この週末はいろいろ出かけました。
まず金曜、ユキユキロさんの写真展へ。僕は写真というものがちっともわからんので、前回の写真展は行かなかったのだけど、ふと紀伊国屋で見かけた梅佳代の男子のポスターがカッコ良く、「ああ、別にわかんなくても良いや」という気分になったので行くことにしてみた。ちなみに梅佳代については、ちょっと前に知り合いの版画をやってる女子と飲んだときに話題にのぼり、写真わからんので「ふーん」程度に聞いてたのだけど、何となく名前だけ覚えてたというわけ。こういうの大事ね。
で、結局やっぱり行ってみて良かったかなと思った。難しいことはよくわからんけど(構図とか、あと、何だろう、何がわからないかもよくわからない)、まあ楽しかった。素人なので、写真をパラパラマンガみたいにしてあるやつが一番楽しかった。もう写真展は終わったので、行ってない人は残念でした。
次の日。行きつけの整骨院の先生から「ミステリー好きなら面白いんじゃない？」と紹介された映画であるところのキサラギが、近所の素敵な映画館、下高井戸シネマで上映されていたので行った。で、僕的にかなりアタリ。広げた伏線がビシバシ畳まれていく感じって好き。最後の最後のシーンが、余分だったとは思うが。でも、ヲタ芸のところとか、ちょっとグっと来たなあ。が、その日の夜にサイモンガー&ファンクのライブで会ったM山さんによると、ああいう部分は、無理矢理感動させようとするテレビ屋な感じでダメらしい。そうかあ。僕は好きだったのだけどなあ。あれだ。僕はピュアなんだってことにしておこう。もしくは、ロマンチストか。
その日の夜、さっきも書いたようにサイモンガー&ファンクのライブへ。ちょっと早めに着いたので対バンも堪能。2バンド目から見たのだけど、2バンド目のバンド、受付で漏れ聴こえた音が結構良かったので期待して見たのだが、なんか、衣装とか、ボーカルの振りとか、ベースの演奏の仕方とか、そういう諸々で引いてしまった。うーん。あと引いた原因にもうひとつ、やたら盛り上がってたファンの存在。そんなに「追っかけ」するようなバンドかなあ。いや、別にヘボいとかは思わないんだけど、そういうキャラじゃないような気がするんだけど。ただ、そういうキャラじゃない気がしてるのは僕だけのような気もしてて、というのは、僕が引いたボーカルの振りとかってのが、そういうキャラな感じで演じてたから。僕とバンドとの、インピーダンスミスマッチってことですね。曲自体も、一旦引いてしまうと、「良いとは思うけど、いまさらプリンセスプリンセスをやってどうすんのよ」とか、そんな風に思ってしまったりする。
3バンド目はメガネバンド。ボーカルの人が僕の好きな感じの歌のヘタさだったので結構楽しかった。近くで見てたM山さんとかA山さんとかは、「若いなー」と思ったらしいが(若さにあふれてるなー的なニュアンス)、僕は、特にそういう風には思わなかったな。WSと書かれたステッカーを胸に貼っていて、全員「渡辺さん」だった。これでベースが渡辺等だったら笑ったけど、もちろんそんなことはなく。音的には、アナログシンセの音と、思いっきりコンプが効いたギターの音が良い感じ。また偶然めぐり合うと良いなあ(バンド名忘れた)。
次が、お目当てのサイモンガー&ファンク。前回のアーバンギャルズのライブで、ちょっと個人的に残念だったファンクラ大臣さんのベースプレイが今回は堪能できて、やはりファンクはベースなのねとか思った。特にバンドで最初期に作ったという話だった曲(曲名忘れた)がわりとチョッパー(スラップじゃなくて、あえてチョッパーと書く)が素敵だったので良かった。あとは何だろう。曲間に、キメのサウンドロゴみたいなのがあるんだけど、サイモンガーさんキッカケで始まるようで、バンドの人が油断できない感じが楽しかった。
ただ、残念なことに、おせちに関する歌で「おせちにかまぼこが多すぎる」的な歌詞があり、かまぼこ屋の息子であるところの僕は、「かまぼこが多すぎる」という歌詞がコール・アンド・レスポンスされ、ちょっと悲しい気分になった。おせちぐらいしか最近かまぼこの存在感がある場所ないんで、是非ひとつ、みなさん、おせちにはかまぼこということでお願いします。代わりに、そうだなあ、数の子あたりが多すぎるということにしてもらえると嬉しいなあ。伊達巻きはダメね。うち、伊達巻きも作ってるから。
もういっこバンドがあったのだけど、やりかけた作業があったので帰宅。
そして次の日、つまり今日、知恵の輪のライブへ。知恵の輪主催のイベントだったので、最初から見ようと思ってたんだけど、どうも体調が悪く、寝てた。ライブ自体、行けるかなーって感じだったのだけど、昼に寝たら少し元気になったので、少し遅れて行った。そしたら、2バンド目の演奏が終わるところだった。
3バンド目はHBとかいうバンドで、エレキ・ウッドベース、パーカッション、ドラム＋セレスタ、みたいな編成のバンド。ミニマルっぽい感じに強力なドラムで、なかなか素敵でした。
次が知恵の輪。まあ相変らずカッコ良い。衣装が、以前は黒い感じだったのに、白くなってた。いつ変わったんだろう。結構知らない曲もあったので、あんまり最近見てなかったのかな。しかしよく3ピースであんなに音圧が出るものだ。ドラムのせいかな。
ところで知恵の輪のライブのとき、隣にいた女子がかわいかったので、チラチラ見てたのだけど、舞台とは逆方向だったので、たぶんバレバレだったのではないかと思われます。
そして帰宅後、昨日やりかけた作業の続き的な作業。
そしたら、地震が起きた。
