萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

ハチ公バスの旅

みなさんはコミュニティバスというのをご存知でしょうか?すごくざっくり言うと、安価(100円とか)で乗れる定員が少ない小さいバスです。普通のバス路線の補完的な感じで運行されてて、主に高齢者をターゲットにして、高齢者が便利な施設を中心に停車するやつなんですが。

で、うちの近所にはすぎ丸というコミュニティバスがありまして、みんなは親しみを込めて「すぎ丸くん」とか呼ぶんですけど、会社の近所にハチ公バスなるものが走ってて、「どれ、ちょっと見てやろうじゃないの」という感じで乗ってみました。

ただ、会社の近所っつっても、微妙に本当の近所は迂回してて、歩いて10分くらい行かないと、バス停はないのね。でも、こないだハチ公バスについて調べてたら、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館ってところで「本町・幡ヶ谷・笹塚の写真展」というのをやってることを発見。会社の近所の古い写真が見れるようで、この博物館が渋谷駅から歩いて20分くらいのところにあるんだけど、ハチ公バスだとバス停が目の前だと。

最初それを知ったのは昨日で、知ったら急に行きたくなったんで会社を早退して(おいおい)行ってみたところ、コミュニティバスだけにいろんな場所に停車する関係で、博物館の開館時間に間に合わず・・・。

という訳で今日はリベンジ。

昼過ぎに自宅を出て、すぎ丸に乗車して京王線高井戸駅へ。下高井戸から笹塚までは電車。笹塚で電車を降りてハチ公バスに乗る。ハチ公バスすぎ丸よりちょっと小さい。あと、普通のバスと違って横がけ(っていうのかな、電車みたいに、進行方向じゃなくて、座席がバスの中央を向いてる)だったりする。道も少しクネってるのでちょっと酔った。30分〜40分ほど乗ってたら渋谷区役所に到着。ハチ公バスを乗り換えて、恵比寿・代官山方面コースへ。こちらは横がけじゃなかったんだけどやっぱり座席数はすぎ丸より少ない。ふ。すぎ丸の勝ちだなと思ってたらあなた。なんとハチ公バスにはオリジナルソングがあるようで、区役所で停車中、「ハチ公バスだ!ワンワンワン!」という子供のコーラスが聴こえてくる。えらいヘタだ。子供のコーラスはその揺れが楽しいけど、いつも聞くコーラスに比べて明らかにヘタ。すばらしすぎる。超萌える。僕と同様子供コーラスが好きなK森さんは絶対聴くべきだと思う。

さておき、15分ぐらいかな、で博物館に到着。こんなレアな展示に来るのは僕だけかと思ってたら男子ふたりで来てた客も。あなどれない。写真の展示は意外に楽しくて、「え?あの交差点がこれ?」みたいなベタな楽しみ方をしてみた。50年でだいぶかわるんだなあ。ハチ公が見つめた渋谷、みたいなタイトルの映像も流れてたけど、コギャル的な話は全部スルー。昔の映像が見れたのは面白かったけど、ちょっと粉飾しすぎな感じ。

帰りもハチ公バス。区役所まで戻る。でも代官山とか通っていくんで、えーと、たぶん40分とか50分とかかかったのではなかろうか。区役所から再度笹塚までバスで行こうと思ったけど、区役所で20分ぐらい待たねばならず、かつちょっと酔ったのでやめた。ちなみに電車で行けば半分以下の時間で行ける。

すぎ丸もだけど、下車した子供が発車するバスに「ばいばーい」と手を振ってたりする。楽しいね。ま、すぎ丸くんの方がかわいいけど(オリジナルグッズのマグカップやキーホルダーを所有してます。マグカップは子供向けのようでちょっと小さい)。

ひとつだけ心残りなのは、バスの中でオレンジのハンカチを落としてしまったようで、紛失したことです。

みなさんもコミュニティバスで無駄に時間がかかる移動を楽しんでみてください。そこでお金を落とせば、じいさんばあさんが病院行くときに使う足が廃止されずに済むしね。

追記。

ここハチ公バスのうたが聴けた!すげえ。つーかバスの中で聴いたのと、ちょっとバージョンが違うような。「ワンワンワン!」で犬が鳴いてるし。渋谷区の図書館で借りれるみたいだから早速iPodに入れねば!つーかすぎ丸もオリジナルソング作れよ山田!(←杉並区長)