これは日記ではないです。今日起こったことを書いているわけでもない。
先日、友達が性暴力被害を受けた。多少の知識はあったのでそれをもとに話を聞きつつ、他にもなにか情報がないかと思ってたどり着いたのが、かながわ性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター「かならいん」だった。
「かならいん」は24時間365日で電話を受け付けている。しかも、本人だけではなく、家族や友達からの電話も受け付けている。
045-322-7379
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f520370/p1163001.html
本当はその友達自身に、「からないん」へ電話をしてほしかったのだけど、やはりなかなか心理的な壁があるようだった。で、当事者ではなくそのまわりの人がかけても大丈夫なようだし、一度僕が電話してみようと思ったのだ。電話して知ったことを友達に伝えれば役に立つかもしれないし、僕が電話したことを知ることで、背中を押されてその友達自身がかけてくれるかもしれないし。
で、電話をかけようと心に決めたものの、やはりかけるのは緊張した。男でも性犯罪に遭うことはあるから、そういう意味での緊張ではないのだけど、友達である若い女の子に起こったことに関する相談をして、変に思われないだろうか。いや、変に思われるのは別にどうでもいいんだけど、妙な関係だと勘繰られて調べられたり、何故か説教されたり、はたまた、僕が加害者だと疑われたりしないだろうか。
結果的には杞憂で、いろいろなことを優しく丹念に教えてくれた。話を聞いてくれたのはおそらく20代後半の女の人。勝手に、警察官かなあと思った。
当然のように具体的なことを書くつもりはないのだけど、少しだけ「もっと早く電話をかければ良かった」と思ったことを。
- 生理が来てても性病の疑いがあるから婦人科には行った方がいい
- 証拠保全のためには「事実があった日」(こういう言い方をするようです)に着ていた服をビニール袋とかに入れて保存した方がいい
このあたりの視点についてはうっかりしてた。所詮素人だしなあ僕なんか。
他にもいろいろ参考になることを教わった。かけてよったと本当に思った。ちなみに電話は繋がりやすかったです。かけたのは平日の21:30ごろ。当事者の友達でもかけれるということは、「自分の話を友達の話として言う」という手も使えるので、恥ずかしいなどの理由で「自分の話」をするのが難しい人は、こういう手を使うのも良いかもしれない。このやり方は、女性の友達から聞いた。
045-322-7379
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f520370/p1163001.html
それから、『一人じゃないよ〜あなたのこれからのための支援情報ハンドブック〜』という冊子のPDFについても教えてもらった。この冊子は前に読んだような気がするけど、そこまできちんとは読んでいなかったので、ためになった。
http://www.ncnp.go.jp/nimh/seijin/www/pdf/shiryo_A5_hitorijanaiyo.pdf
もしかしたら、つらい気持ちになってる人の目に留まるかもしれないということで、被害に遭った友達に許可を取ってこの話を書いてみた。
神奈川県に住んでない人は、上記PDFのの最後の方のページにいろいろ連絡先があるので、見てみてください。とりあえず「かならいん」に電話しちゃって、自分の住む地域の支援サービスの電話番号を教えてもらうのでも良いと思う。
045-322-7379
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f520370/p1163001.html
では。