萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

結婚式の司会をしてまいりました

正確に言うと、結婚披露宴の司会。

ちゃんとした披露宴の司会をやるのは3回目なので、わりと慣れてきたせいか、今回はほとんど緊張しなかった。

AOKIで新調したスーツを着て、白いメガネに白い腕時計を装着、いそいそと会場へ。

控室に着いたらひとりだったのでうろうろしてたら、何か左の靴がベタベタする。ガムでも踏んだかなーと思って見てみたが何ともない。気になりつつもうろうろを再開したところ靴が壊れた。

が、僕はサーバ管理の仕事などもしているのでもちろんこんなときも慌てず騒がず、まずは上記のようにツイートしておいてから、会場の方に「靴が壊れちゃったんですけど、何か接着剤とかありますか?」と聞いた。以前読んだ本に、ホテルマンはお客様のサービスのためにいろんな話を聞いてくれると書いてあったからである。そして予想にたがわず、しばらく待つと両面テープを持ってきてくれ、ことなきを得たのであった(ちなみに式の最中に何度か外れかけたが、司会台の裏で頑張って踏み込んで接着してた)。

と、そうこうしているうちに開場である。蝶ネクタイを装着し、会場係の人との打ち合わせ。

上にも書いたように今回僕は3回目の司会だったのだけど、今回初めて、当日になってからようやく会場の人との打ち合わせができた。式場によって、いろいろシステムが違うらしい。ざっと段取りの確認をしただけだったので、実はキャンドルサービスでメインキャンドルに点火するところとか、花束贈呈のところとか、よく知らないキッカケがあったりして、アドリブで切り抜けたところもいくつかあった(けどバレなかったみたい)。

んで。

会場係の人との打ち合わせが済んで、祝電の確認も終わり、式の開始を待っていると、カメラマンが僕のところにやってきた。「今回、段取りが違う部分はありますか?」と聞かれたので、「ええと、たしか新郎のあいさつと新郎新婦紹介が逆になってて、あ、違いますね、逆になってないですね、てことは変更なしです」みたいなことを答えたところ、次に「カクタク回るときにプロカメラマンに任せてほしいって言ってほしいんですけど」と言われた。「カクタク?大根のキムチ?」とか思ったけど(思ってないけど)、「カクタクって何ですか?」みたいにいろいろ質問したり、「プロカメラマンに任せるって、どういう風に言ったらいいですかね」と聞いたら「いや、それはこちらはわからないですよ」と言われたり、なんか妙にカメラマンのアタックが強い。なんだろうなあと思いつつも、忙しさに紛れて忘れていたら、会の途中でカメラマンが僕に近付いてきて、「すみません、ご友人の方だったんですね。プロの方かと思っていたもので、失礼な言い方をしてしまいました」と。スキンヘッドに白いメガネだと誤解されることがあるので注意だな、と思った。ちなみに「カクタク」は「各卓」のことで、キャンドルサービスなどのときに各テーブルを新郎新婦が回るとき、個別のテーブルで集合写真を撮るか、みたいなことだったようだ(確認したわけじゃないから間違ってるかも)。

披露宴の中身で印象に残ったのは、そうだなあ、新郎はブックオフの人だったのだけど(このくらいは書いても良いよね)、ブックオフの人が祝辞をされてて、そのときに、ブックオフギャグを頂いたのが面白かった。具体的には書かないので、僕に直接会ったときに聞いてください。

それと、新婦の姪っ子の小学生の女の子がすごいはしゃいでて、やっぱり女の子はこういう場でワクワクしちゃうのかしらー、とか思った。

ああ、あと、これは司会をやるときの豆知識なのだけど、どうしてもこの季節は乾燥しているので、ハンドクリームを司会台に忍ばせておくと良いです。司会の原稿の紙がうまくめくれないとアウトなので、何度かハンドクリームで手をしっとりさせて、めくりやすくしといた。

今回は司会だけじゃなくてバンド演奏もやって、その紹介するのって自分で自分の紹介だからちょっと緊張するなあと思ってたけど、直前になって会場の人と話をして紹介の仕方を変えたので、そうでもなかった。

あ、でも、その少しあとの、たしか花束贈呈か何かのとき、僕が全部自分の原稿を言い終わったあとに「伸ばして!」のジェスチャーを頂いたときは参った。もう引き出しないよ的な。花束の詳細とか知らないし。少し言葉を足して誤魔化したけど、うまく伸ばせなかったなあ。

お開き後、今日何度かロビーなどで見かけた、僕らとは関係のないお坊さんの集団のひとりであると思われる、高齢の僧侶の方とトイレですれ違った。で、そのとき、「うーーーーーーーーーん?」と言われたのだ。どうやら「あんたも坊主か?」という意味のようだったので「違います違います」と答えたのだが、これ、会話だけ見ると、

「うーーーーーーーーーん?」

「違います違います」

「ほう」

という、なんだか禅問答のようなことになっていたのである。

唐突だけど以上です。

最後に、赤飯がかわいかったのでその画像を載せておきます。