萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近じゃないけど聴いたCD(クラシック編その1)

なんかずーっと溜めこんでしまっているので少しづつ書いていこうと思いました。基本的に自分のため。「あのCDどんなんだっけ?」とかで検索するから。

たぶんちょっとづつ書いていくのでなんとなくジャンル分けする予定。そして最初に目についたのがメシアンだったので今日はクラシック編その1。その何までいくか知らない。

メシアン/メシアン:幼児イエズスに注ぐ20のまなざし

とても綺麗な曲。ピアノ。ぽつりぽつりと。でもガンガン弾く部分もありつつ。僕は、ぽつりぽつりとコード弾き(とは言わんか)してるところが好き。たまにフリージャズぽく聴こえるのも楽しい。

預言者と羊飼いと東方の三博士のまなざし」の、低い方の不協和音が、なんか「ずどーん!」と脅かしみたいで素敵。

コスティン・ミエレアヌ/LUNA CINESE(紙ジャケット仕様)

邦題(つーか訳すと)「中国の月」。クランプス・レーベルもの。ルーマニアの作曲家によるサウンドコラージュらしい。以前よりはいろいろな音楽を楽しめるようになったけれど、サウンドコラージュはわからん。「で?」みたいな。たぶん、時代性やら地域性やらで、「中国」というのがエキゾチックだったんだろうねと。ノックスの十戒みたいなもんね。

黛敏郎/黛敏郎:ザ・カブキ

毒を吐くプロレスラーのようなタイトルですが。

現代(つってもたしか80年代)の青年が、忠臣蔵の世界に迷い込む的な話。

タイトルからしてちょっとバカにしてたけど、電子音から始まる5拍子の軽快なリズムが結構素敵。過去になると三味線になって「あれれ」な感じも、ちょっとだけするけど。でも、「和オケです」だけではない素敵さは、あったような気がしますね。

マイケル・ゴードン/Thou Shalt Thou Shalt Not / 4 Kings Fight 5

かわいい感じ。ミニマルほどフレーズが短くないのだけど、でも全体の印象はミニマルというね。Gentle Giantっぽいという言い方もできる。わりと楽器の使い方が面白くて、特にクラリネット四重奏が好きでした。

佐藤聰明/日・月

たぶん尺八と琴。

明確にメロとかないんでアレだけど、まあ、気持ち良かった。

J.S.バッハ/フーガの技法 BWV1080

いまごろこれ聴いてんのかよと思わんでもない。でも気にしない。最初、「弦楽器でやってる!」とか思ったけど、よく考えたら楽器の指定ないんだっけね、この曲。

まあ、気持ち良かったです。

こういうのを、ちゃんと研究しながら聴くと良いんだろうなあ。

ラッヘンマン/Orchestral Works

前に書いたように武満賞を受けてみたときに一応受験対策として聴いてみた。ま、落ちたけどな。

アンテリュール I (パーカッション)

気持ち良い。が、まあ、すごいカッコ良いかってーとどうなんだろう。

でも、やっぱりクラシックの人って演奏の表現力が豊かな気がするね。

と思った。

縁に沿った変動(金管楽器と弦楽器)

いろんな音がとりとめもなく、いろいろ聞こえて来る。途中から、パーカッションがゆったりとしたリズムを。一般的に「現代音楽」って感じの曲でした(怒られそうなまとめ方)。

エア(大オーケストラと打楽器ソロ)

高周波の音が気持ち良い。基本的には同じ感じかなって思うけど。不協和音が悲鳴に聞こえたのは初めてでした。

ラッヘンマン/Ausklang: Musik Fur Klavier Mit Orchester

もひとつラッヘンマン

よみがえる響き(ピアノとオーケストラ)

この曲が一番好きだった。塊としての音群つーか。前衛舞踏みたいだった。音自体がね。伴奏って意味じゃなくてさ。ピアノがカッコ良いです。

タブロー

忘れた。

ラッヘンマン/ラッヘンマン:マッチ売りの少女

またまたラッヘンマン

オペラ。舌打ちでアリアだったり、手をこすり合わせたり。やっぱりオペラだから映像も見たいなあと思いました。まあでも、とりとめのない音だから、逆に絵があると飽きたりしてね。

garlo/Vent De Guitares

これはクラシックかと言われるとアレだけど、まあきっと現代音楽だとは思うのでここで。

海岸と森に挟まれたピラ砂丘に54本のギターを並べると、地形が作る強い海風に共鳴してアコースティックギター/エレクトリック・ギター/そして数本のエレクトリック・ベースからなるアンサンブルが妙なる音を紡ぎ出す

ドローン。

動きは、ほとんどない。

まあ気持ち良い。

そんだけではあるが。

もうちょい面白くても良いとは思った。

パーカッション・ミュージアム/ホルスト:惑星

ちょっと期待しすぎたせいか、なんか、いまいちだった。マリンバの音がこもって聴こえて、なんかぼんやりな感じがして、かつ、リズムも、妙にジャストじゃない、アゴーギグっていうんですか、それがキツすぎる気がして。

まあ趣味の問題だろうし、何度か聴けば好きになりそうな予感もあるけれど。

以上、火星を聴いてそう思った。

他はあまり気にならんというか、水星は、マリンバとかグロッケンシュピールとかに合ってたと思うし、土星は、ティンパニとかシンバルが良かったかな。

最後の「シロフォニア」って曲がかわいくて素敵だった。