萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

Asiaのライブに行ってきた

なんだかオリジナルメンバーで来日するって話だったので、一瞬迷ったけど、やっぱり見ておきたいと思いチケットを取った。それに、Steve Howeって最近ガイコツ感を増してて、死んじゃうと困るんで。いまのうちに見ておかないとね。

でその前に

会場が厚生年金会館だったこともあり、Asiaの客で混んでるかもと思いディスクユニオンの新宿プログレッシヴロック館へ。1.5倍ぐらいの混み具合だったけれど、購入する客が多かったのが印象的。僕の前の人は2万円ちょっと買ってた。

で僕はというと、混み具合を見るだけのつもりだったのに、気がつくと5枚も購入してた。中でも自分的に冒険なのはKLUSTER。そう、Kのクラスターですよ。CLUSTERになる前の。CLUSTERだってあんまりメロディとかないのに、もっと実験的らしい。大丈夫か?しかも2枚も買ったぞ。

会場で

客層はまあ当然だけど高め。ビヨンセの東京ドーム公演(たぶん)のチケットを売ってたけど、きっと誰も買わなかったに違いない。男女比は半々ぐらい。King Crimsonとは違うなあ。

開演前

King Crimsonのライブの場合、ステージのところまで行って機材チェックしてるオタクの人たちが多数いるんですが、そんなにいなかった。やっぱりAsia。

開演直後

で、「おお、やっぱりAsia!」と思ったのは、1階席の客が全員(たぶん)立ってたこと。みんな年なのに・・・。僕は2階席だったので、プログレのライブ鑑賞の流儀に従って座ったまま。でも、4人が入ってきたら異常に盛り上がった。僕も興奮。いやーん。

内容は

僕はAsiaのファンかと言われるとそうでもなくて、CDもライブ盤の「Live in Moscow」と半ベスト盤の「ゼン・アンド・ナウ」しか持ってなくて、なので知らない曲とかもあったんだけど、結構楽しめた。つーか、知らない曲も、ちゃんとプログレポップだった。つまり、Asia節だった。なんか改めて4人で演奏してるのを観ると、なんつーか、「スーパー・バンド」だったんだなって思う。それぞれの個性が、ちゃーんと出てる感じ。

あと楽しかったのが、それぞれが所属したことがあるバンドの曲を演奏してたこと。もちろん、こちらとしても、その期待はあったわけで。

Steve Howeの場合

Carl Palmer(たぶん)が「次はRoundaboudだぜ!」的なことを言った瞬間、会場どよめく。僕もひとりでどよめく。で、あのハーモニクスから曲が始まる。

いやー、気持ちよかった。John Wettonの湿り気のある声で聴くRoundaboutも、またなかなかオツなもので。

あと、「Yes Album」に入ってるアコギの名曲、The Clapもやってた。もちろんみんなは手拍子。

全体的に、Steve Howeは死にかけてるどころか、ノリノリだった。ステキなガイコツだこと!

Carl Palmerの場合

ELPからは何かなーと思ってたら、何やら知らない曲が。でも、聴き覚えがあるような気も。Geoff Downesのキーボードの音色もコード感も、なんかKeith Emerson的だったし。それに「次の曲は○×◇△だぜ!」って言ったとき(聞き取れず)、会場どよめいてたし。と思ってあとで調べたら「庶民のファンファーレ」だった模様。うーん、ELPは勉強不足だなあ。

なんかね、Carl Palmerは、すごい良かった。面白いおっさんって感じで。何かの曲(って覚えてないのかよ)の途中でドラムソロがあったんだけど、いままで見たドラムソロの中で一番面白かった。随所でコミカルな動き入るし、客にちゃんと向きあってる感じするし。

John Wettonの場合

過去のAsiaのライブやらJohn Wettonのソロライブから判断すると、StarlessかBook of SaturdayあたりがKing Crimsonの曲として選ばれそうな予感だったので、ちょっと楽しみにしてたんだけど、なんと演奏されたのはIn the Court of the Crimson King。宮殿ですよ宮殿。なんでお前が(笑)。あんたの在籍時の曲じゃないし、あと、あんたKing Crimsonにいたとき、この曲ライブでやってないでしょ?(たぶん)まあ、盛り上がったし楽しかったから良いけど。しかし、あのリフは本当にすごい。

あと、生「キミタチサイコダヨ」を聴けて感激!

ちなみに、ベースに関しては、あまり弾きまくる感じではなかった。あんなにうまいのにね。でもあんなにうまい人たちが、そのエッセンスだけを抽出してポップソングやってたのがAsiaだろうからなあ。

Geoff Downesの場合

順当に行けばVideo Killed The Radio Star(ラジオスターの悲劇)だよなあと思ってたら本当にそうだった。が、ちゃんと、というか何というか、この曲の直前にGeoff Downesが袖に引っ込んで何するのかなと思ったら、80年代っぽいサングラスかけて来た(笑)。面白いおっさんだ。あとこの曲の最初の、ボーカルがイコライジングされてる部分、John Wettonが拡声器を通して歌ってて、ウケた。面白いおっさんたちだ。

ちなみにこの曲をライブで聴くのは今年2回目。ちなみに1回目は東京アーバンボーイズ。

アンコールのHeat of the Momentでは、ショルダー・キーボードも披露してくれました。

そんなわけで

簡単ですが、以上をもって、感想に代えさせて頂きます。いつも僕は期末とか年末とか、そんなに忙しかったことないのだけど、今年はなんだか忙しい3月で、そんでもってあまり仕事が進んでなかったりするのだけど、それなのに、ああそれなのに、ライブとか行っててごめんなさい。クライアントの人がここ見てませんように。に!