ある日本屋(たしか紀伊国屋渋谷店)で見かけた本。サブタイトル的に「これが、カイシャ!?」なる文字。あらすじ的には、ある日父の突然の死去で会社を継がなくてはいけなくなった女子高生である主人公が、奮闘しながら「カイシャ」というものについて学ぶ的なこと。たぶん。表紙等、詳細は以下。
- 作者: 甲斐莊正晃,AKIRA
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本
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で、そろそろ読んでみるかと思いページを開いたところ、1ページ目で悶絶したため挫折。
プロローグ:なんで私が社長なの?
家族会議
「ちえ、お前が引き受けたらどうだ」
兄貴のやつったら、なんて無責任なんだ。
「そうね、ちえちゃんがやるのがよいかも知れないわね。(中略)」
えー。母殿、それはないじゃん。衝撃が、私の頭の中を走った。
「母殿」って・・・。僕の頭の中こそ衝撃が走ったよ。なんか30年前のラブコメみたい。奥付を見ると2007年6月発行。表紙からすると、ラノベ読者層を取り込もうとしてるんだろうけど、この原稿、誰が読むんだ・・・。
一応もうちょっとだけと思い、プロローグの最後の方を見たところ、飼い猫に話しかけるシーンが。
「ワンタどうしよう。ちえ、本当に社長さまになってしまうのよ。大丈夫かしら」
「大丈夫かって? それはとても心配だニャー」
ちょっとだけのらくろを思い出した(嘘)。なめんなよ(自分がYouTubeで言われてショックだったコメントを自分で使うことで咀嚼しようという作戦のため今年多用する予定)。
そしてパート2もあるらしい。
女子高生ちえの社長日記〈PART‐2〉M&Aがやって来た!?
- 作者: 甲斐莊正晃
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2008/11/01
- メディア: 単行本
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本当は読んだ本の感想はまとめて書くつもりだったんだけど、あまりの衝撃でこれだけフライングしてしまいました。今年一番ショッキングだった本です。
今日はアド・ラインハートの絵を見に行きましたが、あいかわらず黒かったです。
帰りに飲みに行った居酒屋の隣の席でとあるグループが「ノルウェイの森」について大きな声で話し合っていて何の話かなーと思ったら結論が「村上春樹だよ!」でした。携帯で検索してました。
本年もよろしくお願いします。
追記。
Amazonのレビューを見たら、
星5つ: | 61% | (8) |
星4つ: | 30% | (4) |
星3つ: | 7% | (1) |
だった。
23歳の人が「自分は23歳ですが同じ世代の人の会社入門書としてお勧めします。気持ちが明るくなりやる気がでてきました」と言っていた。お屠蘇気分も吹き飛んだ(飲んでないけど)。明日から働こう。