萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

最近見た良かったもの

trictracの芝居「青空のクラゲ」

基本的に余韻があるものというのは嫌いなのだけど、この芝居は説明しすぎない、ちょっと不親切な感じのエンディングが最高に良かった。いままで見てきた芝居の中で5本指に入るぐらい。あとオープニングの映像もかなりクオリティが高かった。

北とぴあのプラネタリウム

オムトンのライブをこのプラネタリウムで見た関係で、プラネタリウム自体を見たくなり見た。オリオン座しか見つけられなかった。カシオペア座を見つけられなかったのがショックだった。「ほら、シリウス」と、香澄ちゃん@星の瞳のシルエットごっこができなかったのもショックだった。

MUMUのライブ

MUMU-1+鬼怒無月という編成。変態的な音も面白かったが、「ポストロックと言えばカンサス」とか「プログレの人が全員ホールトーンスケールを好きなわけではなくてロバート・フリップが好きなだけ」とか、MCが笑えた。が、あまり周りの人は笑ってなくて、自分がアウェイなのかもしれないと思った。

アネクドテンのチケット発売行列@ディスクユニオンプログレッシヴロック館

ライブじゃなくて行列に並んだだけ。先着100枚で、20番目ちょっとぐらいだったから余裕かと思ったが、よく考えたらこの人たちはひとりで5枚とか買うし複数日のチケット買うし、20番目ちょっとでも安心できないことに気が付いて焦った。

d.v.dのライブ

ツインドラムというところでもう萌えるのだけど、それにVJも付いている。しかもドラムでズドドドやると絵が変わる。楽しい。

対バンのMAX HEARTがまた最高。適当な感じの手打ちリズムマシンに、シンセベースっぽい音に変調されたギター、それからかなりキツ目で何しゃべってるかよくわからないボコーダー。で、プリンスやらジミヘンやらのカバー。ものすごいマヌケな感じで良い。そしてこれまたVJ付きで、そのVJが激良。たとえばジミヘンのPurple Hazeをやってたときは、手元にあるCDをジャケごとくるくる回してて、それを至近距離から撮影。ものすごいアナログ感。全然伝わらないと思うけどそんな感じで、いろいろな映像を、全部手元でやってた。最高だった。

ponytailのライブ

ツーマンだったので1時間ぐらいの演奏。古い曲も楽しめてかなりなオトク感。1時間もあるから辛いかなと思ったら全然そんなことなくて。

自由が丘ゴスペル・クワイアのコンサート

やはり大人数での合唱は良い。揺れ感が。どうでも良いけど、人数は多いとか少ないなのに、大人数と書くのは何でだ。しかも少ないときは少人数って書くし。

で、本筋は本筋で楽しんだものの、ナナメな感じで楽しい部分も多々。

正確な表記は覚えていないけど「メンバーにはノン・クリスチャンもいますが、自分の信じる神様や大事な人のことを思いながら歌います」とかパンフに書いてあった。いや、さすがに異教の神を思いながら歌っちゃいかんだろ。

あと、英語で歌ってたんだけど、日本人が、日本の、仏教由来な感じの地名の場所で(自由は元々仏教用語)、英語で歌ったり、たまにヘブライ語で叫んだりする(ハレルヤ!)という、何重にも屈折した感じがたまらなかった。

大人数で歌ってるのに主語がIだったりした曲があり、というかそういう曲が多く、不思議な気分だった。

六本木クロッシング

六本木ヒルズ森美術館。地上53階というのは怖いのでやめてほしい。

面白いものもあるし、つまらんものもある。当たり前。

実際の新聞を全部手でドローイングしなおしてるやつは、かなり下らなくて笑った。

300ピース北斎という、北斎の神奈川沖のなんか浪のやつがジグソーパズルになってるやつがあり、1ピースは1色になってるので、ドットが荒れてるような感じでよかった。その先の、オチみたいな赤のやつも良かった。

ハリケーンカトリーナを体験するコーナーは体験できず残念だった。

上にも書いたd.v.dを体験できるコーナーがあり、スネアドラムを叩いたりバスドラムを蹴ったりしてピンポンゲームを遊べたのが楽しかった。ItokenサイドではなくJimanicaサイドを試した。

文楽

国立劇場にて。文楽初体験で、ちょっと難しいかなと心配していたが、かなり面白かった。

人形が意外と大きいのが楽しい。

3人で人形を操るというのがなんかもう無理矢理な感じで楽しい。

三味線が良い。三味線でビートルズ弾いてたりという日和った感じのは死ねば良いと思うが(新しい可能性を探ってるなら良いけど)、やっぱりその楽器が進化した意味のある音を弾くのが、その楽器としては一番幸せなのである。

ベベンベンベン。

人形使いの人のうちメインの人(主使いとかいうらしい)の人が黒子じゃなくて顔出してて、微妙に演技してるのが楽しい。

太夫さんが「なにもそこまで声を張り上げなくても」というぐらいの大音声で表情豊かに唸ってる(という表現で良いのか?)が楽しい。

汗だくだった太夫さんが、いつ汗を拭くのかと思ったら、汗だくのまま結局汗を拭かなかったのが楽しかった。

終演後はなんと楽屋裏まで見せてもらい(コネで)、舞台の上とかまで上がらせてもらって楽しかった。