萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

大阪に来てます

ちょっと前にふと気になったので、取引先の素敵女子であるY北さん(大阪出身)にタコ焼のうまい店を尋ねたところ「東京でですか?」というお答えであり、つまるところやはり大阪のがうまいらしく(というか東京ではあまり食べる気がしないらしく)、大阪のお店ではY北さんは「わなか」という店が好きだということだったので、大阪は「わなか」の本店までやって来た。タコ焼食いに。小(8個入り)を注文。ネギをトッピング。お店には食べる場所もあるので購入したタコ焼を持ってそこへ移動。勢いよく食ったらヤケドしそうになって辛かったけれど、ペットボトルのお茶をその場で購入、難を逃れた。化粧を直しながらタコ焼を食べる女子ふたり組の大阪弁を堪能しながら食すタコ焼は美味だった。ネギのトッピングが正解って感じ。

と、これだけで帰れば金持ちなんだか貧乏くさいんだかよくわからない感じでカッコ良いんだけど、さすがにそれは無理なわけで、今回大阪に来た理由はもうひとつあって、みうらじゅんさんといとうせいこうさんのスライドショーを観に来たのである。うちの会社でスライドショーのサイトをやらせてもらってる関係で、東京公演を招待されたのだけど、運悪く当日体調が激悪になってしまい断念したのです。すると事務所の方が「今回は各地回りますが全部ネタ違うんですよ。何なら北海道公演とか来ます?席はお取りしますよ(笑)」と言ってくれたのです。それだけのために北海道行くのってマヌケで楽しいなとは思ったものの、ちらっと調べたらやっぱりちょっとエクスペンシブで、「でも大阪だったら新幹線で行けるしそんなに高くないなー。ついでにタコ焼きも食えるし」と思って、大阪公演を観させてもらえないか聞いてみたところ、快く招待して頂いたのです。感謝。

で、そんな大阪公演、やはり持病のシャク(じゃないけど)が出かかって、開始30分ぐらいは危うかった(途中で出てしまいそうだった)のだけど、内容が面白かったせいもあり、ちゃんと最後まで観れた。良かった良かった。特に「アウトドア般若心経」というのはスゴかったなあ。街にある文字の写真を撮ってそれを使って般若心経を完成させるというネタで「ちゃんと字が揃うの?」と思ったけど、近松の戒名まで使って完成してた。素晴らしかった。なんて名前か忘れたけど、街で偶然耳に入った言葉とかを啓示として扱う宗教とかもあったと思うし、なかなか面白い試みでした。もちろん、普通にスライドショーは笑えた。あまり笑えないやつはライブ感あふれる感じで流してて、これまた面白かった。

さて、そんな大阪ですが、方言好きとしては電車の中で女子たちが方言で会話しまくってるさまを盗み聞きしようと思い、ヘッドフォンを付けてはいるけれど音が出てない状態でこっそり楽しもうと思っていたのですが、なかなかそんなチャンスに恵まれませんでした。タコ焼きの女子ふたりも良かったけど、もっとほら、トーンクラスターというかモブというか(たぶんどっちも違う)、大勢でわーっと方言しゃべってるのを聞いてみたかったのよね。学生の帰宅時間とかにあえば聞けたのかな。あとはマック(こちらではマクドですか)とかファミレスとかに行ってみるという手もあるのかな?ホテル(スライドショーの終演時間的に日帰りは無理だった)の近くにサイゼリアとかあったし行ってみるかな(変態)。

あと、たぶん大阪とは関係ないと思うけど、電車の中に結婚式場の広告があり、「できちゃった結婚」のことを「授かり婚」と言っていて、なんとなく自分的に今年の「モノは言いよう大賞」な感じがした。僕が知らないだけで、みんなは言ってるのかもしれないけど。そういえば今日のスライドショーも、テレビ見ないせいで、なんとなくはわかるけれどピンと来ないネタも多少あったなあ。テレビを見てる知り合いの日記を見てたり、ニュースサイト見てたりするからなんとなく意味がわかるのはあったけど(ナイナイとEXILEとか、反則の話とか)。

明日は知り合いの版画家であるI川さんに教えてもらったフクロウランドでフクロウを見て帰ろうと思います。ちなみにフクロウランドは山梨にあるのですが、大阪の帰りにフクロウランドに寄ることをI川さんに言ったところ、「でも別に近くないですよね」的なことを言われたのだけど、僕としては「大まかに世の中を分けるとどっちも西」みたいな感覚だったのでそう言ったら、変な人だと思われてしまったようだ。ちょっと切ない。

そうそう、やっぱり慣れない土地なので、盛大に道に迷いました。行く場所行く場所、逆方向。ホテルに帰る電車も、もちろん逆方面に乗ったしね。

ホテルの入口に「歓迎 ○○大学アメリカンフットボール部」と書かれており、その言葉どおりさきほど屈強な若者たちをホテルの喫茶店で見かけ、そしていま、この日記を書いていたら廊下を屈強そうな若者の声が響いているので、あの若者たちが無軌道な夜を過ごさないことを祈ります。

しかし、やっぱり夢はホテル暮らしだなー。狭くて物がない部屋って好き。