萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

『うたうぬりえ帖 上―高齢者のレクリエーションブック (1)』

そういえば寝る前にもうひとつ。ナンシー関さんやしりあがり寿さんや香山リカさんのサイトで一緒に仕事をしたことがある、イラストレーターでありデザイナーでもあるあきやまみみこさんが出した塗り絵の本のこと。

で、余談から始めるわけだけど、僕の死んだばあちゃんがまだ死んでなかったころ、ホームに入っていたので帰省したときに見舞いに行ったんです。そしたら、ちょうどレクリエーションの時間だったんですね。で、なんか、福笑いやってるんだけど、それがものすごいつまんないの。かつ、とてつもなく寒いの。そんなことやらせてたらボケないもんもボケるっつーの。もっと年寄りを楽しませろ。あんまり適当にやってっと儒教の人に怒られるぞ!とか思ったんだけど、まあホームの人はホームの人で、たぶん精一杯なんだろうなと。どうやっていいか、わかんないのかもねえ。

そんなこと思ってたら、あきやまさんが年寄り向けの塗り絵の本を出したと聞いたので買ってみた。「東京ブギウギ」やら「リンゴの歌」やら「星影のワルツ」やら、じいちゃんばあちゃん的に懐かしい曲たちの歌詞が、その曲にあった塗り絵と共にダダーンと掲載されてる。あの歌この歌を、歌いながら塗り塗りできるわけである。こりゃいいね。楽しいね。ほら、ばあちゃん、これ一緒に塗ろうよって、ばあちゃん生きてたら言いたかったなあ。指先を動かすとボケないらしく、そういう意味では一番オススメなのは麻雀なのだが(単に自分が好きなだけ)、ぬりえもなかなか良さそうであるよ。あ、老人バンドってのも楽しいかなあ。誰かやらないかなー。

別な方向に話がそれてきたけれどそれはきっと風邪のせい。「椰子の実」でも口ずさみながら寝ることにします。おやすみなさい。

うたうぬりえ帖〈上〉―高齢者のレクリエーションブック

うたうぬりえ帖〈上〉―高齢者のレクリエーションブック

★★★★★:人にも勧めたい本