萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

今日、無職になった。

(2019/02/20追記:これ以前は、はてなダイアリーからインポートした記事)

詳細は書きませんが、1997年1月14日に設立して代表取締役社長を務めていた有限会社プラスワンデジタルを社員に譲って退職し、このたび無職になりました。もちろんプラスワンデジタルは僕が辞めても引き続き頑張りますので、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いします(もう株式も全部譲渡したんで僕がこういうこと言うのも変なんだけどね)。冒頭に書いた「詳細」について興味を持ってくれる人は、ぜひごはんでも食べましょう。

ただ、僕はしばらく前に東京の家を引き払い、いまは佐賀にある実家で居候してます。18歳で大学進学のために上京してからずっと東京に住んでいた関係で、知り合いもほとんどが東京近郊の人だし、なかなか会うのは難しいかもしれません。残念です。

現在は再度東京に戻るべく就活中です。10年以上うつ病で苦しんでますが(1年ほど前に診断名は双極性障害に変わった)、そんな中たまたま出会った『セラピスト』という本を読んで、カウンセラーという職業に興味を持ちました。そしていろいろと調べて実習の多さなどに魅力を感じ、産業カウンセラーという資格を取りました。しかし資格を持っているだけで仕事につながるほど甘いものでもないのがカウンセラーの世界のようです。一番権威のある臨床心理士であれば事情は違うかもしれませんが、臨床心理士になるには大学院まで出る必要があるので、高卒の僕としてはかなりの無理ゲーです。精神対話士という、資格を取ることが即「精神対話士として派遣される」ことすなわち「仕事」につながる資格もありますが、これは最後の面接で落ちました。落ちたから言うわけではないですが(というのは嘘で落ちたから言うわけですが)、講座修了者の10%しか面接に合格しない(「じゃあ何を教えてたの?」って話)、実習がほとんどない(素人である受講者たちがロールプレイしているところに「指導者」が回遊してたまに声をかけるだけ)、座学では御老体の名誉教授が大東亜戦争賛美のくだをまく(こともある)、資格認定団体が出してるカウンセリングの本に「水に『ありがとう』と言うと結晶が綺麗になる」という記述があるなどなど、まあ、資格商法に騙されたのかなあという感じです。資格を持っていても仕事につながることが難しいカウンセラーの世界で、資格取得が即仕事につながるということで、目が曇ってしまっていたようです。でも、産業カウンセラーの講座と並行して通っていたので、複数の視点で勉強できたのは良い経験になりました。

精神対話士への文句はまあ良いとして(けっこう書いたけど)、いろいろと勉強を続ける中、自分が本当にやりたいことは何なんだろうと考えていたら、若い人を応援したいんだなということに思い至りました。大学生の頃に弁護士を目指していた関係で何度か裁判を傍聴したことがありますが、何度も窃盗を繰り返しているような人は、若い頃にチャンスを奪われていると思えることが多かったです。もちろん過酷な境遇の中でも自分を貫く人はいますが、背負わなくていい苦労を背負う必要はないと思います。そういう意味で、まだ自己を確立する前から自己肯定感がとても低くなっているような子たちが、ちゃんとチャンスをもらえる状態になることを手伝いたいなと思いました。一番近いのはスクールカウンセラーだと思うのですが、スクールカウンセラーは基本的に臨床心理士でないとなれません。そして、実際に学生の子たちに聞いたりしていると、どうもスクールカウンセラーはあまり利用していないらしいのです(カウンセリングルームに行くのを見られたくない、カウンセリングの予約をするためには担任に取り次いでもらう必要がある、など)。

そういうわけで、スクールカウンセラー以外の「若い人を応援する」仕事という視点で職探しをしていますが、44歳・高卒・未経験ではなかなか難しいです。そして東大・起業経験ありという経歴は、雇う側としては「扱いづらい」と思われる可能性があるからなるべく目立たないように書いた方がいいと、ハローワークで履歴書や職務経歴書を添削してもらっているときに言われました。それでもたまに、僕のように徒手空拳でも受け付けている会社があるので、履歴書などを送ってます。10社ほど送って、面接してもらえたのは2社で、いまだ採用はありません。まあ、がんばります。貯金が尽きないうちに決めたいです(というかそうせざるを得ない)。ただ、やりたくないことはやりたくないので、さて、どうするんでしょうね。

久しぶりの日記、書き始めたらえらく長くなってしまいました。まあ、近況報告ということで。この日記を書いたのはPCじゃなくてスマホだってのが、ちょっといまっぽいかもと思いました。

そうそう。仕事してたときのアドレス帳がないので、誰にも退職のお知らせをできず、この日記をお知らせに変えさせてください。SNSでつながってる人は、僕のこと知ってる人に、教えてくれたりすると嬉しいです。

ではまた。