たしか今月いっぱいUber Eatsで1,000円安くなるクーポンがあったなと思って部屋を漁ってみたらマクドナルド限定だった。
「たしかどのお店にも使えるのあったはず」と元IT業界のスキルを活かして某所でクーポンをゲット、早速注文してみた。
とりあえず、一番最初に表示されてた、すた丼をご注文。
配達状況がリアルタイムに地図上で見えるのって昔ドミノ・ピザのアプリが出て来たとき衝撃だったなあとか、僕と違う道を使うんだなあとか、そんなことを思いながら待ってた。あとは、運んでくれる人は選べないんだなあとか、この知らん兄ちゃんに家を知られんの少し嫌だなあとか。
そんなことを思いながら待つことしばし。
ピンポーン。
扉を開けるとUber Eatsのあの黒い箱をゴソゴソやりながら兄ちゃんが「ウーバーでーす」と。
そこまでは良かったんだけど、ボソっと兄ちゃんがひと言。
「あれ、こぼれちゃってる……」
いやいや「ちゃってる」じゃねえよ。笑笑
ここで「チェンジ」とか言うと別のデリバリーみたいなんで「大丈夫ですよ」と言いつつ肉や米がビニール袋にこぼれてしまっているすた丼を受け取り。兄ちゃんはこぼしてバツが悪かったのか僕の目も見ずに帰って行った。
配送手数料は390円。こちらは割引対象外。小学生のころ母親の実家の八百屋の手伝いで配達してた僕がお客さんからたまにもらってたお小遣い、あれは100円だったっけ、500円だったっけ。
500円だったら僕の勝ちだなんだが。
と思ったけど毎回もらえるわけじゃないから僕の負けでした。
兄ちゃん、次はこぼさないで運ぼうね。
さて、いまからアプリで低評価を付けるわけだけど、僕の評価はあの兄ちゃんに伝わるんだろうか。僕の家を知っている、あの兄ちゃんに。