萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

シンバル・ソロのコンサートに行った話

オペラシティのB→C(バッハからコンテンポラリーへ)という企画が大好きでよく行くんだけど、なんとなくチラシを見てたらB→Cパーカッションの演目に「N.A.フーバー:クラッシュ・ミュージック(1988) [シンバル・ソロ]」の文字が。

ちょっと待て、なんだシンバル・ソロって。ジャーン!ジャーン!で終わりじゃないの?5分とか持つの?

というわけで、これは観ないといけないだろう、ということで観て来ました。

演目は以下のとおり。

B→Cは楽器に(ソリストに?)焦点を当てた公演で、今回はパーカッションの公演なんだけど、まあ、パーカッションといっても全編マリンバみたいな、そんな悲しい演目で終わることもあるわけで、そう考えると今回はお目当てのシンバル・ソロ以外にもスネアドラム・ソロとかトムトム・ソロとか、なかなかチャレンジングなラインナップで楽しみ。これだと、すごい面白いか、すごいつまんないかだしね。とはいえ、観る側の安心感として、マルチパーカッションの曲もあったりするのも良いところ。

さて、開演直後、舞台が暗転。これはクラシックのコンサートとしては珍しい(たぶん)。で、演者が出てくるんだけど、燕尾服(たぶん)に蝶ネクタイ、そして両手にシンバル。イメージとしてはこんな感じ。

※サルみたいだと言いたいわけではなく、コミカルだと言いたいだけです。念の為。

ほんで、そんな面白い格好したおっさんが、シンバルを、叩きまくる。最初シンバル・ソロと聞いたときは、どうせスティックで叩いたりするんだろうなあと思ってたんだけど、本当にふたつのシンバルを打ち鳴らすとはね。で、胸でミュートしたり、現代音楽らしく、「楽器の可能性を追求」するような音の出し方もして、思った以上に面白く聴けた。見た目のコミカルさもあるかも。

最後、なんだかバレエっぽい感じ、シンバルを床に叩き付けて蹲る感じで終了(伝わりにくいと思うけれど)。

なんか、かっこよかった。

続くスネアドラム・ソロは、さすがのロール大連発で、「こんなになめらかなのは初めて!」と、まるで甘くておいしいロールケーキを頂いているようでした(ロールつながり)。

トムトム・ソロは、僕はわりと面白く聴いたけど(アフロ・クラシックみたいなニュアンスで)、一緒に行ったお友達はそうでもなかったみたい。

一個飛ばしちゃったけど、グロッケンシュピール・ソロの曲。これは演者の竹島さんの曲で、同じく竹島さんの曲であるマリンバ・ソロもそうだったんだけど、、なんだかすごくロマンチック。B→Cもパーカッションみたいな楽器になると、ほぼCだけ(現代曲だけ)になるんだけど、そのレパートリーでこういうロマンチックな曲になるの面白いなあと思ってみたりしました。

グロッケンシュピールやらヴィブラフォンは、楽器の「うなり」がすごく楽しかった。共鳴してる、って感じ。

バッハの曲も、なんか眠くなる感じで良かったなー。

と、なぜか博多のドトールでこんなことを書いている僕でした。

さて、筑紫口店から博多口店に移動するか・・・。