萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

11/13は、まぼろちのライブです!

って言うの遅いですかね。ま、さておき、今週の土曜日は、女心を変拍子で唄うプログレッシヴ・ロック・バンド「まぼろち」のライブです。お時間がある人は、是非。池袋ライブ・イン・ロサにて、18時から、上京11年土佐正道というイベントに出演させて頂きます。

明和電機社長・土佐正道は11年目にどこに連れていってくれるのか

11年目、というのはどういう時間だろうか。10年の一区切りを終えて、心機一転新たな出発をする時期である気もするし、そんまんまいくかという惰性の時期でもある気もするし、ちょっと休みましょうか、という一休みの時期である気もする。
そんな上京11年目、前明和電機社長・土佐正道は「上京11年土佐正道」を開催する。
メンバーはもちろん土佐正道、芸術家・松蔭浩之、まぼろち(某有名漫画家が参加しているプログレバンド)、愛と真実のパフォーマー・スメリー、そして、土佐正道さんの結婚式でライブを行ったという「水中、それは苦しい」。
実は昨年も「上京10年土佐正道」という彼の上京10年の総決算のようなイベントを開催した。
それは終わってみたら「明和電機」の生まれた土地(?)でもある
「ツクバ」を感じさせてくれた。
11年目はいったいどんな場所に連れて行ってくれるのだろうか。

と、これだけだとナニなので、もうちょっと、うちのバンドについて説明を。こうやって書いたりするの、実は初めてだったりするのだけど。

昨日『アブナイ バレンタインデー』の話をちらっと書いたけど、この曲の歌詞を書いている漫画家のしりあがり寿さんとはアスキーで編集者をしていたころに知り会って、ずーっとお世話になりっぱなし。で、しりあがりさんとは、アスキーを辞めたあと、『ピカリ』というオナラで空を飛んだりするゲームを一緒に作ったことがあるのだけど、その打ち上げのとき、しりあがりさんがいつものように酔っぱらいながら「ねー萩原さんバンドやろうよー」と言い出したわけ。いやいや、と思うわけよ、こちらは。どうせまた、いつもの酔っぱらいのナニだろうと。なので「いやーいーですねー。でも僕、やるんならプログレバンドじゃなきゃイヤっすよ、いまの時代これしかないっすよ」なんて適当に答えてたわけ。そしたら「歌詞、考えてきたんだよ」と。スラスラと、飲み屋にあった紙に書き出したわけですよ。「大都会の片隅に 深く黒く口を開ける 穴」みたいな素敵な歌詞を。なんだ?本気か?ってことで、じゃあその歌詞に、一旦僕は曲を書きますと。デモを作りますと。なぜかってーと、プログレっていうとどうもピンク・フロイドのことを想像されることが多くて、でも僕はキング・クリムゾンやらイエスの方が好きで、どちらかというとフロイドは趣味じゃないもんで、僕がやりたいプログレはこっちですよと、そういうのを見せておきたかったわけ。で、デモを書いたら「いいんじゃない?」と。ほんとにぃ?と思いはしたものの、折角のプログレバンドをやれるかもしれないチャンス、たぶんこれを逃すともう2度とないハズなので(笑)、がっちり押さえねばと。で、じゃあやりましょうやりましょうという話になり、お互いに知り合いを辿って面子を揃えようと。最初に作った『穴』という曲にはバイオリンが入ってるし、いると「ぽい」からバイオリンは必要だよねーとかいいながら。ただ、しりあがりさんも楽器をやりたいという話になり、「パーカッションじゃないっすか?」とか適当に答えてた僕に「それじゃイヤだ」と。いろいろ話し合ううち、僕がベース弾きなんで、じゃあしりあがりさんもベースでいいかと。これなら僕が楽器教えられるし、ツインベースって、これまたなんか「ぽい」しさ。ま、あとになって曲作るとき、ベース2本って本当に作りにくいことに気がついたのだけどね(笑)。

というわけで、ベースと歌詞担当が漫画家のしりあがり寿さん。ボーカルはジャズやラテン、ナツメロを中心に魂の歌を聴かせるeiko。ギターは「ぴあ」等で映画の記事書いてたりしつつ芝居の選曲なんかもこなしちゃう村山章。オーケストラでもたびたび演奏経験のある、バイオリン山本美由紀。ドラムは「くねくねし」で役者もつとめる斎藤祐介。で、曲担当ともうひとりのベース(あまりルートを弾かない方)が僕。こんな感じのメンバーでお届けする変拍子なわけであります。

ちなみにうちのバンド、今度のライブで4回目なんだけど、ドラマーは、もう3人目です。変拍子は、ドラムに、ものすごく負担をかけるのですよ。

踊れないけど、見にきてね。