vinoすなわちGNOME版VNCなんですが、初めて名前を見たときは、なんでこんなものがあるんだろうと。別にいいじゃんVNCがあるんだからと。KDE版VNCもあったと思うんだけど、あれは別にいいんです。だってKDEだから。KDEは何でもKDE版を作らないといけない気がするし。さておき、VNCがあるのになんでvinoも存在しなきゃいかんのかなーと思ってたのだけど、これって、VNCプロトコルを使って、デスクトップを共有できるようにするソフトなのね。Windows版のVNCと違ってLinuxの方はデスクトップを共有することはできず、VNC用の新しいXが立ち上がる作りだったので、たしかに、ちょっと使える場面が限られるなあとは思っていた。なるほどねえ。
ちなみにGentooの人は、
# emerge vino
でインストールしたあと、
$ vino-preferences
で「他のユーザーがデスクトップを見れるようにする」にチェックを入れて、
$ /usr/libexec/vino-server
とするとサーバが起動します。あとはサーバに接続したいクライアント側で、vino-preferencesの「このコマンドでユーザーはあなたのデスクトップを見ることができます」に書いてあるようにvncviewerを起動すればよろし。