萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近聴いたCD

少しづつ書いていこう・・・。

ミゲル・アンヘル・コリア/EN ROUGE ET NOIR(紙ジャケット仕様)(赤と黒の中に)

まずは現代音楽から。

クランプスレーベル。プリペアドピアノの不協和音がテーマらしい。ひとつメインがあって、あとはそのバリエーション。

まあ、ふつうかな。

ワルテル・マルケッティ/IN TERRAM UTOPICAM(紙ジャケット仕様)(石の赴くままに)

これもクランプスレーベル。

ピアノの鍵盤1本1本に石を結わえた紐を付けて引きずることで、石の不規則な反動による偶発的な自動演奏。

みたいなことだたので期待してたが。

不協和音なピアノが断続的に鳴る音響な感じで。

意外と、期待外れというか。

「反駁」って曲が入ってて、いままで「はんぱく」と読むと思ってたら「はんばく」だったことに驚いた。そういえば「経由」も「けいゆう」だと思ってた。「病棟」はいつも「びょうれん」と読んでしまう。「促す」と「施す」が、わりと区別付かない。

曲と全然関係ないですが。

ペトル・コティーク/FIRST RECORD(紙ジャケット仕様)

これまたクランプスレーベル。

フルートの表現力を追求したらしい。

で、あまり期待してなかったのだけど、良かった。フルートが左右で、ちょっとづつ遅れてという感じ?「ひそやかに」という曲名なんだけど、まさしくそのとおり。うっとりする感じ。気持ち良い。

中ザワヒデキ/中ザワヒデキ音楽作品集

この人にとって大事なのは「方法」でしたっけ。なんか。

で、最初聴いてみてよくわかんなくて、ライナーを読んでないからかなと思ったけどライナー読んでもよくわかんなかった。

残念。

アンタイル/アンタイル:バレエ・メカニック/弦楽オーケストラのためのセレナード/他

1920年代、「音楽の不良少年」を自称していたそうです。

バレエ・メカニック(1953年改訂版)

「大小の電動ベルやプロペラまで動員。硬質な響きと騒音まがい」みたいな売り文句で買ったわけだけど、なんか、意外とおとなしかったというか。50年以上経ってるんで、「うるささ」の基準が変わったのかなあ。

リズミカルで面白い曲だったから、好きではあるけど。

しかし、プロペラがどこに使われてるか、よくわかんなかったよ。

弦楽のためのセレナード第1番
5つの楽器のための交響曲(第2版)
室内管弦楽のためのコンサート

この3つは、まあ普通に楽しかった。

メシアン/メシアン:トゥーランガリラ交響曲

オンドマルトノを使ってるとのことで聴いてみました。

が、あんまりわからんかった。たまに聴こえるのがカッコ良いということかいな。

フィリップ・グラス/ヒーローズ・シンフォニー

David BowieHeroesをオーケストラに、というアルバム。良い仕事が目立つNaxosレーベルモノ(ちなみにさっきのアンタイルのも)。

ザ・ライト

マイケルソンモーレーの実験にインスパイアされたらしい(笑)。

なんか、ミニマルというほど短いフレーズではないけど、普通のクラシックの「動機」ってやつよりは短い気がするフレーズを重ねて曲にしてる感じ。テンポが遅い部分はドローンな感触もあって、ドローンとミニマルって似てるんだという発見がちょっと面白かった。そんなにグラス節ではないけど、わりと好き。後半は、だんだんグラス節になってくけどね。

爽やかな感じで良かった。

ヒーローズ・シンフォニー

非常に残念ながら、どこがHeroesなのかわからんかった・・・。ロウ・シンフォニーを聴いたときは、あまり僕がLowを聴き込んでないからかと思ったが・・・。

ORANGE RANGEロコローションも、どのへんがパクりか、あまりわからんかったしなあ・・・。

King Crimson/ザ・コレクターズ・キング・クリムゾン Vol.8

現代音楽以外をいくつか。あ、でもアンタイルは現代音楽ではないかも。まあいいけど。

Jazz Cafe Suite 1997

これはKing CrimsonじゃなくてProjeKct One。なのでドラムがBill Bruford。スコーンスコーンスコーンと、気持ち良いです。

Live In Guildford 1972

太陽と旋律パート1とブックオブサタデー(当時の名前はDaily Games)がつながる。そこが、ちょっと「へえ」と思った。

Live In Orlando, FL 1972

Groonは、ちょっと、長いです。この曲は、やっぱり、GG&Fの編成でやってる、The Young Persons' Guide to King Crimsonに入ってるのが一番良いな。しまってて。あと、コレクターズクラブだから仕方ないけど音が悪くて、右の低音ノイズが、ちと辛い。

Earthboundが入ってたけど、この曲が入ってるのは珍しいかな?

しかし、これ、2枚組にしちゃあ短い気がするよ。

ホンダレディ/TVTB

ひとことコメントでアレだけど、テクノってカッコ良いなと思った。

エキゾチック・ビートルズ

「ヘンなビートルズ大集合!」みたいなコンピ。イエローザブマリン音頭とか、自動オルガンとか、犬の声でビートルズとか。まあ、面白かったかな。パート2とかパート3とかまで聴く気はしませんが。

しかし、誰かが書いてたけど、ビートルズマニアは大変だよね・・・。フォローしたらキリないもん。

最近読んだ本

本も、少しは読んでます。

これもちょっとづつ。

井沢元彦/逆説の日本史11 戦国乱世編: 朝鮮出兵と秀吉の謎

たしかこの巻だったと思うけど・・・。最近ちゃんと書いてないから忘れてるな。

で。

現代、室町時代が終わろうとしているそうです。

なんか、信長大好きなんだねえと思った。

グレゴリー・チャイティン/メタマス!―オメガをめぐる数学の冒険

ちょっと僕には難しかったけど。停止問題とか不完全性に関する、数学の本。ただし普通の人に向けて書かれた本なので平易になってるそうで。「役に立つかなんでクソくらえだ」というスタンスが爽快だったりする。

ニュートンの暗黒なところとか、「もう一度人類が最初から進化をやり直したら、はたしてまた素数が重要な問題になるのかどうか」という問題提起とか、面白いところもいろいろあった。

コンピュータ科学側からの視点なので、「理解とは圧縮だ」という発言があり、なるほどなと思った。

この本を読んで以来、多少、ゲーデルまわりの本を読んでみたりしている。

エリエット・アベカシス/クムラン (角川文庫)

死海文書にまつわるミステリー、みたいな小説。

宗教ネタは興味あるから、ある程度の知識はあるつもりだったけど、あんまりわからんかった。

残念。

中堀豊/Y染色体からみた日本人 (岩波科学ライブラリー)

ミトコンドリアのイブは有名だから知ってる人も多いだろうけど、Y染色体は男系でしか遺伝しないから、Y染色体を辿ると、そっち方向の流れが分かるんではないか的な本。

いろいろ面白い話があって、たとえば遺伝子の話の影響で、どうもみんな形態の方を重視する傾向があるけれど(特に進化に関して)、実は形態よりも行動の方がより影響を与えたのではないかとか。ヒトはオスとメスで染色体が違うけど、実はそういう生物の方が少ないんだとか。ヒトの女性は、胎児のころに作った卵を40歳になっても利用している話とか。

あと、よく縄文人とか弥生人とかいう話を、いまの人間に対して使う人がいるんだけど、そういうのって、僕、わりとダメなんですね。だってさ、もう混ざってるでしょとか思うし。でも、よく考えたら、混ざり具合ってのは存在するわけで、この本によるとY染色体のタイプによって精子生産の波(一年のうち、いつ生産量が増えるか)とか違うらしいです。それぞれ、得手不得手があるみたいなことで。面白いね。

自分の感想メモに「性的な侵略、喫茶店」って書いてあったけど、読んでから随分経つので忘れた・・・。

全体的には、日本人はどこから来たかではなく、日本という場所で何が起きたかについての本。面白いなと思ったのがY染色体から見たら日本人というのは、というか日本の男性というのは、大陸の落ちこぼれであると。落ちこぼれたちが、一度目は縄文人として、二度目は弥生人として、それぞれ大陸からやってきて、でも完全に駆逐しあうのではなく、共存してきたことに、日本という場所の特性があるんではないかと。

あ、そうそう、Y染色体から見た万世一系批判も載ってたので、そういうの興味ある人は読むと良さそう。

篠田謙一/日本人になった祖先たち DNAから解明するその多元的構造 (NHKブックス)

もういっこ遺伝子ネタ。

特になるほどと思ったのが以下の話。

20世代、つまり500年程度さかのぼっただけで、100万人を越える祖先が存在することになる。でも、遺伝子の数は数万個。ということは、遺伝子を伝えていない祖先というのが、沢山いると。なんとなく、自分の祖先の集団というのがぐわーっといて、その人たちからの影響をいろいろ受けてる気がしたんだけど、意外と残らない遺伝子もあるんだねと。それが意外だった。もちろん、ミームというか、しきたりみたいなことで、受け継いでいるものは多いにしろね。

あと、現生人類がアフリカで生まれたのは有名だけど、DNAの調査的には、最初にアフリカを出たのは150人ぐらいらしい。なんか、ひえーって感じ。150人って、なんか、想像できる規模の人数だもんね。あと、遺伝子の多様性からすると、人類の次のブレイクスルーはアフリカで生まれる可能性が高いという話も。

この本でも、さっきの本と同様、縄文から弥生への移行が基本的には平和裡に行われたと書いてあって、なるほどと思いました。

永江朗/ベストセラーだけが本である

もちろんこの著者の本なので、本当に「ベストセラーだけが本だ」という話ではなく、「ベストセラーだけが本だ」というような扱いをしている現在(この本が書かれたのは2002年)の出版にまつわる問題等を扱ってると。

わりと面白かった。

それぞれの年のベストセラーのタイトルと見出しの一覧が載ってたんなけど、なんか、DSのタイトルみたいだった(脳トレみたいな感じだったということ)。うーん、って感じ。

ちょっと驚いたのは、書店も図書館もない市町村が787もあるらしい(全体の24%)。熊本件は94市町村のうち48市町村に、書店も図書館もないんだってさ・・・。

ちょっと前の本なので、いまだったらどう書いてたかなあと思った。特に、ケータイ小説とかね。

ノンフィクション(っていう言い方であってる?)の面白い本って、「いまだったらどう書くんだろう」と、いつも気になる。

結城浩/数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

この本を好きな人がいるのは理解しつつだけど、僕は、なんだかものすごくイヤな本だと思った。気持ち悪い。うっとうしい。

特に、後輩の女子から数学の相談をされて、ノータイムで教えモードになるのは何なんだろうと。そういう本だから、ラノベだから、にしても、あまりにもそこに葛藤がなさすぎるというか。

本格ミステリについて「人間が書けてない」という批判は、こういうことなのかしら。

うーん。

しかし、自分を教える立場にしてくれるかわいい女の子ってのは、きっと理想的なファンタジーなんだろうな。

で、結局、気持ち悪すぎてほとんど最初の方で挫折。

なんか、最悪だ、この本。

最近見たDVDとか

そういうのも一応書いておく。

笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]

「あれれ?」と。

なんか、期待したほどではなかった。やっぱり稲垣さんは、ちょっと辛かったような気がするなあ。

それから、最後の「青年の主張」みたいな部分が、「あれ?三谷幸喜ってこういうこと言う人だったっけ?」とか思った。

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]

で、こっちは面白かった。サンサインボーイズのころから、シチュエーションコメディだもんなあとか思ったりして。

いろんな話が交錯してて、有名な人がいろいろ出てくるのも、こういうのだったら無理がなくて良いなあと思った。

僕はこういう、あからさまにテクニカルな感じを見せるのが好きなんだろうなと思いました(これが実際にテクニカルかどうかは別にして)。

あずまんが大王(1) [DVD]あずまんが大王(6) [DVD]

なんか、4コマも普通に面白かったんだけど、DVDで見たら、とても面白かった。けど、「結構面白いよ」言った僕の横で見てた妻が、「これ面白いか?」とか言ってたんで、だんだん、マズイことになっているのかもしれない。

うーん。

ちなみに僕は大阪がツボでした(方言好き)。あと、ともちゃんの適当ぶりも良かった(適当好き)。

それから、ゆかり先生が居眠りしてる生徒に言う「人の仕事中に寝るな」というのは、とても良い言葉だと思った。

間宮兄弟(通常版) [DVD]

なんだかよくわかんなかった。結局恋愛モノなのかあと思った。ちょっと面白かったけど。

一応原作も読もうかと(読んだ)。

しかしなんで沢尻エリカ高城剛なんだろう。

それが一番のミステリー。

メン・イン・ブラック [DVD]

まあまあ面白かったって感じでしょうか。

しかし、虫は、やっぱり気持ち悪い。特にゴキブリ。こないだ見た魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD](のスペシャルじゃない方)でも、結構リアルなゴキブリが出てて、アメリカ人と日本人では、ゴキブリに関する感じ方が違うのかなあと思った。

そして、猫は、やっぱりかわいいと思った。

にゃんこ THE MOVIE [DVD]

が、こういう、猫に感情移入したナレーションみたいなのは好きじゃないんだよね。どうせ分かりあえないわけだし。

そんで。

犬のいない島に100匹の猫がいるのは壮観だった。

あと、動物病院で、猫が、患者の動物の相手をする役割をしてる話が紹介されてて、なんかすごいなと思った。

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) [DVD](の特別じゃないやつ)

映像とか音はカッコ良いと思うんだけど(セピアな感じとか。でもグロイのはイヤ)、話がどうも気にくわん。勧善懲悪にすぎる感じが。適役が、100%悪役なビジュアルで描かれてたりね。

なんというか、帝国主義を正当化してるような感じがしてしまったのだ。

昔のことを、現在の価値観で判断するのはアレですが、これはなんか、そういうレベルじゃないもんね。

ローズ・イン・タイドランド [DVD]

近所のTSUTAYAでランキング上位だったので見てみたのです。

で、なんだかよくわからないし怖いし気持ち悪いし(涙)。

子役の子は、ものすごくうまかった。

でも、チューさせたらいかんとおもうなあ。

「私は女優よ!チューぐらいするわ!」ってことなのかしらねえ。