萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近聴いたCD

Moebius & Beerbohm/ストレンジ・ミュージック(STRANGE MUSIC)(紙ジャケット仕様)(PAPER SLEEVE)

先入観かもしれないけれど、メビウスはやっぱり間抜けで良いなあと思った。特に1曲目の適当な感じのドラムが好き。

Strangeというほど「変わった」音楽ではないと思うけれど、「ヘンテコ」な音楽ではあると思う。

System Of A Down/System of a Down

以前TSUTAYAのカオティック・ロック特集で見かけたこのバンド。カオティックとは、やっぱり思わないけど、このアルバムはわりと好きだった。オープニングとかのギターが面白い(説明になってないけど)。

Voivod/Killing Technology

こちらは新しいメタルみたいなコーナーで見かけたバンド。たまに参考にするプログレサイトのTech/Extreme Prog Metalコーナーという、そそる場所に掲載されてたんで再挑戦。

ちょっと軽いけど、まあまあ面白かった。

RIP SLYME/Rip Slyme Orchestra - Plus

去年の年末に、コンテンポラリーダンスな人たちと一緒に演奏をする機会があったのだけど、そのとき、このCDの曲に合わせて踊ってたのね。「白日」だっけな。秀島史香が朗読で、バックの音がなんかスティーヴ・ライヒみたいだったんで、なんだろうこれはと思い聞いてみたら、なんとRIP SLYMEというではないですか。なので、全部聴いてみようと思ったわけ。

でも。

なんというか。

「白日」はミニマルで良かったけど、あとのはまあ、普通かなあ。

ゆるーい「クラシック風」よりは、マシだった気がするが。

しかし朗読すると、歌詞というのは、やはり凡庸度が増すというか。もともと、ある程度の凡庸さが必要なものだとは思うから、凡庸が悪いとは思わないけど。

ウィリアム・バシンスキー/DISINTEGRATION LOOP 1.1 [DVD]

CDではないですが。911で崩れゆくビル群を偶然見ていたウィリアム・バシンスキーが、その映像に音を付けたもの、だったと思う。ちなみに、

http://www.freewaves.org/festival_2002/artists/basinski_wj.htm

からダウンロードできる。

何も語らないけれど饒舌な映像。

とかいうとまとまりは良いのだろうけれど、どうもやはり、こういう映像をこうやって消費して良いのかわからない。語り継ぐとか記憶に残すとかいうことなのかもしれないのだけど。

1200 Micrograms/Magic Numbers

イケトランス。数がテーマのアルバムらしいです。「全ての物は数で構成されている」みたいな。となると、一応円周率で曲を作ったりしている自分としては、やはり聴いてみないといかんなと。

が、数がテーマという部分が、よくわかんなかった。確かに、そういう歌詞はあったけど・・・。僕が気が付かなかっただけかもだけど、これで「数がテーマ」とか言ってると、ピタゴラス教団の人たちに怒られそうな気がする。

まあ普通にカッコ良かったから良いけど。

そうそう。

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]から音がサンプリングされてたような気がする。

Andy Summers, Robert Fripp/Bewitched

1枚目I Advance Maskedのよりかなりポップかつ80年代感満載になってて、なんか笑った。これはこれで好き。というかむしろこっちの方が好き。ちょっとLeague Of The Gentlemen風味も感じたのが勝因かな。

ムハンマド・サドレッディン・オチズミ/ネイの世界

代々木上原のモスク、東京ジャーミイで買ったCD。

ジャケットにはネイと書いてあるが、先日K井さんから「ナイなんじゃないの?」と言われた。確かにそうみたいだ

で、クレジット上73分の1曲のみだったので、プログレ心に火が着いたのだけど、実際は曲が分かれてた。最初は笛だけ、途中からリズムが入って、みたいな。

尺八みたいな音で、メロも明確には存在しないから、すごく面白いかというとアレだけど、ずーっと「ぶおーんぶおーん」って鳴ってるからトランス効果はありそうな感じ。気持ち良いし。

seven 8 six/doğru yol

これまたジャーミイ物件。featuringなんとかとか書いてあったんで、「イスラム・ヒップホップ?」と思って買ってみた。

名前の由来、なんかたしか、786ってイスラム教的に意味があるって、この人たちのオフィシャルサイトのどこかに書いてあった気がするのだけど。探せなかったので代わりにこことか見てください。

で、たしか(ってこれが多いが)この人たちは、アメリカのムスリム・コミュニティから出て来た人たち。曲はというと、ヒップホップもあったんだけど、東方神起みたいなアイドルっぽい曲もあったり、もろ説教が入ってたり、アザーンっぽいのも入ってたり、民族音楽風ポップスやら宗教音楽やらも入ってて、バラエティー豊かという言い方もあるし節操ないという言い方もあるし。

英語がもうちょい聞き取れれば、わかることもありそうなのだが。

なんだこりゃ、という不思議なアルバム。

ティーヴ衛藤/Steve's "Goods!"

元PINKでPUGSだったりデミセミだったりする重金属パーカッショニスト、スティーヴ衛藤。で、このアルバムは、著作権フリーの素材集。なんだろう、それ。意味がわからん。

素材集なのに、えらいカッコ良くて、これじゃあ使いにくいだろうと。

でも使ってみよう。

そのうち。

鼓童/BEST OF KODO

で、兄弟つながりで、こちらはレナード衛藤がいる鼓童

最初の方、なんか思ったより軽くてびっくりしたんだけど、「族」って曲は最後の方で太鼓がうなってて楽しかったり、「モノクローム」って曲の雨垂れのような連打が楽しかったりはしたけど、全体的には、そんなに好きではなかったと。

和楽器入門

今度は太鼓つながり。いろんな和楽器のいろんな曲が聴けるコンピ盤。まあまあといったところ。フェードアウトしてる曲があったりして、入門だから仕方ないとは思いつつ、残念。能の曲が一番良かったかな。雅楽の曲は、持ってる音源(雅楽?平安のオーケストラ GA)と被ってたように聴こえた。

アルヴィン・ルシエ/BIRD AND PERSON DYNING(紙ジャケット仕様)

最近(でもないか)、アレアとかのクランプスレーベルからどっと出た現代音楽CDのうちの1枚。人の声がだんだん電子音になっていくというネタ。そんだけ。当時は新しくて面白かったのかもしれんが、正直、いま聴いても面白くない。結構期待してたんだが。

2曲目は鳥の声と電子音。1曲目よりは気持ち良いかな。音響派な感じで。

クセナキス/Legende D'eer

高周波の音から始まる、音響な作品。とても好きかというと、まだわかんないけど、クセナキスってすごいなと思った。なんとなく、ペルセポリスとプレアディスを足して2で割った感じでしょうか。

すごい。

Optrum/recorded 2

蛍光灯を楽器にしちゃったらしいです。ノイズもの。最初タワレコで見つけて、買おうかどうかすごい悩んで、ネットで検索したら試聴できたんで試聴して、1曲目は嫌いだったけど2曲目がカッコ良かったから買って、そしたら面白かったけどさすがに1枚通して聴くのは飽きたという感じ。

No More Red Nightmareって曲名に笑った。

Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O./In C

そろそろ、Acidというのは酸性というよりは、LSDとかそっち系の意味だってことを覚えないとなあ僕も。

でですね、テリー・ライリーの「in C」なんですが、すごくドローンでサイケ。途中でドラムが入ってきて面白くなった感じ。ぐわーんと鳴ってるんで、個々の音の絡まりの妙はないけれど、これはこれで面白い。

他の曲もドローンな感じ。3曲目は、ちょっとドローンすぎてイライラした。ドローンで合わないのって、なんでこうイライラするんだろう。

In C

もういっこ「in C」。上海フィルム・オーケストラさんたちによる、中国な感じの楽器による演奏。ミックスは確か、ブライアン・イーノが参加してたと思われる。

中国な感じ、というだけではあるけど、それはそれで面白かった。

他の曲、「Music Of A Thousand Springs」は、なんだろう、すごく散発的な「in C」みたいな曲で、まあ雰囲気ものかな。

「Zen (Ch'an) Of Water」は、中国の民族音楽と言われればそうかなと思う感じでもあり、この曲をテリー・ライリーが書いて、それを上海フィルム・オーケストラが演奏してるというのが、なんだか転倒した感じで面白かった(とか書いてて不安なのだけど、この曲ってテリー・ライリーの曲だよね?)。

ニュートリノ/明日になんかならないで

こないだ対バンしてもらったkamakajiさんのベースのカズヒロックさんのバンド、ニュートリノタワレコのインディーズランキングで1位だったとかで、じゃあってんで、タワレコで購入してきました。

なんだかすごい丁寧な感じのするアルバム。「明日になんかならないで」はキャッチーで好き。「リグレット」のギターのゴツゴツした感じもカッコ良い。基本的に朗読というものは嫌いなのだけど、「海と散文」は好きだった。バックトラックが良かったからかも。

伊福部昭/響-伊福部昭 交響楽の世界

一応だけど、ゴジラの人ね。

2曲入り。

シンフォニア・タプカーラ

アイヌの音楽に影響を受けてんのかなたしか。アイヌの音楽を知らないのでよくわからんけど、なんか、ダサかっこいい感じ?とまでは、いかないかな。でも、ダサかっこいいリフは散見されるような。そんな感じ。

日本組曲

日本だけに、なんか、確かに盆踊りな感じとかあって、えらいヘボい気もするし面白い気もするし。聴きようによっては、和食さとのBGMにも聴こえる。それもコミで面白い。

éric la casa/secousses panoramiques

ただのエレベーターの音が沢山入ってるだけのCDなのだけど、なぜか、音楽を感じたりする。感じる僕が変なのか。それとも世の中はまだまだ素敵に満ちてるのか。

とりあえず後者だと思うことにした。

ちなみにこのCDは会社の人から借りた。会社の人からは、ハルヒとか、らき☆すたとかのCD借りたり、こういうCD借りたり、あとはなんだろう、NapsaQ借りたり、なかなかバラエティに富んでる気がします。

Ryoji Ikeda/dataplex

Persepolis Plus Remixes 1で聴いたことあった人。あのときは、あまりピンと来なかったが。

クリックノイズとかグリッチとか生のサイン波とか三角波とか、そんな音が主体のエレクトロニカ。スピーカー壊れちゃいそう。極北な感じ。後半の盛り上がりがすごい。なんか驚いた。