萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

『孤虫症』

ここんところほとんど本を読んでなくて、と言いつつも多少は読んでて(『プロテウス・オペレーション〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)』『プロテウス・オペレーション〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)』とか『はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)』とか『一神教の誕生-ユダヤ教からキリスト教へ (講談社現代新書)』とか)日記に書いてないだけなんだけど、それは追って書いていくとして(書かないかも)、以前本を読んでないという話を書いてからもう半年以上経過、メフィスト賞受賞作の『孤虫症』を読んでおらず、次の受賞作が発売されそうな勢いだったので(まだされてないよね?メフィスト賞受賞作は全部読む人なのだ)、読んでみた(カッコが多い文章だ)。

読んでなかった理由は、メフィスト本誌の座談会で読後感が悪そうな印象があったから。期待値のレベルが低かったせいか読み始めると面白くて、途中で近所のショップ99に柿ピーを買いに行ったぐらい(読みモードに入りたくて)。

ただ、広げた風呂敷を畳みきれてない印象が若干。法月綸太郎の『密閉教室 (講談社文庫)』みたく、最後がぐだぐだになったような印象が多少ある。「最後にそう来るか」みたいな。

でもいろいろと仕掛けがある本なので、2回目以降も読むと楽しめそう。記憶が鮮明ないまのうちに、もう一度読もうかな。つーか今日もう一回読もうっと。

孤虫症

孤虫症

★★★★☆:面白かった本