昨日の数学本紹介に引き続き、今日は心理学の本を紹介しようかと。なんでかというと、これまた別のJKとごはん食べたときに「うーん、消去法で心理学ですかねえ」と、志望大学の話をしてたので。
昨日と同様、僕は心理学者でもないし高卒です。が、産業カウンセラーの資格は半年くらい前に取ったので、まるっきりわからない訳ではない。
ちなみに今回紹介するのは小説です。
あなたの人生、逆転させます: 新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌
わりと軽めの短編集。でも、母子カプセルの話とか、現代的で押さえておきたい話題は入ってる気がする。新米療法士の奮闘記みたいな部分も、高校生の共感を得られるのではないかなと。ただ、夢診断の部分が、ちょっと「うーん?」て感じではある。
あなたの人生、逆転させます: 新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌
- 作者: 小笠原慧
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/01/22
- メディア: 単行本
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症例A
こちらは長編。しかも重め。題材が解離性同一性障害(いわゆる多重人格)だったり、境界例(ものすごくざっくり言うと、超パワーアップしたメンヘラ)だったり、あと、性逸脱の話も出てくるしね、確か。そういう意味では高校生、特に女子高生は読んでてつらいかもだけど、人の心と向き合うとはどういうことか、一端でも触れられるのではないかと思う。
- 作者: 多島斗志之
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: 文庫
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There's a Boy in the Girls' Bathroom
最後のは洋書。でもターゲットは10歳くらいの子だし、いまの若い人はインターネットもあって英語の情報にはたくさん触れてるだろうし、英語くらい余裕でしょう?
スクールカウンセラーがある小学校に赴任して来て、みたいな話。カウンセラーとはどういう風に物事を見るのか、みたいなことがわかって面白いと思う。
There's a Boy in the Girls' Bathroom
- 作者: Louis Sachar
- 出版社/メーカー: Bloomsbury Childrens
- 発売日: 2010/12/06
- メディア: Kindle版
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以上、読んでみたいなと思う本があったら是非読んでみて。そして、小説以外を読みたくなったら、たとえば以下のやつとか読んでみるといいんではなかろうか。
副題にもあるように、心が治るとはどういうことかについて論じた本。とてもとても面白く、とりあえず二回読んだ。また読むだろう。結論に同意するかはまた別だけど。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年1月31日
心理療法という謎:心が治るとはどういうことか (河出ブックス) https://t.co/6Atz8G5hEQ
「サイコパスっていう気持ち悪い人たちがいるんだって」「あの人もそうなんじゃない?」「こわーい」みたいな話なのかな。『ゲーム脳の恐怖』みたいな。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年4月22日
サイコパス (文春新書) https://t.co/pPulLD5U9V
「困難を抱える子どもを支えるには、中学が最後の砦」というのは確かにそうだと思った。義務教育の段階で発見しておかないと。出て来た話の中でも、性的虐待は特に嫌だな。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年2月13日
ルポ 保健室 子どもの貧困・虐待・性のリアル (朝日新書) https://t.co/UTx4Uf3clo
保護者向けの本かと思ってたら、学校の倫理の授業で反抗期について習ったことに対する作文集で、当事者のJCJKJDみんな読めばいいと思った。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年9月16日
思春期少女達は家族をどう見てるのか―女子高生のホンネ手記集『イチゴ便り』から https://t.co/seJpzB4WWe
ものすごーく良かった。「思考」「感情」「行動」は連動する。「知識を増やすのではなく、視点を増や」そう。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年4月22日
レジリエンス入門: 折れない心のつくり方 (ちくまプリマー新書) https://t.co/mFs2rqeCML
家族療法の多世代理論てやつかなあ(筆者からは否定されそう)。たまたま見かけてすごいタイトルだなと思って読んでみた。単純化しすぎな気はするけど、読んで良かったというか、(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年7月25日
子は親を救うために「心の病」になる (ちくま文庫) https://t.co/YmLBypNmFG
だいぶ面白かったわー。こないだの子供のSOSがどうのと同じく2000年頃の本だったんだけど、やっぱり書く人で違うのね。中井久夫の弟子らしく、発達や心理視点多め。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年9月13日
「非行」は語る―家裁調査官の事例ファイル (新潮選書) https://t.co/ryxsZVqfoV
ナチス強制収容所体験について書かれた「夜と霧」を読もうと思うけど耐えられるかなあ。メンタル弱いんだけど。でもこれ、100分 de 名著でも取り上げられたんだね。https://t.co/hMpRD8tMOK
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2016年8月6日
ものすごく良い本だった。恋愛する人は全員読んだ方がいいと思う。そしてやはり、被害者も加害者も、どちらも救うのはものすごく大変なことだろうけど、必要なんだなと思った。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年6月25日
「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書) https://t.co/CoGb0McVM3
『母という病』面白かった。ジェンダーフリー的にどうなのかなあとも思ったけど、性差ってのは厳然としてあるってことなんだろうなあと。 https://t.co/xCc0riu09d
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2016年4月22日
そして『父という病』も。『母という病2』という面もあるけど、父親が冷遇されてる現状に憂いを唱えてたりする。司法的モデルの限界、みたいな話もあって、それは個人的にすごく同意した。 https://t.co/GTtZ0wU7n7
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2016年4月22日
前にメールカウンセリングの本は読んだんだけど、少し前のドイツの本だったので、この本みたいに新しくて日本の本は良い。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年5月1日
メールカウンセリングの技法と実際―オンラインカウンセリングの現場から https://t.co/v0qZrHj3i5
ラカンとかコフートとかクラインとかビオンの理論をもとにひきこもりの構造を解き明かし、ひきこもりから解消するための方策について述べた本、かな。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年6月21日
ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫) https://t.co/7GxisVhXbr
ちゃんとした心理学に基づいた自己啓発本て感じかなあ。とても良かった。グラッサーの選択理論をもとにした人間関係に関する本。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年5月1日
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論 https://t.co/zB8pcvhlbO
これすら読むの二度目かあ。なんで覚えてないんだ。さておき、いいマンガだったなあ。あとがきも良かった。しかし教師がひどすぎる。知らないのだろうけど。ところでやはりマンガはコストパフォーマンスがなあ。
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年3月5日
志乃ちゃんは自分の名前が言えない https://t.co/LrA3xIA6ot
大変興味深かった。「女の子の発達障害の特性は、男の子とはあらわれ方が違うことも多く、周囲に気づいてもらえない」らしい。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年5月13日
女の子の発達障害: 思春期の心と行動の変化に気づいてサポートする本 https://t.co/MkXI3TvHwU
かなり良い本だった。「共感とは何か」という問いから始まってるのが良い。「自分自身への共感」って言葉があり、ちょっとまだこれはつかめてない。(つづく)|プロカウンセラーの共感の技術 https://t.co/hImKfOEw7o
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2016年11月13日
全メンヘラに読んでほしい。男女問わず。直接的に自殺しなかった理由の話というよりは、手紙と日記の紹介なんだけど、カフカの「めんどくさい人」具合がハンパない。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年3月19日
カフカはなぜ自殺しなかったのか?: 弱いからこそわかること https://t.co/6TP5HuRJkC
面白かった。「会話についての会話」ってどういうことだろうと思ってたけどそういうことか。面白そう。こんなやり方があるんだなあと。体験してみたい。責める感じになりくくて良いのかも。
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年4月22日
リフレクティング: 会話についての会話という方法 https://t.co/qSSLcbX8yz
ちゃんとした心理テストのわりに手軽にできるエゴグラム。前にネットでチラッとやったときはFree Childだけが高いという、やや問題アリな感じだったけど、今回やったらわりと普通だった。(つづく)
— はぎはら ( •̀ᴗ•́ )و ̑̑ (@hagitter) 2017年1月31日
新・エゴグラム入門 https://t.co/1o4Yf0crgA