萩萩日記

世界に5人くらい存在するかもしれない僕のファンとドッペルゲンガーに送る日記

4連発でアタマに来た

久しぶりに6時前に目が覚めたので何となくiPodBlack Sabbathの「黒い安息日」を聴いていたら、6曲目の「Sleeping Village」と7曲目「The Warning」の間にプチっというノイズが。この2曲は音的につながってる曲で、iPodは再生時に曲と曲の間に一瞬無音になってしまうのは知っていたけれど、それにしてはちょっとノイズが大きい。と思って「Sleeping Village」のMP3のデータを音声編集ソフトで開いてみたら、なんとファイルの最後に無音部分がある。「なんだよエンコーディングミスかよ」と思い再度エンコードしてみたのだが、状況が変わらない。「あれ?」と思い、他の「次とつながってる曲」のファイルを見てみると、ことごとくファイルの最後に無音部分がある。iTunesのバグかと思ったんで、別の方法(lame)でMP3のエンコードをしてみたが結果は同じ。は?じゃあ何、MP3って曲の最後に無音が入っちゃうの?CDって何年かすると劣化して読めなくなったりするから、もろもろデータ化できて喜んでたんだけど、ぬか喜び?プログレとかクラシックのCD、それからライブ版のCDって、曲と曲がつながってることが結構あるから、半分とは言わないけど、結構な量のファイルに無駄な無音が入ってるってことになるんだけど。なんかデータの価値がぐっと下がった感じ。つーか確実に下がった。腹立つ。

と、これがひとつ目。

朝だったしあまり時間もなかったので詳しく調べるのは置いておいて、「そういえば昨日バックアップしてなかったな」とiTunesのデータをマイクロソフトSyncToyっていうフォルダ同期ソフト(簡単に言うとバックアップソフト)でバックアップを始めた。ちなみになんでSyncToy使ってるかというと、Unicodeなファイル名を使える適当なバックアップソフトがないから。MAGMAのコバイア語な曲名やChinaDollsの中国語曲名やシャンソンのフランス語曲名をうまく扱うには、Unicode必須だからね。ところでSyncToyはファイルのリネームを反映せずにリネーム後のファイルだけコピーしてリネーム前のファイルを残したままにしたり、ファイル名の大文字小文字が変わってても変化を認識しなかったり、空になったフォルダを削除し忘れたり、とてもマヌケなソフトなので本当は使いたくない。何か良いソフト知ってたら教えてください。それはさておきバックアップをしていたわけだ。すると、変更したはずのないファイルがバックアップ対象として選択されてしまっている。つまり、ファイルが更新されたと認識されている。該当ファイルをiTunesで見ると、コメント欄に「00002524 000014DC 000389B8 0001D9CC 0003A4C1(略)」とかいう謎なデータが入ってしまっている(だから更新された扱いになったっぽい)。しかも新規なファイルとして、Folder.jpgとかAlbumArtSmall.jpgとかいうファイルができている。が、そんなファイルは作った覚えはない。しかもファイルがあるはずのフォルダを開いてもそんなファイルは存在しない。「は?」と思い軽く検索したところ、フォルダのサムネイルに表示される画像のようだ。が、そんなファイルは、いらんのだ、僕は。だから消したいのだがファイルが表示されないから消しようがない。またも検索するとフォルダを開いた状態で、「ツール(T)」→「フォルダ オプション(O)...」→「表示」タブ→「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」というチェックを外すとこれらのファイルが現れるようだ。あまり時間もないのでそのことをとりあえず頭の片隅に入れておいて原因を推測する。カンでWindows Media Playerを開いてみる。「ライブラリ」タブを選ぶと、なんとそこにはiTunesに入れたファイルがずらっと並んでるじゃないか。しかもさっきFolder.jpgとかがあったアルバムを選ぶとジャケ写が表示される。犯人はお前か、ということでもう少し調べてみると、「ツール(T)」→「オプション(O)...」→「ライブラリ」タブのところに、「フォルダの監視(O)...」というボタンが。どうやらここに指定されているフォルダに入ったメディアファイルは勝手にWindows Media Playerのライブラリに追加され、しかも「ファイルのメディア情報の自動更新」の「インターネットから追加情報を取得する(I)」にチェックが入ってると、おせっかいにもジャケ写とかを取って来るようだ。なんと邪魔な。しかもなぜデフォルトに。本当にマイクロソフトの作るソフトはおせっかいだ。たとえばWordって、行頭に「1.なんとか」って書いて改行すると勝手に次の行が「2.」で始まるでしょ。おせっかいだっつーの。ちなみになぜいまごろになってそんなことに気が付いたかというと、いままでは妻のマシンにiTunesを入れてたんだけど先日自分のマシンにiTunesを入れなおし、音源ファイルも全部移したのだ。妻のマシンではなぜか「All Users」の「マイ ミュージック」等しか監視しない設定になっていたので、そんないらぬ機能があるとは知らなかったのである。まあいい、原因はわかった。というわけでとりあえず不要なファイルを削除したりフォルダの監視をオフるのはあとでやることにする。んもう、めんどくさい。

と、これがふたつ目。

僕のマシンはWindows XPGentoo Linuxデュアルブートマシンで、通常はGentoo Linuxの方を起動している。なんでかってーと、会社でパッケージをコンパイルするときにSSHでポートフォワードしてdistccで使ったり、怪しそうなパッケージをテストするのに使ったり、いろいろと便利だからだ。で、そのGentoo Linuxを起動したところ、なんか起動時にエラーメッセージが。どうやらネットワークの起動に失敗したらしい。なぜ?あ、そういえば昨日か一昨日かbaselayoutをアップデートして、それから初めての再起動だわ。ということに気が付いたのだが、etc-updateはしてるし、なんでこんなことになるわけ?と、エラーメッセージを見ると、/etc/conf.d/netの書式が変わったから/etc/conf.d/net.exampleを見ろとのこと。なんだよそれ、最初っから/etc/conf.d/net自体新しくすりゃetc-updateで引っかかるからわかるのによ。と思い/etc/conf.d/netを書き替えようと思ったらなんか書式がエライ違う。朝だし、諦めた。なんだかなあもう、腹立つ。

と、これがみっつ目。

ネットワーク使えないんじゃしょうがないんだけどなあと思いながらGDM経由でログインしようとしたらマウスが動かん。いや、正確に言うとマウスカーソルが動かん。だいたい僕はトラックボール派だからマウスなんか使わんのだ。そんなことはどうでも良いがマウスカーソルが動かなくなることはたまにあるのでCtrl+Alt+BSで一度Xを再起動した。が、まだ動かん。イライラして再度やったら、「GDMがあまりにも早くクラッシュしたからいつものテーマじゃなくてデフォルトのテーマ使うよ」とかそういうメッセージが。ああもう、鬱陶しい。そんなことどうでもいいからマウスカーソル動くようにしろ。と思ってもう一度Xを再起動。で、ダメ。くそっ。Xのうんこたれ。

と、これでよっつ。

特にひとつ目のMP3の問題があまりにショックでショックで。あまりのショックで折角早起きしたのに寝込んでしまい会社には昼過ぎに出社してしまいましたよ(関係者の方すみません)。今日は寸志でございますの次回作「白昼夢夫人」の撮影で、「電送オヤジ」に引き続きエンディング曲を書いた僕は曲中に入る役者さんのセリフを録音する必要があり、どうしても仕事はしなきゃいけなかったから良かったけど、そうじゃなかったらたぶん1日ふとんの中で死んでたね。あまりのショックに。

長いな。まあいいや。

それで、帰って来てから、いろいろ後回しにしてたことをやった。

マウスカーソルはマシンを再起動したら動いた。

/etc/conf.d/netは落ち着いて/etc/conf.d/net.exampleの中を見たら書き直すところは本当に一部だったのですぐに直せた。ただ、デフォルトゲートウェイの設定をroutes_eth0とかでやるのは、いまいち伝わらなかったよ>Gentooの人。最初、IPアドレスは振れるのにゲートウェイが設定できず、という状態になって悩んでしまった。「gateway」という単語でファイル内を検索しても、関係なさそうなところしかヒットしなかったしさ。

Folder.jpg等はWindows Media Playerで「マイ ミュージック」をフォルダの監視対象から外し、というかフォルダの監視対象を全部削除し、そんで「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外してから検索をかけてひとつひとつ不要なファイル消していった。検索するときは「Desktop.ini」で検索するのが正解だったみたい。で、そのあとはSyncToyでファイルの削除を同期。やれやれ。

で、問題のMP3の件。いろいろ検索してみたんだけどキーワードが悪いのか何もヒットしない。MP3の規格書なんか読む気力はないからちょっと実験してみた。サイン波(ピーって音)だけの5秒のWAVEファイルを作って、それをiTunesでMP3にエンコードしてみた。するとなんと、やっぱりファイルの最後に無音部分ができるじゃないの!しかもファイルの最後だけじゃない、先頭部分にも無音が!なんてこと!キレそうになったけど誰にキレていいかわからないので困った。で、音の長さも少し変わって、5秒じゃなく5.068秒になってる。なんだそりゃああああああ!音質が劣化するのは我慢するが無音部分が入ったり音の長さ自体変わるのは許せん。規格を作ったヤツはバカなんじゃないか?もしくは音に関心がないか。まあ本当はバカじゃなくてお利口さんで、音にもスゴイ興味あるんだろうけどさ。で、念のためlameの方でもエンコードしてみた。すると今度は5.042秒に。なるほど、少し挙動は違うのね。最初と最後に無音が入るのは同じだけど。なんだよまったく。バカ。で、もう少し曲として連続してるはずのファイルを開いて調べてみたところ、昔RealPlayerエンコードしたやつは、ケツの部分、無音になってなかった。ほっとして先頭を見たら無音だった。ガクッ。つーか実際に言ったね、「ガクッ」って。まあウソだけど。でもさ、RealPlayerでケツが無音になってないってことは、規格の問題じゃなくて実装の問題なんじゃないの?誰か最初と最後に無音が入らないMP3のエンコーダ作ってくんないかな。ああ、ちなみにAACエンコードしたら大丈夫なのかもって思ったけれど、AACを開ける音声編集ソフトが見つからなかったんで諦めた。でもなあ、無音が入らないエンコーダができたら、またエンコードしなおすの?それも憂鬱。超ブルー。千曲ぐらいにはなりそうな予感が。最初のうちは「ザ・コレクターズキング・クリムゾン」をちゃんと買ってたし、ライブアルバムも結構多いし、つーかプログレが多いし。やだなあ。

そんなわけで、4連発でアタマに来て大変な一日でした。

おわり。