外出を自粛しろと言われている。それほど苦ではなく部屋にいることができるタイプではあるのだが、家賃をケチったせいで居住環境がとても悪く、家にずっといるのはしんどい。
という話はそのうち自宅をGoogleマップで☆ひとつにしたときに詳しく書くとして、俺のテレワーク遍歴をここに記録しておきたい。
最初は自分で会社を作ったとき。1997年1月なので23年前かな?勢いだけで会社を作ったので家賃を払うのをケチろうと、当時3人の社員はそれぞれ自宅で作業し、メールや電話で連絡を取り合うようにした。
時はGoogleすらまだ起業していなかったころ、ヤングなキミらはご両親にテレホーダイとかハイパーネットとかドリームキャストとかの話を聞いてみてほしい。
ともあれ、20年以上前にテレワークをしていた素敵なオレではあるが、当時まだ携帯電話すら持っていない状況で、「やっぱ自宅だとダレんね」ということで僕んちから徒歩10分くらいのところのマンションに事務所を構えることとなった。
その後、時は経ち、事務所も桜上水のマンションから幡ヶ谷のオフィスビルに移動して少し経ったころ、なんとGmailが携帯電話で動かせるようになった(まだスマホではない)。
移動しながらでもカンタンにメールが見れるということは、外から指示を出せば仕事は成立する。いちおう社長だったもんで、実作業より指示を出したり決定をしたりすることが大事だったりしたので、これはこれで成立した。
ついでに社長の机というものをオフィスからなくし、ふだんは喫茶店で仕事をし、会社に戻ったときは会議室で仕事をしていた。
このころは、SSHでポートフォワーディングをして、会社の外から社内の自分のPCに接続して、そのPCで動いているLinux上のファイルをVimで編集したりしていた。
そしてコロナな現在。
わが職場もオンライン面談に移行などしており、8割のなんかを減らすためにテレワークである。
今回は外出を自粛しろという流れでのテレワークなので、「やったー!毎日ドトールに行くぞ!」というわけにもいかず、自宅で黙々と作業である。21世紀なのでビデオ会議なども発生し、部屋が狭く画角が保証できず、そしてミニマリスト()なのに部屋が散らかっているので、背景に余分なものが映り込まないスペースがほとんど存在せず、というか唯一の場所はマットレスの頭の部分であるわけだが、部屋に机も椅子もない僕は、2年くらい前にドンキで買った角度として10度くらいはガタつくちゃぶ台的なものをマットレスの上に置き、厳密な角度で壁を背にし、まあ要するに腰が痛いです。おまけに自宅にいても寒気は出るし、俺が安心できる場所はないのかと。風呂に入ってストレス解消的な意見もあるかもだが、俺の寒気は風呂上がりに最も強く発生するのだよコナンくん。
今度若い女子とオンライン飲み会やる予定だけど同じく狭いスペースに入って宝くじ売り場の人ごっこをしながら飲むのが大変そう。
あと、職場の、たとえば苦手な上司なんかとオンライン飲み会になったりすると、PCの画面上に苦手な人の顔がデカく映ってしかも咀嚼音とか聞こえてしんどいらしいですね。人から聞いた話だけど。
ちなみにテレワークのテレは「遠くの」という意味で、テレビもテレフォンも同じですね。
いっそテレビの仕事もテレワークと呼ぶようにしたら、混乱して楽しいだろうにね。