今日は本業お休みの日。あんまりメンタルの調子が良くなかったのか、まもなく開催されるキャリアコンサルタントの試験勉強をしないといけないというのに昼前まで起きれず。
それでも夕方に若い女子たちに会える(言い方)からかなんとか起き出しスーツに着替え某女子校へと向かう。
すると、中3の子に聞かれた。
「二次方程式の解の公式って覚えるしかないんですか?」
そうだよねー、覚えたくないよね。僕もこの数学教師の仕事するときに受けた試験で二次方程式の解の公式を思い出せなくて困ったよ。
なんて話をしながら、覚えるしかないんだけど、覚え方はいろいろで、とにかく口で唱えて覚えるとか、絵として覚えるとか、何度も書くとか、いろいろやり方があるよねと話してた。
で、その流れで、「じゃあいっそ自分で公式導いてみる?」みたいな話になった。
(x+ほにゃらら)2 = ほにゃらら
的な形にするといいよ、みたいな話をしつつ、最初は一度一緒に解き、そのあとは「次はひとりで解いてみるターンね」とか言ってやってみてもらった。
で、ヒントは出したけどなんとかなったんで、じゃあ解の公式を使って解く問題やってみようか、公式はまだ覚えてないだろうし見ながらでもいいよ、とか言って問題解いてもらってたら、「なんか公式、覚えちゃいました」と。
自分で導出する体験をしてみることで、覚えてしまったらしい。
「できたじゃん。一度自分でも導けてるから、テストんとき忘れちゃっても最悪自分で公式導けばなんとかなるよね」と言ったら笑ってた。
これが若さの素晴らしさつまり頭の柔らかさや物覚えの良さなのかも知れないし、もっと単純にエピソード記憶の方が覚えやすいって話なのかもしれないけど、答じゃなくて答の求め方を教えること、いわゆる「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」ってやつかもなあと、本業の方とも絡めて思ったりした。
ちなみに二次方程式の解の公式はこちら。
導き方は、みんな大好き「高校数学の美しい物語」あたりをどうぞ。
数学教えてる間は元気なんだけど、終わるとふっと悲しくなるなあ。仕事のときも。なかなかたいへん。