つっても、箏とか尺八とかのやつね。
なんか、いわゆるクラシックの作曲家たちで作ってる邦楽のグループがあるらしく、たまにコンサートを聴きに行く田口和行さんも参加されてるとのことで、聴きに行ってきました。
ちなみに田口さんとは、Twitterお友達で、というのも、田口さんが何かのコンサート(たぶん日本現代音楽協会のやつ)で聴いて面白かったのでTwitterで検索したら本人がいて、おもしろかったですー的なことを話しかけたら気さくにも返事くれて、たまにコンサート行って話するようになった的な、まあそんな話は良いのですよ。
西洋音楽の教育を受けた人たちによる邦楽曲。なんかよく知らんけど、有名な人でも出てるのか、公園通りクラシックスが妙に混んでいる。和服の人多いし。「あら先生」みたいな会話多いし。
で。
1曲目。壷井一歩「虹をはこぶひと」。
ごくシンプルなラインが余計に箏の音色を際立たせているというか。新しい単純性の系譜(てきとうに書いたけどたぶん違う)。気持ちが良かった。
2曲目。田口さんの「夜想曲」。
声付きの箏と、尺八。田口さんの曲では、わりとよく思うことなんだけど、表現する楽器は違えど、かつクラシックなのに、なんだかロックっぽいカッコ良さがあるのだよね。
3曲目。マーティン・リーガン「dragoneyes」。
カッコえーなーと思ったけど、どうカッコ良いか、うまく表現できない。でも、邦楽もうちょっと聴いてみたいなあと思ったのは事実である。
4曲目。溝入敬三「猿沢の池の龍の事」。
宇治拾遺物語をもとに作られた曲。箏を弾いているふたりが、弾きながら、歌うのではなく、本当に語る。セリフを語る、ということね。
すごい高度なテクニックだとは思うのだけど、いかんせん、演技力とか曲調とか題材とかが、すべて、高校演劇という一点に収斂していた気がする。
別に、悪くはないんだろうけど、個人的にはちょっと恥ずかしかったりして。
ここで休憩になり、後半もあったのだけど、仕事終わってなかったので退場。
チケットを取ったとき、たぶんなんか邦楽会の偉い人なんだろうけど、その人に直接電話をかけねばならず、そんで、僕がギリギリだったらしくて「まあ、今回は良しとしましょう」的な対応だったのがちょっとイラっと来たんだよね。
的なことを書くと田口さんに迷惑かかるでしょうか。
かかったらゴメン☆