子供の頃から車が苦手だ。すぐに酔ってしまう。遠足が本当に嫌だった。三半規管が弱いのだと思う。
高いところと重力に逆らう感じが恐ろしくて飛行機もダメ。
同じような理由で、遊園地にあるような乗り物も乗れないのでずっと遊園地は行ってなかったのだけど、7,300日ぶりくらいに遊園地に行き、カリブの海賊のミニ版みたいなやつはそれでも何とか耐えたのものの、斜めにもなるコーヒーカップ的なやつはクルクル回りすぎて気持ち悪くなってしまい顔が本格的にこわばってしまいだいぶ脂汗も出た。隣の外国人たちは座席を必要以上にクルクル回してはしゃいでいたし、逆隣の「大学生はじめてのデーティング」みたいなふたりは微妙に席の間隔を空けながらも明るく笑っていたというのに。
というわけで、タコのやつは見てるだけにしました。
まあそれでも、もはや乗らないであろうと思っていたものに乗れたり、速さが素敵なアイツに再会できたりもして、遊園地体験自体はとても良かったのだけれども。あ、ちなみにタイトルは「ゆう×えん×ち」と読みます。
以前アスキーのTECH LinuxというムックにGentoo Linuxの記事用のジェンツーペンギンの写真を撮るために八景島シーパラダイスの水族館にひとりで行ったときは「おひとりさまで来てるんじゃないんです取材なんです取材なんです」と心の中で秒速10回くらい唱えていたけど、今日はそんなこともなく気持ちの余裕があったのは、単に年を取ったせいか、おふたりさまで行ったせいか。
何にせよ、生きてるといろんなことがあるもんです。
でもやっぱり遊園地の乗り物は苦手。怖い。絶叫マシンは自殺したいと思ったときに乗りに行きます（迷惑）。
