萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近でもないけど読んだ本(エッセイとか編)

CDと同様こちらも溜まってますので適当に。最初に見つけたメモとジャンル近そうな本のみ。

辛酸なめ子/女子の国はいつも内戦 (14歳の世渡り術)

まあこのサブタイトルに胸キュンですよね。サブタイトルじゃないかシリーズ名か。他にもこのシリーズでいろいろ出てるしね。

で、この本は、女子の人たちの大変そうなあれやこれについての本。ためしに何人かの女子に『「女子の国はいつも内戦」って本読んでるんだよねー』って話を振ってみたらわりと複雑な表情をされたことが多かったので、そのあたりからも、いろいろ伺えることがありますよねと。

でもまあ、男子の国もいろいろ大変だとは思うけれど。

さておき、私立女子中学と公立共学中学とで分けて書いてあるのが、なんか、すごくなるほどという感じ。アメリカのチアリーダーの話のところで、いじめっ子になりそうな人に重要な役割を与える」みたいなことが書いてあったのは面白かった。

素晴らしい本だったと思います。

何度か読むと良いかもという気がしてきた。

清水佑三/上司のモヤモヤ

ビジネス書かなという気もするけど、でもきっと違う。

部課長の相談に乗って20年!会社組織の名カウンセラーによる「サラリーマンの最も普遍的な悩み」相談集

「うーん?」と思う回答も結構あったんだけど、「成果主義が有効なのは自分に甘い人に対してだけ」とか、「正義の主張はバカでもできる。人の数だけ正義があるからです」とかは、まあ面白かったかな。しかしこれ読んでると、会社人間にはなれんなと思う。

荻上チキ/ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)

自分のメモを見てもあまり感想を思い出せないとき、やっぱり早く日記に書いとけばなあと思う。以下、メモから抜粋。

  • 運用できない法
  • ポジティブかつ楽観的な信頼―それも確信犯的に過剰なそれ
  • のび太のたとえ
  • 可視化
  • UFOとポストモダン

思い出せん。

もう一回読もうかな。

中田安彦/世界を動かす人脈 (講談社現代新書)

「国際問題や経済問題において、個人の決定力と人脈が大きく影響を与えている」と。で、そういう個人について書かれた本。陰謀論ではないです。

正直、あんまり面白くなかったんだけど、「ウォール街は初期のソ連ナチスを支援していた」というのは、へえと思った。

アミア・リブリッヒ/キブツ その素顔―大地に帰ったユダヤ人の記録

キブツについて知りたくていろいろ本を探したのだけどあまりなくて困った。この本も、原書は30年ぐらい前の本なので、いまはもうひと世代後になってるわけだから知りたいなあ。

で、良いところと悪いところの話でした。

あー、説明になってないな。

なんだろう。

僕はキブツのことを、「みんなの子供をみんなで育てるところ」だと勘違いしてたんだけど、そうではなくて、すべてのものを共有して暮らす、社会主義生活みたいなものなのね。

で、イスラエルの人たちはいままでの経緯でずっと商人をやってきて、地に足をつけたいと。だから、開墾して、自分たちの土地を作ったと(それはアラブの土地なんではとかそういう話は置いておいて)。

キブツ第一世代の話から、キブツ生まれの若者の話まで、いろんな人が実名を挙げてインタビューに答えてる。批判とかもしつつ。

ユートピアじゃないんだなとは思ったけど、そういう素顔感みたいなのはでも、面白かったです。

でも誰か僕にもっと詳しくキブツについて教えてください。

Jamais Jamais/B型自分の説明書

そうそう。これ読んでたんだよね。入院したときだから、もう半年以上前だな。

で、以下はそのときの感想。

はやってるみたいだったので一応読んでみた。

暗い気分(入院中)に読んだせいか、ものすごーくつまらんかった。自分がB型じゃないからとか、そもそも血液型占いが嫌いというのもある。

なんというか、エンタ芸人のつまらない芸を見てるときのイヤさみたいな。

結論は「ワタシってこんなにも特別でステキ!」みたいなことでしょうか。

結局、血液型が好きな人って、自分がB型じゃなくても、「でも私もB型っぽいところあるのよね」みたいな消費の仕方をするんでしょうかね。

基本的に占いは好きなのだけど、それは何故かというと、いろいろと構築してる論理性みたいなのが楽しいからで、土台が間違ってるかどうかはあまり重要ではないんですが、血液型の場合、「逆にA型っぽい」とかよくわかんない話になるからイヤ。

Jamais Jamais/A型自分の説明書

こちらも入院時。

で、自分がA型なのでこれも。

やっぱりつまらん。

こんなに普通な自分たちってちょっとかわいい、みたいなこと?

マゾ?

なんというか、KYな時代の本なんだろうなと思った。

エスニックジョークに近いよね。

そんで、僕はA型なんで(とか早速使ってみる。笑)通常だとO型の本もAB型の本も読むことになるわけですが、2冊でおなかいっぱいになってしまいました。

鏡リュウジ/「占い脳」でかしこく生きる (14歳の世渡り術)

14歳の世渡り術シリーズ。占星術の人の。

わりとバカにしながら読んだんだけど、これが意外と面白かった。まあ占い自体は好きだしな。現代の科学は「HOW」には答えてくれるけど「WHY」には答えてくれない、それを占いが、みたいな。意味があるに決まってると思いたいみたいな話もあり、ニヒリズムに陥るよっかは良いのかなと思ったりもする。

で、この本がうまいなと思ったのは、うまく懐疑的なスタンスも見せつつだったからなのね。なんだろう、鵜呑みにはするなみたいなことが、いろいろ書いてあって。占いの危険さとかも。

まあ、これって詐欺師のうまいやり口のような気もせんでもないが(笑)。

自分のことを占星術師ではなく占星術研究家とか言ってるみたいだし。

で、笑ったのが、最後に普通に占いの章があったこと。

台無し(笑)。

井筒和幸/民族の壁どついたる!―在日コリアンとのつき合い方 (14歳の世渡り術)

同じく14歳シリーズ。

あんまり面白くなかったかな。

現代史です。

やっぱり映画監督だから映画で語る方が良いなと思った。「パッチギ!」とか面白いわけだし。