月イチぐらいでは書かなきゃなと思うので書きます。たぶん聴いた順。
Pulse Of The Planet
地球のさまざまな音を聴く、みたいなCD。大きく4つのパートに分かれてて、「Sounds Of Human Life」、「The Animal Kingdom」、「Nature Transformed」、「Sounds From Space」という感じ。
パート1のは民族音楽で、一番良かったのは、チベットのギュトゥ寺院のコーラス。ホーミーみたいな感じなのだけど、ホーミーがあまり好きではない僕も楽しめた。なんか低音の魅力。あとは、北東ザイールのマングベツ族の女性達が、本来楽器を叩いちゃいけないんだけど、洗濯のときに、洗濯にかこつけて、洗濯物で水面を叩くことで音楽を奏でるというやつも。
パート2は動物の音。なんだけど、単に鳴き声とかじゃなくて、たとえば蟻の摩擦音とか。シロアリの巣の音とか。一番良かったのは、人間の可聴領域外で会話をしているらしい象の鳴き声を、再生スピードを上げることで人間の耳にも聴こえるようにしたやつ。いろんなツグミの鳴き声を、今度は逆にスピード下げて再生してたやつも、なかなか良い笛の音な感じで良かった。
パート3は、自然の音を加工したもの。つまるところ、シシオドシとか、水琴窟とか。水琴窟は、前に聴いたCDよりもこっちのが良い音してた。一番良かったのは、エオリアン・ハープというやつ。風を元に音を出すらしく、風が弦に当たって音を生み出しているのだけど、わりと高めの、ひゃーんって感じの音で気持ち良い。あと、これは加工してるのかどうかよくわからなかったけれど溶岩流。パリパリと、わりと軽い音。チョコでコーティングしてあるアイス食べてるみたいな(もうちょい固い音だけど)。ネバダ州サンドマウンテンの鳴き砂も良かった。
最後のは宇宙の音。これももちろん音を加工してあるわけだけど(たぶん)、太陽系の運行を音にしましたというネタのやつがあり、それが楽しかった。速く動く水星の音、ゆっくりうごく木星、みたいな感じ。
というわけで、「ヘンなCDを聴いた」ぐらいのネタのつもりが、意外と気に入りました。それぞれの曲に、英語だけど解説が入ってるのも良いし、1枚全部音がつながってるのも良かった。
人間椅子/羅生門
ブラック・サバスっぽくてカッコ良いなあと。高校生のときは全然わかんなかったけど。
4曲目の「埋葬蟲の唄」が、ちょっとバスドラが軽すぎる気はするけど、変拍子あるし、展開も面白いしで、好きだった。
プロコフィエフ/バレエ音楽 「ロメオとジュリエット」 作品64
ざっと聴いた印象では普通かなとも思ったけれど、第1幕第6場の「決闘」とかカッコ良かったんで、聴き込めば、結構気に入りそうな予感がする。バレエ音楽って結構いいよね。
Roger Waters/Radio K.A.O.S(紙ジャケット仕様)
ロジャー・ウォータースのつづりもわかったことだし、今年からは、わざわざカタカナ表記にはしないことにしました。
で。
ギルモアがいないフロイドってどんな感じなんだろうと。
1曲目、歌詞が聞き取れないせいだと思うけど、なんかやたら爽やかで明るい気がするんだけど(笑)。なんでしょう、ポルノグラフィティのミュージックアワーみたいなことでしょうか。
ベースが、やっぱり強調されて聴こえる。かつ、気持ち良い。フレーズは単純だけど。
が、やっぱりギターの気持ち良さ(つまりギルモア節)も欲しいなあと思った。まあフロイドじゃないから、そんなこと期待するのは、死ぬほどお門違いなわけですが。
Robert Fripp & The League Of Crafty Guitarists/Live
Intergalactic Boogie Expressと間違えた。
20人近くがアコースティックギターでメカニカルフレーズを弾くと。Show of Handsのとき(たぶん買ったのは大学生のころ)は、10回ぐらい聴いてようやく楽しくなったけど、もういまは楽しいので、これも聴いてて楽しい。
高速リフ→低音でマヌケなリフというつながりの2曲が特に好きだった。
メカニカルフレーズだけではなく、フリッパートロニクス(だっけ、うにょーんっての)もあったり、全員でパラパラと雨だれみたいにギターを弾くのもあって、なかなか良い感じ。
Slapp Happy/sort of
伴奏が変。なんでそうなるの的な。一番気に入ったのは「Heading For Kyoto」。ドラムとギターが「デモかよ」ってくらい気が抜けてるのに、ベースがなんかやたらといろいろやってる。
しかしダグマー・クラウゼの声は素敵だ。 全部ダグマー・クラウゼがボーカル取ってたら良かったけど、男子ボーカルも入ってた。まあそれはそれで面白かったから良いけど。
Moebius & Renziehausen/エルザッツII(ERSATZ II)(紙ジャケット仕様)(PAPER SLEEVE)
あいかわらず、ノリがちょっと悪いところが楽しい感じ。切ないとか明るいとか、そういうひとことでは、ちょっと表せない。なんというか、こんなに踊れなくて、メディテーションでもない電気って、なんか素敵。
When/Gynt
最初このアルバムタイトル、何て読むかわからなかったけど、「ギュント」でした。ペール・ギュントのギュント。Whenさんはノルウェーの人だしね。
で、いろんな(変な)音楽のつまったおもちゃ箱って感じのアルバム。全体的には、映画音楽みたいなニュアンスがあるけれど。
まあ、すごい面白いかってーと、そうでもないのだが。
Piano Circus/Riley/Reich;in C/6 Pianos
名前が気に入りました。ピアノ・サーカス。良い名前じゃないか。
で、スティーヴ・ライヒの「6台のピアノ」とテリー・ライリーの「in C」の2曲入りのアルバム。
で、1曲目のライヒの「6台のピアノ」は以前他のを聴いたことがあって、それとの違いは、あまりわからなかった感じ。
2曲目のin Cは、全部ピアノでやるかと期待してたらそうじゃなくて残念。が、ピアノ以外の楽器もハープシコードやらヴィブラフォンと、全部鍵盤系の楽器で、そういう意味ではすでに持ってる2バージョンの「in C」とは印象違って、すごくかわいい感じが楽しかった。
Dragibus/Barbapoux
かわいいつながりでロリポップ。さっきのは2曲入りだったけど、こっちは57曲入り。
短い曲がいろいろ入ってて楽しい。いろんな国のわらべ歌とかなのかも。そのわりに、ベースがブリブリ言ってたりして、そういうのが素敵。
Bondage Fruit/SKIN
再度2曲入りのCDに戻って(戻らなくても良いけど)、ボンフルの5枚目(たぶん)。
ゆっくりとした音楽。低音が気持ち良い。
2曲入りで、1曲目はポストロックへの、2曲目はラーガへの、Bondage Fruitからの回答だと見た(ちょっとカッコ付けた感想を書いてみました)。
Roedelius/Lustwandel
わりとピアノ中心のアンビエントな感じ。ピアノじゃない曲もあるけど。
アンビエントとは言っても、ブライアン・イーノのAmbient 1: Music for Airportsみたく「ぽつり、ぽつり」でもなく、もっとテンポは速い。まあ、気持ち良いかなあという感じ。
Roedelius/愚者の庭(JARDIN AU FOU)
ローデリウスもう1枚。
なんかすごいかわいくて良い感じの電気。メビウスの変さとは、やっぱりちょっと違う。アンビエントっぽいLustwandelよりこっちの方が好きだな。たまにアンビエントになる曲もあるけど、なり過ぎててなくて良いなあ。
Darryl Way's Wolf/Canis Lupus
Curved Airのヴァイオリンの人のバンド。
ちょっとボーカルが弱いかなと思った。まあボーカルが弱いプログレバンドは多いけど。
で、思ったよりヴァイオリンがフィーチャーされてない感じ。というか、ヴァイオリンがカッコ良い曲と、ヴァイオリンがないけどカッコ良い曲って感じ。ヴァイオリンは、クラシカルというより、どっちかってーとフィドルっぽい感じかな。
いろいろ展開のある曲があって楽しかった。
そして最後の曲、プロデューサーのイアン・マクドナルドに捧げられたらしい「McDonald's Lament」は、なんだか美しい曲だった。なめらかじゃないヴァイオリン(音色の話)が良かった。
Curved Air/Air Conditioning
で、そのCurved Airのファースト。ファーストは現代音楽っぽいという噂を聞いてたのにわりと普通、と思って聴いていたら「Vivaldi」って曲があり、これがちょっとミニマルっぽい部分があったので、これがその現代音楽っぽいやつじゃないかと。ヴァイオリンも弾きまくってて良い感じ。
あとは、「Situations」って曲はわりといろいろ展開して楽しかったけど、他は普通かなあ。
Miles Davis/In a Silent Way
ジャズがわからない僕に、K森さんが貸してくれたCD。
わりにカッコ良いとは思うのだけど、やっぱりちょっと「甘い」感じが苦手だった。でも2曲目はちょっとポストロックぽくて良かった。かも。違う、かも。
Miles Davis/Dark Magus: Live At Carnegie Hall [2-CD SET]
もう1枚デイビスさん。こっちの方がゴリゴリした感じで好きだった。またいろいろ教えてください>K森さん。
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
ストラヴィンスキー/《ペトルーシュカ》からの3楽章
元曲(ペトルーシュカ)も結構ピアノ主体だしあんまり面白くないかなと思ってたけど、やっぱりいつもはオケで鳴ってるのをピアノで聴くのは面白いなと思っていたら、やけにあっさり終わった。
ヴェーベルン/ピアノのための変奏曲
これは現代音楽なのかな?ランダムな感じでポツポツと鳴らされる音が面白かった。ピアノとフォルテの対比も。
ブレーズ/第2ソナタ
これは他のを持ってるから聴かなかった。すごいアレンジが違えば聴くけど、演奏者とか指揮者とかの細かいところまでは、さすがにまだわからん。
近松門左衛門全集
なんとなく「曽根崎心中」が聴きたくなって図書館で借りたところ、なんと4枚組だった。4枚組でいろいろ抜粋するなら「曽根崎心中」を全部収録してくれと一瞬思ったけど、ま、いろいろ聴けたから良いか。
本当は「女殺油地獄」が聴きたいのだがなあ。
kamomekamome/kamomekamome
ヌンチャクの人が「3コードで悪いか」って言ってたくせに変拍子とかやってるとの噂だったので聴いてみた。
確かに変拍子だった。
が、なんか妙にヴィジュアル系みたいな感じ。なのにボーカルの感じが、もっとこう、もっさりしてるんで変(良くも悪くも)。
Sergio & Odair Assad/Sergio & Odair Assad Play Piazzolla
ギター2本でピアソラというアルバム。バンドネオンってどうしてもエロい音がする楽器のような気がするんで(悪いとか良いとかじゃなく、そんな印象なだけ)、アコギで聴くとなんか清潔な感じがして面白い。
で、僕がピアソラで一番好きな「鮫(Escualo)」を楽しみにしてたら、ヴァイオリンが入ってた・・・。ギター2本じゃないのかよ・・・。つまらん・・・。
と思ったら、ジャケというか帯に「ゲスト」とか書いてあった。ちゃんと読まなきゃダメね。
Höyry-kone/昆虫偏愛
フィンランドのプログレバンド。もっとチェンバーロックを想像してたら、なんというか、いろんな表情を持つ楽しいアルバムだった。と書きたいところなんだけど、「いろんな表情を持つ」というより「何がなんだかよくわからない」ってのが正しいかな。なんちゃってストレイ・キャッツみたいなのがあったり、チェンバーな感じのヴァイオリンが素敵な曲があったり、ギターのリフが重い曲があったり。で、その支離滅裂さが楽しいのですが。
ISIS/In The Absence Of Truth
プログレサイトでも紹介されてることだしもうちょいISISを聴いてみようと思いました。
が、やっぱりデスポストロックだなあという感想。好きになっても良さそうなのだが、いまいちピンと来ない。
と思ったら後半、カッコ良くなってきた。4曲目の「Over Root And Thorn」と、最後の「Garden Of Light」が良い。
Greenslade/Beside Manners Are Extra
2枚目のこれが一番評判良かったので、もう1枚聴いてみるかと思い聴いた。が、やっぱり、いまいちピンと来なかった。確かにオルガンは気持ち良いのだけど。
ところで、このタイトルってどういう意味なんだろう。エロ?
「Bedside Manners are extra」は、臨床医の患者に対する思いやりある態度というのが原意だが、at finishing school と続くここではやや色っぽいニュアンスがあるようだ。
とのことでした。
RUSH/Farewell to Kings
ポップで良いなあと。で、ベースがカッコ良いなと思い、他のアルバムも聴き直したら、他のアルバムもベース素敵だった。やるなタコ男(ゲディー・リーのこと)。
ちょっと軽い気はするけど、まあRUSHだしなあと思いました。
BRAHMAN/THE MIDDLE WAY
この流れでこのバンド名だとプログレバンドっぽいけど、日本のバンドね。
で、僕はgooの携帯用のWikipediaを見るのが好きなのだけど、ここって「今読まれている記事」というコーナーがあり、そこに「りょう」って書いてあって、「ああ、なんかそんな女優さんいたような」とか思い見てみたところ(モノを知らなくてすみません)、
とか書いてあって、「なんだよミュージシャンってやつはすぐ綺麗な人を奥さんにするんだから」とか思いBRAHMANのページを見てみたら、民族音楽とロックがどうのって書いてあって楽しそうなんで聴いてみたと。
そしたら、なんかそうでもなかったと。
重くて、いまっぽい感じのカッコ良いバンドだなとは思ったけど。
これは3枚目みたいなので、1枚目のA MAN OF THE WORLDも聴いてみたいと思います。
TVアニメーション「あずまんが大王」ヴォーカルコレクション うたいましょ
なんでか覚えてないんだけど、ハルヒとか、らき☆すたとかを読む前に、会社でそっち系の人があずまんが大王のマンガを貸してくれて、そのマンガを読んだときは、まあ普通に面白いぐらいだったんだけど、せっかくだしと思いDVDを観てみたら意外と面白くて、これまたせっかくだしと思いキャラクターCDも聴いてみたと。ちなみにハルヒもキャラクターCDを聴いてみた。らき☆すたは特にそういう気にならない。なんだろう。
で。
榊さんと、ともちゃんが良かった。
ちよちゃんは、さすがにマズイ感じがする。
大阪も、YouTubeで見たときはピンと来なかったけど、意外と良かったかなあ。
なんか全然わからない感じで書いてて申し訳ないと一瞬思ったけど、たぶんX-Legged SallyとかGreensladeも、何の前フリもなしに書いてて、わからない度で言えば同じな気がするので良いか。
Dream Theater/Images & Words: Live in Tokyo / 5 Years in a Livetime [DVD] [Import]
なんかあずまんが大王で終わるのも何なんで、音楽DVDの感想も。
MCの日本語字幕が出るのに驚いた。内容自体は、まあそんなにすごいファンじゃないから普通。動くマイアング(ベースの長髪の人)を見れてちょっと嬉しいかな。PVとかオフショットとか入ってたのは僕としては良かった。
が、しかし、一番期待してた「Metropolis, Pt. 1」が入ってなかった。なんてこと。
Dream Theater/Dark Side Of The Moon
なんでドリームシアターがフロイドの狂気の全曲カバーをやるか謎だなーと思った。が、インタビュー映像が入ってて、字幕とかなかったんであんまりわかんなかったけど、どうやらフロイドのカバーはよくやってるみたい。
で、通して聴いてみて、やっぱり狂気のカバーやるの、ちょっと変な気がした。
King Crimson/アイズ・ワイド・オープン [DVD]
クリムゾンについては、あまり語ることはありません。
ロバフリのライトハンド奏法を見れたのが「お!」という感じだった。あとロバフリがベースの音色を、トレイ・ガンがギターの音色を出してる曲があり、それも面白かった。
ま、このライブ自体、生でも観ましたが。
MAGMA/CONCERT BOBINO 1981
最初はわりと面白かったのだけど、後半、飽きた。ファンクになりすぎてるから?もっとマグマ節を期待したから?
でも最後のクリスチャン・ヴァンデによるメンバー紹介はおかしかった。
Pink Floyd/驚異 [DVD]
昔はフロイドって、原子心母の「if」以外は許せなかったんだけど、最近大丈夫になってきた。
そんな中見たこのDVDは、まあわりと気持ち良かった。映像が、僕は、不要に思えるけどね。ライティングは綺麗で良かったけど。が、しかし、やっぱり狂気全曲演奏は、やらなきゃいかんのね。業か?