というかこの日記、今年初めてだった。あけましておめでとうございます。
さて、前から「一度くらいはベタなバレエを観ておきたい」と思っていて、先月のメンタル・ラマダーンも終わったことだし、ちょっと奮発して13,000円のチケットを購入、渋谷オーチャードホールでキエフバレエの白鳥の湖を観て来ました。
1階席ではあったものの、33列目だったので顔を見分けるところまではいかず、そこはちょっと残念でした。ただ美しい動きは堪能できたのでそこは良かったかな。くるみ割り人形も観たい気がしているので、そのときはできるだけ前の席を取りたい。
で、全体的には満足した上での感想。
一番思ったのは「お前ら何か喋れよ」と。当然なんだけど全員無言で踊ってわけなんだけど、一応ストーリーがある舞台なので、誰も何も話さないのがすごい気になる。開演前に念の為と思ってあらすじをWikipediaで読んでて良かった。前に観たベジャールのボレロみたくストーリーがない(たぶん)ものは無言でも気にならないんだけど、こういうストーリーのあるバレエって中途半端にマイムみたいな動きもあるし、どうしても気になってしまうのよね。王子がホレた女だと間違って違う女子に愛の誓いをしてしまって「ガーーーーーン!」みたいなのとか。そして、それに加えてジャンプしたあとの着地の音がほんのり聞こえるのも、あえて言えば興醒めというか。
かと言って、オペラとかミュージカルみたいに歌われるのも、たぶんちょっと引いてしまうとは思うんだけど。でもきっと、もう21世紀だし、日本でうまく咀嚼されたミュージカルとかもあるんだろうなあ。そういうのだったら観てみたいなあ。
他にもいろいろ思いながら観てたけど、一番の感想はやっぱりこれ。観る前から予想はしていたけれどね。
一番好きだったシーンは、意外にも第2幕の4羽の白鳥たちの踊りでした。いままでパロってるのばかり観たことがあるんで笑っちゃうかなと思ってたんだけど、足の綺麗さを魅せる踊りが良かったです。
開演前にオーケストラピットをのぞきに行って、指揮台に載せられてた譜面に書いてあったЧайковскийをチャイコフスキーと読めたのもちょっと嬉しかった。ちょっと前までネットでロシア少女に日本語を教えていたので、少しだけキリル文字も読めるようになったのよね。
それから、最後になりましたが、やっぱりレースのスカートはかわいいと思う(チュチュではなく)。