先日オリジンに行ったときに「お持ち帰りですか?」と聞かれ、「は?」と思いながら店内を見渡してみたらイートインスペースがあって大変驚いた。
で、いつもはチャリ通勤なのだけど今日の東京は雨だったため、勤務帰りに京王多摩川駅で降り、オリジン弁当に行ってみた。
レバニラ弁当と気持ちばかりの根菜サラダを手にレジへ。「お持ち帰りですよね?」と言われたので「いえ、ここで食べます」と得意気に返事。一瞬驚かれたところをすかさず「あとホットコーヒーもお願いします」。
イートインを利用する客があまりいないのか、店員さんもオペレーションに慣れていなかったようで僕にコーヒーカップを渡し忘れるミスを。でも特に気にならない。
むしろ半角カタカナの残骸を見たことに驚きを禁じ得ない。
で、肝心の電源席。オリジンの弁当を店内で食べるの、背徳感があって良い。しかも電源が付いてるなんて、長居してもいいってことじゃん。水は自由に飲めるから、今度休みの日におにぎりひとつで粘ってみようかな(うそ)。
「うそ」とは書いてみたものの酒も飲めるようだし、ちょい飲み需要も満たしてくれるんかいな。というより競輪帰りの「ホンモノのおっちゃんたち」がたむろしてたりするのかもね。
でも今日のところはそんなことはなく、僕の他には小学生をお迎え帰りのママ友ふたり。子供たちは別の席で子供たちだけで、少し所在なさげにしていた。
さてそんなイートインスペースのあるオリジンが、なぜ存在するのか考えてみた。
ここ京王多摩川は駅前に何もない。詳しくは以前の日記を参照してもらうとして、おそらくこのことに加えて、以下のような要因があるのではないかと。
- 別途皿に盛り付けたりするわけではなく弁当のまま提供するのでオペレーションがほとんど変わらない
- 皿洗いなどの手間がない
- 酒も出すことでちょい飲み需要を喚起し、客単価を上げられる
- 持ち帰りとイートインのふたつのチャネルを提供することで、顧客のマインドシェアを上げられる
- 他に手頃な「食べ物屋さん」がない京王多摩川駅前において、さほどの追加コストなくそのポジションを得られるアドバンテージは大きい
とまあ、適当に書いてみましたが、調べてみたところイートインができるオリジン弁当は全国に108店舗(萩萩日記調べ)。全然珍しくねえじゃん。はずかし(ただしいまのところ東京埼玉神奈川大阪だけの模様)。
まあでもとにかく、マクドナルドのコーヒーが1杯100円(税込)。キッチンオリジンのコーヒーは1杯65円(税別)なので概算で税込70円。3杯飲んでマクドナルドの2杯分。
電源席を探してマクドナルドに入っていたあなたは、明日からキッチンオリジンを探すといいでしょう。
たぶん、マクドナルドの方がカンタンに見つかってしまうと思うけれども。
あと、レバニラに中濃ソースは不要だぜ店員さん。