食う寝る坐る永平寺修行記 (新潮文庫)

どうやら英語版もあるらしい。

英文版 食う寝る坐る - Eat Sleep Sit: My Year at Japan's Most Rigorous Zen Temple

英文版 食う寝る坐る - Eat Sleep Sit: My Year at Japan's Most Rigorous Zen Temple

ほんじゃまた。