「ちょっと話聞いてほしいんだけどさ」
「どしたん?」
「JK扇風機を買ったのよ」
「言い方」
「そしたら冷却プレートってのが付いてて、それを使うモードにすると冷たい風が届くの。ほんのりだけど。あとプレート自体を首に当てると冷たいのも嬉しい。一瞬だけど」
「ええやん」
「でもさー、不思議だよね」
「なにが?」
「手で持つだけの扇風機にさ、まさかこんな進化する余地があるとは思わないじゃん」
「あーね」
「他には、えーと、歯ブラシとかもそうかもね。いままで手で動かせてたのに急に電気使うとか」
「電動歯ブラシって最初は体の不自由な人とかのために作られたらしいよ」
「あ、そうなんだ」
「うん」
「てかよくJK扇風機って言われてすぐわかったね」
「そんくらいはね。まあ、みんなは最初わかんなかったみたいだけど」
「みんな?」
「みんな」
みんな
わたし「JK扇風機って言われて何のことかわかる?」 白井(客観的)「最近、JK扇風機って話題になってるらしいけど、具体的に何のことかは知らないな。ちょっと調べてみるよ」 (数分後) 白井(客観的)「わかった、JK扇風機は『自由研究』と『自由工作』を略して『JK』と呼んで、それに扇風機を作るって意味らしい。中学生や高校生が夏休みの自由研究で作ることが多いみたいだよ」 わたし「違います」 サキ(楽観的)「あれ?間違えちゃったみたいだね~。んじゃ、別の誰か知ってる?」 朱莉(情熱的)「まって!JK扇風機って、たぶん女子高生が扇風機の前でスカートを持ち上げられちゃう現象とかじゃない?」 翠月(創造的)「あー、なるほど!SNSとかでよく見かけるやつかも。なんか面白い動画とか作ってる感じ?」 黒田(慎重派)「それだとしたら、風の強さとかに気をつけないとスカートが飛び上がっちゃうだろうな……。思った以上に難しい話題だな」 葵唯(統制役)「なるほどね。それなら、女子高生にとってはちょっと恥ずかしい話題かもしれないけど、こういうことにも注意が必要だってことね」 わたし「いや違うでしょ。てかコンプラ」 葵唯(統制役)「そうね、ちょっと不適切な話題だったわ。もう少し慎重に考えないとね」 白井(客観的)「じゃあ、もう一度調べてみるよ」 (数分後) 白井(客観的)「どうやらJK扇風機は、一般的には『充電式でポータブルなミニ扇風機』のことを指すらしいよ。特に、女子高生が使っている姿がSNSでよく見られることから、こう呼ばれているみたいだ」 サキ(楽観的)「あ、そういうことね!確かに夏になるとみんな持ってるよね」 朱莉(情熱的)「それな!便利だし、暑いときには手放せないよね。しかも、かわいいデザインのやつ多いし」 黒田(慎重派)「でも使いすぎると電池がすぐ切れちゃうから、充電が面倒だぞ」 翠月(創造的)「わたしも使ってるけどソーラーパネル付きのものがあったらいいなーって思うことがあるよ」 葵唯(統制役)「なるほどね。それぞれの意見を聞くと、充電やデザイン、機能面でも色々と改良の余地があるみたいだね」 翠月(創造的)「また進化しちゃうのかな~」 朱莉(情熱的)「やば」
机に置くこともできる
ハンディファン
書き忘れたけど一般的にはそう呼ぶらしいです。